国営のチェコ航空(CSA)がこのほど発表した2011年通期の最終損失は2億4,100万コルナ(930万ユーロ)となり、前年の7,600万コルナから大幅に悪化した。売上高は169億コルナで前期実績の215億コルナから後退した。運行便数は17.4%、利用旅客数は7.5%、それぞれ縮小した。
\保有航空機数は26機で前期の約半分に減少した。昨年末時点の従業員数も1,477人で1年前の半分以下となった。減員の理由は、操縦士と客室添乗員を除く従業員を持ち株会社のチェスキー・アエロホールディングに移管したためだ。同持ち株会社はCSAのほかプラハ空港を傘下におさめる。
\チェコ政府は事業再編でCSAの早期売却を狙っている。(1CZK=3.94JPY)
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