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2013/7/3

経済産業情報

新車の省エネ性能、最多はCランク

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)は6月26日、2012年に国内で登録された新車(乗用車)の省エネ性能に関する統計を発表した。それによると、最も登録台数が多かったのは「C」ランクで、全体の30.6%を占めた。最もエネルギー効率が […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)は6月26日、2012年に国内で登録された新車(乗用車)の省エネ性能に関する統計を発表した。それによると、最も登録台数が多かったのは「C」ランクで、全体の30.6%を占めた。最もエネルギー効率が高い「A+」にランクされた車は1.5%、最も効率が悪い「G」にランクされたのは0.9%だった。小型車は燃費自体は良いものの、車両重量の割には二酸化炭素(CO2)排出量が多く、「C」ランクが4台に1台以上(27.4%)、「D」ランクが5台に2台以上(43.2%)となった。

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自動車の省エネ性能ランクは2011年12月、冷蔵庫などの白物家電ですでに導入されているエコラベルに倣って導入された。燃料消費量とCO2排出量に車重を加味して評価され、最も省エネ性能が高い「A+(深緑)」から最も低い「G(赤)」までの8段階がある。

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12年に新規登録された主要ブランドのうち、「A+」が最も多かったのはトヨタ/レクサスで17.5%に達した。ハイブリッド車の販売が多いことが反映された格好で、2位オペル(同4.1%)、3位ルノー/ダチア(3.8%)を大きく引き離している。

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「A+」と「A」ランクを合わせた比較では、アウディが33.6%でトップ。2位はBMW(29.3%)、3位はプジョー(25.2%)だった。

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Dランク以下のモデルが最も多かったのはルノー/ダチア(60.2%)、フィアット(58.5%)、現代自動車(53%)。

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