ドイツ経済ニュース

インフィニオン―米同業IRFを買収―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は20日、米同業インターナショナル・レクティファイアー(IRF)を買収することで合意したと発表した。電力の制御・供給を行うパワー半導体の分野で事業を強化する狙い。製品の幅や販売地 […]

シーメンス―洋上風力発電タービン67基を受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は21日、英国のダジョン洋上風力発電パークにタービン67基を納入することで、同パークの運営事業者と合意したと発表した。取引金額は5年間のサービスを含めて約5億ポンド(6億5,000万ユ

ヴェスタス―業績予測引き上げ―

風力発電用タービンの世界最大手であるデンマークのヴェスタス(ラナース)は20日の決算発表で、2014年通期の業績予測を上方修正した。コスト削減が順調に進んでいるうえ、今年下半期(7~12月)の販売見通しも良好なためで、売

エアバス・グループ―潜水艦用電子機器合弁から撤退か―

欧州航空宇宙大手のエアバス・グループ(蘭ライデン)が、ティッセンクルップと共同出資する潜水艦用電子機器の合弁会社、アトラス・エレクトロニクからの撤退を検討しているとの観測が浮上している。独日刊紙『ヴェルト』が22日付で報

GEAグループ―組織再編、年コスト1億ユーロ削減へ―

食品産業向け機械大手の独GEAグループ(デュッセルドルフ)は21日、組織再編計画「フィット・フォー2020」を発表した。組織をスリム化して2017年末までにコストを年1億ユーロ以上削減するとともに、持続的な成長の基盤を創

エボニック―樹脂事業再編へ―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)が樹脂部門を再編する計画だ。収益力が低いためで、一部事業で提携や合弁化を視野に入れている。クラウス・エンゲル社長が経済誌『マネージャー・マガチン』に明らかにした。 同社長は他の樹脂メ

ロシュ―米バイオ企業を83億ドルで買収へ―

スイスの製薬大手ロシュ(バーゼル)は24日、米バイオ企業インターミューンを買収すると発表した。インターミューン経営陣の支持を得ており、今後、株式公開買い付け(TOB)を実施。全株を取得して吸収合併する意向だ。当局の承認を

バイエル―時価総額が11年前の10倍以上に―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が好調だ。けん引車となっているのは製薬部門。経営不振に陥った2003年以降に行った一連の選択が奏功しているようだ。経済紙『ハンデルスブラット』が21日付で報じた。 バイエルの時

エトカー―北米で買収、マッケインから冷凍ピザ事業―

食品大手の独エトカー(ビーレフェルト)は20日、カナダ同業マッケイン・フーズから冷凍ピザ事業を取得すると発表した。北米事業を強化する考え。取引金額は明らかにしていない。取引の成立には当局の承認が必要。 マッケインから「エ

エア・ベルリン―運行路線を集約へ―

独航空2位のエア・ベルリンは20日の決算発表で、運行路線を需要が大きいドイツ、オーストリア、スイス、マヨルカ島に絞り込む方針を明らかにした。同社は長期の経営不振に陥っており、事業を絞り込むことで今後3年以内に持続的に利益

ボルシア・ドルトムント

独サッカー一部リーグ(ブンデスリーガ)の有力チームであるボルシア・ドルトムントは21日、増資計画を発表した。既存株主やスポンサーを対象に新株を発行し、1億1,440万ユーロを獲得。債務の圧縮のほか、チームの強化に充て、ブ

MIFA

経営危機に陥っている独自転車製造最大手のMIFAは22日、同社の再建計画に対し債権者の代表などが同意したと発表した。減資と増資のほか、債券の一部を株式化することが柱。株主総会や債権者会議の同意を経てこれらの措置が実施され

独クルーズ客船で痛手、三菱重工の新受注はなしか

三菱重工業が大型クルーズ客船の建造事業から撤退する可能性が出てきた。独アイーダ・クルージズから受注した計2隻(「アイーダ・プリマ」「アイーダ・ミア」)の建造で大きな痛手を負っているためだ。独経済紙『ハンデルスブラット』が

上期電機輸出2.3%増に、6月は同0.4%に減速

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した2014年上半期(1~6月)の電機製品輸出高は前年同期比2.3%増の797億ユーロに拡大した。ハンガリー(17.2%増の21億ユーロ)、ポーランド(12.7%増の27億ユーロ)

カーエアコン冷媒「R1234yf」を大幅値下げか

米複合企業ハネウェルは化学大手のデュポンと共同開発したカーエアコン冷媒「R1234yf」の価格を大幅に引き下げるもようだ。ハネウェルが欧州自動車工業会(ACEA)に宛てた文書をもとに週刊誌『シュピーゲル』が21日、報じた

排ガス規制導入で車両の有害物質排出量95%減少

独自動車工業会(VDA)は19日、欧州排ガス基準の導入で新車の有害物質排出量が導入前に比べ95%減少したと発表した。次期排ガス基準「ユーロ6」対応のディーゼル乗用車では二酸化炭素(CO2)と粒子状物質(PM)の排出量がそ

中国が自動車部品メーカーに圧力、現地企業との合弁を要求

中国当局が国外自動車部品メーカーへの圧力を強めているもようだ。独シリンダーガスケット製造大手エルリングクリンガーのシュテファン・ヴォルフ社長が地方紙『シュツットガルター・ツァイトゥング』に明らかにしたところによると、現地

印独禁当局が自動車14社に制裁金、交換部品で

インドの独禁当局であるCCIが国内外の自動車メーカー14社に制裁金支払いを命じたことが26日、明らかになった。メーカー各社は独立系修理工場などに純正交換部品と診断機器の提供を拒否。独占的な立場を利用して交換部品を高く販売

化学業界の研究開発費、100億ユーロ突破

独化学工業会(VCI)が19日発表した独業界(製薬を含む)の2013年の研究開発費は前年比8.2%増の105億ユーロとなり、初めて100億ユーロの大台に乗った。独製造業では自動車、電機業界に次いで3位に付けている。 化学

マットレスの再販行為でレクティセルに制裁

ドイツ連邦カルテル庁は22日、マットレスメーカーが小売価格を不当に指定していた問題で、調査の終了したベルギー企業レクティセル(Recticel)の独法人(レクティセル・シュラーフコンフォート)に対し制裁金820万ユーロの

独建設業受注、6月は2ケタ減に

ドイツ連邦統計局が25日発表した2014年6月の建設業受注指数(物価調整値)は前年同月比11.9%減と大きく落ち込んだ。比較対象の13年6月は受注水準が極めて高く、その反動が出た格好。14年上半期(1~6月)は前年同期を

ロシア系企業への石油採掘会社売却を政府承認

エネルギー大手の独RWEが石油・天然ガス採掘子会社RWE Deaをロシア系投資会社レターワンに売却する計画を、ドイツ政府が承認した。対ロ制裁の関係で不承認になるとの観測もあったが、所轄官庁である連邦経済省のシュテファン・

電力大手が州と国に損賠請求、原発停止命令で

独エネルギー大手のRWEは25日、国(連邦)とヘッセン州を相手取って損害賠償請求訴訟を起こした。福島原発事故直後にヘッセン州当局が州内のビブリスA・B両原発の稼働を3カ月間、停止するよう命じたことは違法とする判決が確定し

デパートをよく利用する人はわずか24%

デパートを「よく利用する」ドイツの消費者は全体の24%にとどまることが、調査会社ユーガブの調べで分かった。「ほとんど利用しない」は64%、「全く利用しない」は11%に達しており、デパートの地盤沈下が鮮明になった格好だ。

ドイツ鉄道が損賠請求、航空会社のカルテルで

ドイツ鉄道(DB)が欧日などの航空会社を相手取って損害賠償請求訴訟を起こした。ロイター通信が消息筋の情報として19日報じたもので、DBはニューヨークの裁判所に訴状を提出したことを明らかにした。損賠請求額が5億ユーロを超え

入院患者数がやや増加、13年は1,880万人に

連邦統計局の22日の発表よると、ドイツの病院に入院した患者は昨年、のべ1,878万人となり、前年比で0.9%増加した。1人当たりの入院日数は平均7.5日で、前年の7.6日からやや減少。病床数も50万1,000床で、900

被用者が遺骨から金を横領、雇用主に損賠請求権あり

火葬場の被用者が遺骨から金(きん)を取り私物化していた場合、雇用主は損害賠償を請求できる――。最高裁の連邦労働裁判所(BAG)は21日の判決(訴訟番号: 8 AZR 655/13)でそんな判断を下した。 裁判は遺骨に残る

事業税の損金不算入

2008年以降、法人税率の引き下げ(25%から15%)に伴い、事業税が損金として認識されなくなりました(所得税法第4条5b項)。この事業税の損金不算入の違憲性が問われてきましたが、この度連邦財務裁判所(最高裁)は、事業税

上期輸出2.4%増に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2014年上半期(1~6月)の輸出高(暫定値)は5,583億ユーロとなり、前年同期比で2.4%増加した。欧州連合(EU)のユーロ非加盟国向けが9.2%拡大、ユーロ加盟国向けも2.2%伸びた。

卸売物価の下げ幅、5カ月連続で縮小

ドイツ連邦統計局が13日発表した2014年7月の卸売物価指数は前年同月比0.7%減となり、13カ月連続で1年前の水準を下回ったものの、下げ幅は5カ月連続で縮小した。下げ幅の直近のピークは2月の1.8%だった。 7月の卸売

製造業売上、6月はやや増加

ドイツ連邦統計局が8日発表した2014年6月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.4%増となり、2カ月ぶりに拡大した。国内とユーロ圏(ドイツを除く)はそれぞれ0.1%減、0.3%減と

製造業受注11年9月以来の大幅下落に

ドイツ連邦経済省が6日発表した2014年6月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比3.2%減となり、11年9月以来の大幅下落を記録した。低下は2カ月連続。大型受注の規模が極端に少なかったことが影響

シーメンス―病院情報システム事業を米社に売却―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は6日、病院情報システム(HS)事業を電子カルテ大手の米サーナーに現金13億ドル(9億6,300万ユーロ)で売却すると発表した。HS事業は規模が小さく単独では競争に生き残れないため撤退

デュル―航空機組立装置事業を売却―

機械大手の独デュル(ビーティヒハイム・ビッシンゲン)は11日、航空機組立装置事業を同業ブレーティエ・オートメーション(Broetje-Automation)に売却することで合意したと発表した。同取引によりブレーティエは航

フォイト―自動車産業向けサービス会社買収―

独機械大手のフォイト(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)は6日、米国の自動車産業向けサービス会社フェリックス・システムズを完全買収すると発表した。戦略的に重視する北米市場で産業用サービス事業を強化する狙い。取引金額は

ノルデックス―アフリカ市場開拓に意欲―

風力発電タービン大手の独ノルデックス(ハンブルク)がアフリカ市場の開拓に意欲を示している。ユルゲン・ツェシュキー社長は日曜版『ヴェルト』紙に対し、同社の中核市場は現在、21カ国あると指摘したうえで、市場トップ3に食い込め

SMAソーラー―メガソーラーO&M分野で買収―

電子部品大手の独SMAソーラー(ニーステタール)は6日、太陽発電システムインテグレーション事業者の独フェニックス・ソーラーから欧州のメガソーラー運転管理・保守点検(O&M)事業を買収すると発表した。SMAソーラーは主力の

カール・ツァイス・メディテック―円安響く―

カール・ツァイスの医療機器子会社カール・ツァイス・メディテック(イエナ)が14日発表した9カ月期(2013年10月~14年6月)決算の売上高は6億7,370万ユーロで、前年同期比の伸び率が3.8%にとどまった。円安が響い

武田薬品工業―独で特殊薬販売強化へ―

武田薬品工業がドイツで、投与対象が限られた特殊な医薬品の販売を強化する。利益率が高いためで、泌尿器科、呼吸器疾患、がん、外科、慢性大腸炎分野の製品を重点投入していく。独子会社、武田ファーマ・フェアトリープ(Takeda

ランクセス―競争力強化に向け組織再編―

化学大手の独ランクセス(ケルン)は6日の決算発表で、組織再編計画「レッツ・ランクセス・アゲイン」を発表した。同社は主力事業の合成ゴムが競争激化と価格下落の直撃を受けており、組織・事業のあり方を改め、競争力を強化する意向だ

カールシュタット―墺投資会社が買収―

墺不動産投資大手のシグナ・ホールディング(Signa Holding)は15日、経営不振の独デパート大手カールシュタットを完全買収すると発表した。取引価格は象徴的な1ユーロ。カールシュタットの現オーナー、ニコラス・ベルグ

TUI―子会社100社以上を整理へ―

旅行大手の独TUI(ハノーバー)が大規模な事業整理を計画している。フリードリヒ・ヨウセン社長が『ハンデルスブラット』紙のインタビューで明らかにしたもので、英会社TUIトラベルとの合併計画実現後、約650ある子会社のうち1

エルゴ―ギリシャ同業買収、現地損保最大手に―

保険大手の独エルゴ(デュッセルドルフ)は14日、ギリシャ同業ATEインシュアランスを現地提携先のピレウス銀行から完全買収すると発表した。エルゴはギリシャ市場の将来性を高く評価しており、買収により同国損保市場の最大手に浮上

ヒポ・フェラインス銀行―支店数4割削減で労使合意―

伊大手銀行ウニクレディトの独子会社ヒポ・フェラインス銀行(HVB、ミュンヘン)は6日、個人顧客事業の抜本的な改革計画で従業員代表と合意した。パソコンやスマートフォンを通したオンラインバンキングの需要が増え、実店舗の利用者

スイス・ライフ

スイスの保険大手スイス・ライフは13日、ドイツの独立系不動産管理サービス事業者コルプス・シレオを1月1日にさかのぼって完全買収すると発表した。コルプス・シレオの出資者であるケルンボン貯蓄銀行(出資比率50%)、デュッセル

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