バイオテクノロジー

「GM作物に害虫の成長促進効果」=独シンクタンク

生物工学の影響を専門家の立場から評価する独立系シンクタンク、テストバイオテックは2日ベルリンで、米モンサント製の遺伝子組み換え(GM)大豆「インタクタ」には特定の害虫の生育を促進する効果があることが分かったと発表した。イ […]

バイエル―樹脂部門を分離・上場へ―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は18日、樹脂部門バイエル・マテリアル・サイエンス(BMS)の分離・上場計画を発表した。同部門は収益力が弱く、以前から分離・売却観測が出ていた。バイエルは今後1年半以内にBMS

バイエル―農業科学部門で研究開発に年10億ユーロ―

独バイエルの農業科学子会社バイエル・クロップサイエンス(モンハイム・アム・ライン)は17日、農薬と種苗の開発に年およそ10億ユーロを投じる方針を明らかにした。世界需要の拡大に対応、ニーズに見合った製品を市場投入する考えだ

メルク―米試薬大手シグマ・アルドリッチ買収へ―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は22日、試薬大手の米シグマ・アルドリッチを買収することで合意したと発表した。ライフサイエンス産業向け事業を強化する狙い。今後、シグマ・アルドリッチの臨時株主総会で株主の支持を

メルク―バイオシミラーの開発費拡大―

製薬大手の独メルク(ダルムシュタット)は18日、バイオシミラー(バイオ医薬品の後発薬)の開発強化方針を明らかにした。現在フェーズ1段階(治験の第1段階)にある医薬品の開発状況に応じて、同分野の開発費を今年の1億ユーロから

ベーリンガー・インゲルハイム―独で人員削減へ―

製薬大手のベーリンガー・インゲルハイム(インゲルハイム・アム・ライン)がドイツ本国の従業員およそ1,000人を削減する計画だ。コスト削減プログラム「ジャーニー」を受けた措置で、ドイツでは経費を15%(4億5,000万ユー

「60歳から週3~4日勤務を」、化学労組が要求

独化学労組IG BCEは17日、高齢労働者の勤務体制柔軟化を来年の労使交渉で雇用者サイドに要求する方針を固めた。60歳以上の労働者が週当たりの労働時間を短縮できるようにする考え。要求内容を今後、具体化し11月に正式決定す

エボテック―マイルストーン収入が入らない恐れ―

独バイオ企業エボテック(ハンブルク)は9日、イスラエルの同業アンドロメダ・バイオテックから今年、入金予定のマイルストーン340万ユーロを取得できない恐れがあると発表した。アンドロメダとは現在、協議しているものの、取得不能

ロシュ―米バイオ企業を83億ドルで買収へ―

スイスの製薬大手ロシュ(バーゼル)は24日、米バイオ企業インターミューンを買収すると発表した。インターミューン経営陣の支持を得ており、今後、株式公開買い付け(TOB)を実施。全株を取得して吸収合併する意向だ。当局の承認を

バイエル―時価総額が11年前の10倍以上に―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が好調だ。けん引車となっているのは製薬部門。経営不振に陥った2003年以降に行った一連の選択が奏功しているようだ。経済紙『ハンデルスブラット』が21日付で報じた。 バイエルの時

化学業界の研究開発費、100億ユーロ突破

独化学工業会(VCI)が19日発表した独業界(製薬を含む)の2013年の研究開発費は前年比8.2%増の105億ユーロとなり、初めて100億ユーロの大台に乗った。独製造業では自動車、電機業界に次いで3位に付けている。 化学

武田薬品工業―独で特殊薬販売強化へ―

武田薬品工業がドイツで、投与対象が限られた特殊な医薬品の販売を強化する。利益率が高いためで、泌尿器科、呼吸器疾患、がん、外科、慢性大腸炎分野の製品を重点投入していく。独子会社、武田ファーマ・フェアトリープ(Takeda

バイエル―売上見通し下方修正―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は7月30日の決算発表で、2014年12月通期の売上高予測を従来の410億~420億ユーロから410億ユーロに下方修正した。ユーロ高を受けて売り上げが目減りしているため。 14

BASF―石油・天然ガスがけん引、4-6月期増益に―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が24日発表した2014年第2四半期(4~6月)期決算の最終利益は12億9,900万ユーロとなり、前年同期を12.3%上回った。ユーロ高が2億ユーロの減益要因となったものの

シンジェンタ―北米不振など響く、上期増収幅1%に―

スイスの農業科学大手シンジェンタ(バーゼル)が23日発表した2014年6月中間期の売上高は前年同期比1%増の85億800万米ドルと小幅な伸びにとどまった。新興諸国の通貨下落や北米事業の不振が影響。為替の影響を除いたベース

ロシュ―フラン高が直撃、上期減収減益に―

スイスの製薬大手ロシュ(バーゼル)が24日発表した2014年6月中間期の売上高は229億7,400万スイスフランとなり、前年同期を1%下回った。米ドルや円に対するフラン相場の上昇が響いた格好。為替の影響を除いたベースでは

キアゲン

バイオ大手の蘭キアゲンは28日、がん血液検査の開発で製薬大手の英アストラゼネカと提携すると発表した。アストラゼネカの肺がん治療薬「イレッサ」の投与が効果を上げるかを患者の血液を調べて医師がすみやかに把握し、適切な治療薬を

独企業の2社に1社が産業スパイの標的に

独セキュリティサービス会社コーポレート・トラストなどがこのほど実施したアンケート調査で、過去2年間にハッカー攻撃や通信傍受など産業スパイの標的となった、あるいは狙われた形跡があると回答した独企業は2社に1社に上った。産業

ノバルティス―4~6月増収増益に、新製品が好調―

スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)が17日発表した2014年第2四半期(4~6月)の純利益は25億8,500万ドルとなり、前年同期比で3%増加した。特許薬の新製品販売と新興国事業が好調だったことが大きい。売上高は2

モルフォシス

独バイオ企業モルフォシスは18日、同社の抗体ライブラリー「Ylanthia」の特許が米国特許商標庁(USPTO)と中国国家知識産権局(SIPO)から承認されたと発表した。特許番号は米国が「US 8,685,896」「US

エボテック

バイオ医薬品開発の独エボテックは8日、フラウンホーファー分子生物学・応用生態学研究所(IME)と提携すると発表した。両者の技術や研究資産を持ち寄り、様々な病気の新たな治療薬を開発する。エボテックはバイオ医薬品開発の初期段

5月製造業売上1.9%減に、食品・素材が足かせに

ドイツ連邦統計局が8日発表した2014年5月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.9%減となり、2カ月ぶりに後退した。国内とユーロ圏(ドイツを除く)がそれぞれ3.4%、2.3%の幅で

ロシュ―米バイオ企業を買収―

スイスの製薬大手ロシュ(バーゼル)は2日、米国のバイオ企業セラゴン・ファーマシューティカルズを完全買収することで合意したと発表した。がん治療薬事業を強化する狙いで、セラゴンを米バイオ子会社ジェネンテックに統合する。セラゴ

メルク―次世代抗がん剤開発で米メルサナと提携―

製薬大手の独メルク(ダルムシュタット)は6月24日、次世代抗がん剤の開発に向けて医薬品開発の米メルサナ・セラピューティックスと提携すると発表した。メルサナが持つ「フレキシマー」技術を用いて抗体薬物複合体(ADC)を共同開

Actelion Ltd―肺高血圧治療薬のフェーズ3で成果―

スイスのバイオ製薬大手Actelion(アルシュヴィル)は16日、肺動脈性肺高血圧(PAH)治療薬「Selexipag(開発記号:NS-304)」の第3相臨床試験(フェーズ3)で有意義な成果が出たと発表した。今後は販売許

GM作物の栽培認可で加盟国に禁止権限、環境相理で正式合意

EU加盟国は12日、ルクセンブルクで開いた環境相理事会で遺伝子組み換え(GM)作物の認可ルールについて協議し、EUが栽培を認可した場合でも加盟国が独自の判断で禁止できるようにすることで合意した。GM作物に対するEU市民の

独製造業売上3カ月ぶりに増加、4月は+0.5%に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2014年4月の製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.5%増となり、3カ月ぶりに拡大した。ユーロ圏外が0.3%減少したものの、ユーロ圏(ドイツを除く)と国内がそれ

クラウド利用率、最も高い業界はICT

独情報通信業界連盟(Bitkom)は3日、クラウドコンピューティングを利用するドイツ企業が全体の40%に上ることを明らかにした。同割合が最も高い業界は情報通信技術(ICT)で、64%を記録。これに金融サービス(56%)、

ロシュ、米医療技術会社ジニアを買収

スイスのロシュは2日、米国の医療技術企業ジニア・テクノロジーズを最大3億5,000万ドルで買収すると発表した。まず現金1億2,500万ドルを支払い、ジニアの実績に応じて最大2億2,500万ドルを上乗せする。 ジニアは遺伝

安川電機―欧州事業好調、売上成長率20%に―

安川電機の欧州事業が好調だ。欧州事業を統括するマンフレート・シュテルン氏への取材などをもとに2日付『ハンデルスブラット』紙が報じたところによると、2014年3月期の売上高は前期比20%増の4億ユーロに拡大。15年までに同

BASF SE―欧州域外の研究開発強化へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は27日、研究開発に占める欧州域外の割合を2020年までに現在の28%から50%に拡大する方針を明らかにした。特に経済成長が目覚ましいアジアと、アメリカ大陸で強化する。重点

Merck KGaA―製薬部門の研究開発費低下―

独製薬・化学大手のMerck(ダルムシュタット)は15日の決算発表で、製薬部門の第1四半期の研究開発費が2億9,800万ユーロとなり、前年同期の3億2,200万ユーロから7%減少したことを明らかにした。開発リスクの軽減策

独バイオ医薬品市場、13年は8.5%拡大

研究開発型製薬工業会(VfA)が7日発表したレポート(『ドイツにおける医療バイオテクノロジー 2014年版』)によると、ドイツ国内のバイオ医薬品市場規模(薬局・病院向け出荷価格ベース)は昨年65億4,500万ユーロとなり

第1四半期の独化学業界売上、前期比横ばい保つ

独化学工業会(VCI)が13日発表した独業界(製薬を含む)の2014年第1四半期(1~3月)の売上高は468億ユーロとなり、高水準だった前期と同じ規模を保った。国内が3.0%増加したことが大きい。国外は米国とアジアが不振

Sartorius AG―米スタートアップ企業を買収―

計量機器・実験器具製造大手の独Sartoriusはこのほど、バイオ医薬品開発向け製品を手がける子会社Sartorius Stedim Biotech (SSB)が米国のスタートアップ企業、 AllPure Technol

バイオ業界、13年は売上・研究開発投資とも縮小

連邦教育・研究省傘下のバイオテクノロジー情報サイトbiotechnologie.deは9日、国内業界動向(速報値)を発表した。それによると、2013年のバイオ企業数は570社に上り、前年に比べ15社増加したものの、業界売

独製造業売上、2月は0.9%減に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2014年2月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.9%減となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。ユーロ圏(ドイツを除く)での売り上げは0.8%増加したものの、

Roche―診断システムの米IQuumを買収―

スイスの製薬大手Roche(バーゼル)は7日、分子診断システムを手がける米IQuumを買収することで合意したと発表した。買収により、クリニックなどの診察現場で速やかに診断を行うポイント・オブ・ケア(POC)の分野に進出す

Evotec

バイオ企業の独Evotecは3月31日、医薬品の開発で英同業Convergence Pharmaceuticalsと提携すると発表した。Convergenceの子会社Panionに鎮痛剤候補の研究・開発を240万ポンドで

Evotec AG―プロジェクトマネジメント会社買収―

バイオ医薬品の開発を手がける独Evotec(ハンブルク)は24日、同分野のプロジェクトマネジメント会社Bionamicsを買収すると発表した。開発対象の医薬品の数を増やす狙い。ヴェルナー・ランターラー社長がロイター通信に

自家培養軟骨でひざ軟骨損傷再生

患者から採取したひざ関節の軟骨細胞を培養して損傷部に移植する自家培養軟骨の事業化に、ドイツのバイオテクノロジー企業2社が取り組んでいる。治験に参加して移植治療を受けた患者は少ないものの、実用化できるほどの効果を示している

Glycotope GmbH―投資会社から臨床費用調達―

バイオ企業Glycotope(ベルリン)は11日、投資会社Jossa Arznei GmbH、ELSA GmbHの2社から臨床試験の資金を調達すると発表した。がん治療薬2種類と不妊治療薬1種類の開発に投じる。両投資会社は

欧州特許出願、今年もサムスンが1位に

欧州特許庁(EPO)は6日、2013年の特許統計の詳細を発表した。それによると、韓国のサムスン・グループは出願件数で2年連続首位を獲得。LGグループも4位につけており、韓国企業は2社がトップ10入りを果たした。日本勢は国

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