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2013/7/3

経済産業情報

ディスカウントスーパーが30年ぶりに減少

この記事の要約

ドイツのディスカウントスーパーの店舗数は昨年、前年を69店下回る1万6,393店となり、30年ぶりに減少した。価格重視の消費者が減ってきたことが影響したもようだ。従来型スパーマーケットの店舗数は300店以上増えて1万50 […]

ドイツのディスカウントスーパーの店舗数は昨年、前年を69店下回る1万6,393店となり、30年ぶりに減少した。価格重視の消費者が減ってきたことが影響したもようだ。従来型スパーマーケットの店舗数は300店以上増えて1万505店に達した。流通市場調査機関EHIのデータをもとに6月28日付『ヴェルト』紙が報じた。

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従来型スーパーの店舗数は2008年に比べると840店舗、増加した。都心部に住む高齢者や子なし共稼ぎ夫婦、高収入の独身者が増えたことが背景にある。これらの消費者は価格よりも品質を重視。商品の原産地にこだわったり、店内の雰囲気を楽しんだりする。ディスカウントスーパーはブランド製品を置くなど、新たな方向性の模索に乗り出した。

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