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2013/7/3

企業情報

エーザイ―抗てんかん剤の独販売を一時中止へ―

この記事の要約

エーザイは6月25日、抗てんかん剤「Fycompa」のドイツ販売を一時中断すると発表した。既存薬よりも優れた効果がないとの結論を医師と健保の代表からなる連邦合同委員会(G-BA)が下した結果、販売価格の引き下げを余儀なく […]

エーザイは6月25日、抗てんかん剤「Fycompa」のドイツ販売を一時中断すると発表した。既存薬よりも優れた効果がないとの結論を医師と健保の代表からなる連邦合同委員会(G-BA)が下した結果、販売価格の引き下げを余儀なくされたためだ。エーザイは販売中断後も同薬を必要とする患者が引き続き服用できるよう特別プログラムを実施する。

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ドイツでは医療費抑制を目的とする新規特許薬の価格取り決めに関する法令(Amnog)に基づき、G-BAが国内で発売された新薬の薬効を評価。既存薬に比べて高い効果がないと判断された医薬品は、評価で用いられた比較治療薬と同レベルの価格でしか販売できなくなる。エーザイはFycompaに対するG-BAの評価方法に問題があると批判しているものの、販売を続けるためには価格を引き下げる以外に手段がないため、販売中断を決定した。

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同薬はてんかん患者の部分発作に対する併用療法として欧州連合(EU)の欧州委員会から2012年7月に承認された。ドイツでは同9 月に販売を開始、3,000 人が使用している。

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