ドイツ機械工業界の動き

ポーランド車両メーカー、ソフィア地下鉄車両を共同受注

ポーランドの鉄道車両メーカー、ネヴァグ(Newag)が独シーメンスと共同で、ブルガリアのソフィア地下鉄運営会社から、新車両20両を1億4,200万ユーロで受注した。先月実施された入札で最安値を提示したことが決め手となった […]

アフリカ向け機械輸出、過去10年で65%増加

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は4日、同国からアフリカへの機械輸出高が昨年は44億ユーロとなり、2005年の27億ユーロから65%増加したと発表した。ラインホルト・フェストゲ会長は国によって経済の発展度や政治の安定度は大

独機械業界受注が大幅好転、7月は18%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の2015年7月の新規受注高は前年同月比18%増と大幅に伸びた。増加は4カ月ぶり。国内とユーロ圏(ドイツを除く)がそれぞれ43%増、51%増となり、全体をけん引した。ユー

シュトル―中国企業が出資―

横編機製造の独シュトル(ロイトリンゲン)に工業用・家庭用ミシンを手がける中国企業、上工申貝(Shang Gong Group=SGG=)が資本参加するもようだ。dpa通信が報じたもので、SGGは独禁当局の承認を経て出資す

シューラー―独3工場を閉鎖―

墺アントリッツの独プレス機械子会社シューラー(ゲッピンゲン)は8月26日、ドイツにある工場7カ所のうち3カ所を閉鎖すると発表した。新興国での生産が増し国内生産の重要性が相対的に低下しているため。過去の買収で国内工場数が増

ボッシュ―メキシコの湯沸かし器工場が稼働―

複合企業の独ボッシュ(シュツットガルト)は8月28日、メキシコに建設したガス瞬間湯沸かし器工場の開所式を行った。エネルギー効率の高い製品の需要が同国で拡大すると見込んで、メキシコでは同社初の湯沸かし器工場を設置した。同工

プツマイスター―雇用保障協定を締結―

3年半前に中国の建機大手、三一重工の子会社となったコンクリートポンプ製造の独プツマイスター(アイヒタール)は18日、金属労組IGメタルとの間で雇用保障協定を締結したと発表した。買収当初は大幅な人員削減への懸念が従業員の間

ユングハインリヒ―倉庫・保管設備メーカー買収―

フォークリフト世界3位の独ユングハインリヒ(ハンブルク)は11日、倉庫内の輸送・管理設備を手がける独MIASグループを買収することで合意したと発表した。物流システム事業の強化戦略に基づく措置。買収金額は公表しないことで合

独包装機械大手のムルチバック、ブルガリア工場を建設

ブルガリア経済省は12日、ドイツの包装機械大手ムルチバック(Multivac)がソフィア郊外のボズリシュテ工業団地に工場を建設すると発表した。今後3年の投資額は1,500万ユーロに上る見通し。 ムルチバックはブルガリアで

DMG Mori―上期増収増益に―

4月からDMG森精機の子会社となった独工作機械メーカーDMG Mori AG(ビーレフェルト)が7月30日発表した2015年1-6月期(上半期)の売上高は10億9,020万ユーロとなり、前年同期比で5%増加した。ユーロ安

クラウス・マッファイ・ヴェークマン―仏同業と経営統合―

戦車製造の独クラウス・マッファイ・ヴェークマン(KMW)と仏同業ネクスター・システムズは7月29日、経営統合契約に調印した。先進国の軍需予算削減を背景に経営規模が相対的に小さいメーカーは将来の事業見通しが悪化しているため

独工作機械業界、15年売上予測に黄信号

独工作機械工業会(VDW)は7月30日、2015年の業界売上が前年比3%増になるとした従来予測の達成が難しくなってきたことを明らかにした。上半期の売上成長率が前年同期比横ばいにとどまったためで、VDWは「予測の実現は下半

独機械業界受注、3カ月連続減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が7月30日発表した独業界の2015年6月の新規受注高は前年同月を4%下回った。減少は3カ月連続。国内は7%増となり3カ月ぶりに好転したものの、国外が9%落ち込んで足を強く引っ張った。比較対

露投資会社レノヴァ、スイス機械大手スルザーにTOB

ロシアの富豪ヴェクセリベルグ氏が率いる投資会社レノヴァ(Renova)は3日、スイスの機械メーカー、スルザーの株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。ただ、1株当たりの買い取り価格は99.2スイスフラン(93.3ユー

シーメンスとブダペスト大、共同研究プロジェクト完了

独電機大手のシーメンスは21日、ブダペスト工科経済大学(BME)と共同で進めていたパワーエレクトロニクス分野の研究開発プロジェクトが完了したと発表した。電気自動車(EV)の普及を視野に、充電時に生じる配電網への負担を最小

アイクストロン―赤字幅拡大―

半導体製造装置メーカーの独アイクストロン(ヘルツォーゲンラート)が28日発表した2015年6月中間期決算の営業損益(EBITDAベース)は2,180万ユーロの赤字となり、赤字幅は前年同期の1,340万ユーロから63%拡大

トルンプ

工作機械大手の独トルンプが24日発表した2015年6月通期暫定決算の売上高は前期比5%増の27億2,300万ユーロとなり、過去最高を更新した。年商1億8,500万ユーロの医療機器事業を14年8月1日付で売却したにもかかわ

独建機業界、売上予測引き上げ

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は16日、独建機業界の2015年売上予測を引き上げた。1~5月の売上成長率が2ケタ台に達したためで、前年比横ばいの84億ユーロとしていた従来見通しを同4%増の87億ユーロへと上方修正した。

DMG森精機、ウリヤノフスク工場を9月に開所

DMG森精機がウリヤノフスクで建設中の工作機械工場が9月26日に開所するもようだ。。州当局筋の情報として現地メディアが報じたところによると、初期投資額は30億ルーブル(約4,800万ユーロ)で、年産能力は1,000台。

独機械業界が生産予測引き下げ

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は14日、国内機械生産高予測を引き下げた。VDMAが予測の前提としている独連邦統計局のデータが大幅に下方修正されたため、従来予測を堅持できなくなった。 連邦統計局はこれまで、1~4月の独機械

マンツ―業績予測を下方修正―

特殊機械メーカーの独マンツ(ロイトリンゲン)は6月30日、2015年12月期の業績予測を引き下げた。顧客企業からの大きなキャンセルを受けたうえ、電池製造装置の新規受注も振るわないためで、売上高で3億2000万~3億4,0

独機械業界受注、2カ月連続で減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の2015年5月の新規受注高は前年同月を実質2%下回り、2カ月連続で減少した。ユーロ圏(ドイツを除く)からの受注が6%減となり前月(同7%減)に引き続き足を強く引っ張った

独プラスティック・ゴム加工機械業界、売上成長4%見込む

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、独プラスティック・ゴム加工機械業界の売上成長率が今年は実質4%になるとの予測を発表した。来年も2%増え、初めて70億ユーロを突破する見通し。国外売上については今年4%増、来年およそ2

シーメンスのドレッサーランド買収、無条件で承認=欧州委

欧州委員会は6月29日、独電機大手シーメンスが米タービン、コンプレッサー大手ドレッサー・ランドを買収する計画を承認したと発表した。当初は競争上の懸念を示していたが、最終的に問題はないと判断し、無条件で認可した。 シーメン

友嘉実業―工作機械の独MAGを買収―

台湾の大手機械メーカー友嘉実業グループ(FFG)は17日、工作機械製造の独MAGを買収することで基本合意したと発表した。自動車産業向け事業と欧州事業を強化する狙い。取引金額は公表しないことで合意した。10月までに買収手続

シューラー―中国企業を買収―

プレス機械大手の独シューラー(ゲッピンゲン)は23日、中国の同業、揚州鍛圧機械(Yadon)を買収することで合意したと発表した。新たな顧客企業を獲得して現地事業を強化する狙い。取引金額は公表しないことで合意した。 Yad

ポルシェ―クーカの工具製造事業を買収―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社ポルシェAG(シュツットガルト)は19日、独ロボット大手クーカの工具製造事業を買収すると発表した。今後のスポーツ車生産を踏まえた措置と説明している。取引金額は非公開。買収の実現には

ロボット・自動化装置業界、売上記録更新

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が11日発表した独ロボット・自動化装置業界の2014年の売上高(国内売上と輸出の合計)は前年比9%増の114億ユーロとなり、過去最高を記録した。業界の景気は現在も好調で、1~4月の新規受注高

ジームペルカンプ―廃炉事業を強化―

独機械大手ジームペルカンプ(クレーフェルト)は8日、原子力発電向け事業の再編方針を明らかにした。ドイツの原発廃止政策を受けた措置で、需要減が見込まれる放射性廃棄物輸送容器(カスター)事業を縮小。他のタイプの放射性廃棄物用

ケルバー―たばこ製造機械部門で人員削減へ―

機械大手の独ケルバー(ハンブルク)は3日、たばこ製造機械部門で人員整理を行うと発表した。世界的な喫煙規制の強化を背景にたばこ需要が減少し、同社製品の販売も大きく落ち込んでいることに対応する。 たばこ製造機械部門の従業員4

ケットラー―自己管理型経営再建を申請―

乗り物玩具や自転車、フィットネス機器の製造を手がける独ケットラー(エンゼ)は3日、自己管理型経営再建手続きの適用をアルンスベルク区裁判所に申請したと発表した。投資会社による敵対的な買収を回避するとともに、事業を再編するこ

ラインメタル―ポーランドで戦車の共同開発へ―

軍需大手の独ラインメタル(デュッセルドルフ)がポーランドの国営同業PGZ(Polska Grupa Zbrojeniowa)と共同で装輪戦車を開発する。同社の確認を得た情報として経済紙『ハンデルスブラット』が報じたもので

独機械業界受注、4月は2%減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の4月の新規受注高は前年同月を実質2%下回り、2カ月ぶりに落ち込んだ。同受注はこのところ、増加と減少を繰り返しており、VDMAのエコノミストは「機械業界の景気は加速してい

米が最大の機械輸出先に、シェア11.1%

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が22日発表した同国の第1四半期の機械輸出高は366億ユーロで、前年同期の365億ユーロを0.2%上回った。米国向けが17.3%伸びて全体をけん引。輸出総額に占める米国の割合は11.1%に拡

キオン―ユニキャリアの競売入札に参加か―

フォークリフト世界2位の独キオン(ヴィースバーデン)が競合ユニキャリアを買収する考えのようだ。13日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、ユニキャリアの競売入札で4月末に最終オファーを出したという。関係各

DMG Mori Seiki―社名変更―

工作機械大手の独DMG Mori Seiki(ビーレフェルト)は8日の株主総会で、社名を「DMG Mori」に変更すると発表した。同社の戦略提携先であるDMG森精機も「DMG Mori」に改めるという。両社は「DMG M

独工作機械業界、第1四半期受注8%減に

独工作機械工業会(VDW)が4日発表した独業界の2015年第1四半期の新規受注高は前年同期を8%下回った。国内受注が19%減少し、足を強く引っ張った格好。国外も2%落ち込んだ。 比較対象の14年第1四半期は国内受注の規模

独機械受注、3月は4%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4月29日発表した独業界の3月の新規受注高は前年同月比で実質4%増となり、2カ月ぶりに好転した。国外受注が6%増加、国内も1%伸びた。 特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較を

独フエスト、ブルガリア物流拠点を拡張

独オートメーション機器大手フエストがブルガリアの物流拠点を拡張した。同国投資庁がこのほど明らかにしたもので、1,600万レフ(約800万ユーロ)を投じて倉庫と物流施設の規模を2倍に拡大し、生産量の増大に対応する。 フエス

シングルス・テクノロジーズ―債務の株式化へ―

光メディア製造装置メーカーの独シングルス(カール・アム・マイン)は24日、財務再建方針を発表した。減資を行うとともに社債を株式に転換。自己資本を強化して他人資本を削減する。6月9日の株主総会で提案する予定だ。 同社はDV

DMG森精機―独提携先の買収に成功―

DMG森精機は17日、資本・業務提携先の独DMG Mori Seiki(旧ギルデマイスター)の買収に成功したと発表した。13日に終了した株式公開買い付け(TOB)と、TOB計画公表後の個別売買を通して計28.21%を確保

テルモンド―投資会社ロケットなどが出資―

インターネットを利用して暖房器具の選定・販売・設置サービスを手がける新興企業テルモンド(ベルリン)は15日、新旧の投資家から総額600万ユーロの事業資金を調達したと発表した。同社にはこれまで、エネルギー大手のエーオンと投

独食品・包装機械業界、輸出が5年連続で拡大

ドイツ機械工業連盟(VDMA)の食品機械・包装機械部会は21日、独業界の2014年の輸出高が前年比3%増の80億ユーロ弱となり、5年連続で拡大したと発表した。新興国の食品産業で機械化が進んでいることが追い風となっている。

機械業界受注、2月は3%減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の2015年2月の新規受注高は前年同月比3%減となり、3カ月ぶりに後退した。国内が7%減少し、全体を強く押し下げた格好。国外は横ばいを保った。 特殊要因による統計上のブレ

独駆動装置・フルードパワー業界が増収確保

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は13日、同国の駆動装置、フルードパワー業界の売上高が昨年ともに拡大したと発表した。駆動装置は154億ユーロで1%増加。フルードパワーは6%増の66億ユーロと大きく伸びた。 世界市場に占める

フェロシュタール―石化プラントなどでトプソーと合弁―

産業向けプラント建設事業者の独フェロシュタールは3月27日、デンマークの大型設備メーカー、ハルダー・トプソーと共同で合弁会社を設立したと発表した。両社の強みを持ち寄って石油化学、製油、環境プラントの分野で計画から開発、資

中国生産見直しが加速、ユーロ安が追い打ちに

中国での生産を見直す動きがドイツ企業の間で強まっている。現地の人件費高騰のほか、最近はユーロ安が進み、同国で生産して欧州に逆輸入するメリットが大幅に薄れているためだ。日刊紙『ヴェルト』が3月25日付で報じた。 換気装置大

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