ハンガリー国鉄（MAV）は今年秋にもブダペスト市内とブダペスト国際空港を結ぶ高速鉄道の建設計画を政府に提出するもようだ。MTI通信が27日報じた。現在、同プロジェクトについてMAVの委託を受けた中国鉄道建築（CRCC）が実現可能性調査（フィージビリティ―スタディー）を進めており、2ルートの計画案を作成している。計画書の提出を受け、政府がルートを決定し、建設プロジェクトを認可した場合、両社は共同で鉄道路線の設計を開始するという。着工はその1年後になる見通しで、投資総額は400億～800億フォリントとなるもよう。
\現在、ブダペスト市内からリスト・フェレンツ国際空港への鉄道アクセスは、ターミナル1のみとなっている。ターミナル2には空港駅からさらにバスを利用しなければならない。
\マレーブ・ハンガリー航空が今年2月に経営破たんし、運航を停止したため、空港利用者が大幅に減少。ターミナル1が今月から5年間の予定で閉鎖された。現在はターミナル2のみが運営されている。このため、市内とターミナル2を直接結ぶ鉄道の開設が急務となっている。(1HUF＝0.35JPY)
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