ポーランド政府が輸出市場拡大のための新措置を導入する。輸出が活発ではないが将来性があるカザフスタン、カナダ、ブラジル、アルジェリア、トルコへの輸出に積極的な企業に、1国あたり250万ズロチをマーケティング助成金として供与する計画で、政府は10月までに企業の輸出計画を募るもようだ。Stelmach外務副大臣が6月末、現地日刊紙『ジェチポスポリタ』とのインタビューで明らかにした。
\この5カ国は経済成長が堅調で、ポーランド企業にとって成長が腰折れしたEU圏よりも事業成長への貢献を期待できると政府は見ている。輸出企業連合のTwalog会長も、金融不安を背景にEU諸国への輸出が落ち込む中、政府の支援策を歓迎している。今年1-4月の輸出高は前年同期比1.5％減の448億ユーロで、ユーロ圏への輸出が2.6％減少した半面、ロシア、ベラルーシ、ウクライナへの輸出は2割増と好調だった。
\HSCB銀行は、ポーランドが中期的に世界の輸出成長率ランキングで上位につけ、輸出高が2026年までの15年間で119％増加すると予測している。
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