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2014/7/30

企業情報

ハッチェス―包装業務をポーランドに部分移管―

この記事の要約

デンマーク製菓大手トムスの独高級チョコレート子会社ハッチェスは24日、包装業務の一部をポーランドに移管すると発表した。ハッチェスは赤字が続いており、人件費の低いポーランドへの事業移管でコストを削減。利益を稼げるようにする […]

デンマーク製菓大手トムスの独高級チョコレート子会社ハッチェスは24日、包装業務の一部をポーランドに移管すると発表した。ハッチェスは赤字が続いており、人件費の低いポーランドへの事業移管でコストを削減。利益を稼げるようにする意向だ。

これまで会社所在地のブレーメンで行ってきた包装業務を来春、ポーランド西部のレシュノに部分移管する。レシュノにはトムスの工場があり、これを活用する計画。プラリネや板チョコなど製品本体の生産は引き続きブレーメンで行う。

今回の措置の影響を受けるのは従業員350~430人(季節により変動)のうち71人。同社はアウトソーシングの縮小や配置換え、早期退職の募集、フルタイム社員のパート化などを通して対応する考えだ。

ハッチェスは1890年創業の老舗企業で、「ハッチェス」「フェオドーラ」ブランドを展開している。トムスには2012年に買収された。昨年の売上高は5,160万ユーロだった。