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2014/2/5

経済産業情報

独機械業界受注、12月は6%減に

この記事の要約

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4日発表した独業界の2013年12月の新規受注高は前年同月比で実質6%減となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。国内とユーロ加盟国が不振で全体が強く押し下げられた格好。VDMAのエコノミストによる […]

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4日発表した独業界の2013年12月の新規受注高は前年同月比で実質6%減となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。国内とユーロ加盟国が不振で全体が強く押し下げられた格好。VDMAのエコノミストによると、クリスマスの関係で12月の決算を早めに締めたり、営業を停止する企業が多かったことが影響した可能性もあるという。

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国内受注は10%減少、国外も同4%落ち込んだ。

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特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、10-12月期は前年同期比で実質3%減だった。国内が4%、国外が2%の幅でそれぞれ落ち込んでいる。

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2013年通期の受注高は前期比2%減。国内と国外がともに2%後退した。世界経済の先行き不透明感を受けて設備投資を見合わせる企業が多かったことが響いた。

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独業界の13年生産高は前年比1%減の約1,950億ユーロとなり、4年ぶりに後退した(昨年12月時点の予測)。今年は3%増加する見通し。

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