6月下旬から7月下旬まで続いた猛暑は企業活動に支障をもたらしているようだ。会計監査大手プライスウォーターハウスクーパース(PWC)がドイツ企業229社を対象に実施したアンケート調査によると、暑さで「病欠が増えた」との回答は大企業で16%、中小企業で7%に上った。「有給を取る社員が増えた」もそれぞれ21%、16%に達している。
\「売上高が落ち込んだ」と回答したのは大企業が9%、中小企業が6%だった。飲料販売店やエアコン・扇風機メーカーは売り上げを増やしている。
\職場の暑さ対策として「扇風機を購入した」企業は半数を超え、「飲料水を提供した」も3分の2以上に上った。一方、ドレスコードの緩和や勤務時間の柔軟化についてはそれぞれ半数が「実施していない」と回答。「自宅勤務を認めた」も5%にとどまった。
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