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2014/5/28

経済産業情報

コンチネンタルの買収計画に独禁法上の懸念か

この記事の要約

自動車部品大手の独コンチネンタルがゴム製品大手の米Veyance Technologiesを買収する計画について、独連邦カルテル庁が本格審査を開始した。同庁の広報担当者が26日明らかにしたもので、8月25日まで審査すると […]

自動車部品大手の独コンチネンタルがゴム製品大手の米Veyance Technologiesを買収する計画について、独連邦カルテル庁が本格審査を開始した。同庁の広報担当者が26日明らかにしたもので、8月25日まで審査するとしている。

Veyanceはオハイオ州フェアローンに本社を置く企業。世界各地に計27工場を持ち、コンベヤーベルト、ホース、動力伝達ベルト、空気バネを生産している。従業員数は9,000人。13年の売上高は約15億ユーロで、その90%を産業向け製品が占めた。

コンチネンタルは景気変動の影響を受けやすい自動車向け事業への依存度を引き下げる戦略の一環で、Veyanceを投資会社Carlyleから14億ユーロで買収する計画。買収後はゴム製品子会社ContiTechに統合する意向だ。