ドイツ自動車部品工業界の動き

コンチネンタル、ハンガリーに物流拠点を新設

独自動車部品大手のコンチネンタルが、オーストリアとスロバキアの国境に近いハンガリー北西部に800万ユーロを投じてロジスティックセンターを建設する。70人を雇用し、来年1月からハンガリー、オーストリア市場向けのタイヤを保管 […]

フロントガラス凍結防止技術開発

主にフラットパネルディスプレー用の透明導電膜として使用される酸化インジウムスズ(ITO)を自動車のフロントガラスに応用する技術を、フラウンホーファー被膜・表面技術研究所(IST)の研究チームが開発した。ITOの電導性を利

新しい鋼板鋳造技術をSalzgitterが開発

独鉄鋼大手Salzgitterの鋼板製造部門Salzgitter Flachstahl(SF)がプラントメーカーSMS Siemag(旧SMS Demag)と共同で、新しい薄版鋳造技術の開発に成功した。独自のベルト式鋳造

独カイパー、ブラジルに3番目の工場を完成

自動車座席システム大手の独カイパー(カイザースラウタン)は8月26日、ブラジルのマウアー(サンパウロ近郊)に総額1,100万リアル(約500万ユーロ)を投じて建設していた新工場が完成し、開所式を行った。顧客に近い場所に生

独シェフラー、2010年上半期は30.8%増収

独ベアリング大手のシェフラーは1日、2010年上半期(1-6月)の決算を発表した。売上高は45億6,200万ユーロとなり、前年同期を30.8%上回った。自動車部門と産業部門の両方で需要が回復していることが好業績に反映され

独コンティネンタル、タイヤ空気圧管理システムを開発

独自動車部品大手のコンティネンタルは、タイヤの空気圧をスマートフォンで確認できるシステム「Filling Assistant」の開発を進めている。新車への導入は2013年以降を見込んでいる。 \ 同システムは、空気圧の状

ContiTech AG―中国合弁を完全子会社に―

自動車部品大手Continentalのゴム・樹脂部品子会社ContiTechは8月25日、中国の寧波捷豹集団(Ningbo Jiebao Group)との合弁会社・康迪泰克捷豹伝動系統(ContiTech-Jiebao

Laepple

自動車部品・機械の中堅メーカーLaepple(ハイルブロン)は8月26日の株主総会で工具部門をポルトガルの投資家を中心とするコンソーシアムに売却することを決議、9月1日付で譲渡した。事業再編の一環で、同社は今後もリストラ

独トリメット、ダイカストマシンを拡充

独アルミ部品メーカーのトリメット・アルミニウムはドイツのハルツゲローデ(Harzgerode)とゼンマーダー(Sommerda)の2工場でダイカストマシンを新規導入し、生産能力を強化する。独自動車産業ニュースサイトの『オ

Sued Chemie

独特殊化学大手のズュート・ケミー はリン酸鉄リチウム(LFP)をアジアで増産する計画だ。LFPの需要急増を受けた措置で、パートナー企業とともに、今後12カ月以内に合計で数億ユーロ単位の資金を投入し、LFPの増産体制を整え

独ボイゼン、商用車向け排ガス浄化システム事業に参入へ

ドイツの排ガス浄化システムメーカー、フリードリヒ・ボイゼンは2011年から商用車向けの排ガス浄化システム事業に参入する計画だ。同社のロルフ・ガイゼル社長がこのほど明らかにした。エンジンのダウンサイズ化の動きを受けて乗用車

独ベバスト、カルマンの北米事業を買収

自動車用ルーフシステムなどを生産する独べバストは4日、経営再建中の独カルマンから米国およびメキシコのカブリオレ事業を買収することでカルマンの管財人であるオットマー・ヘルマン氏と合意し、契約を交わしたと発表した。 \ カル

独レオニ、大幅な増収増益

独ワイヤーハーネス大手のレオニが10日発表した2010年上半期(1-6月)の売上高は前年同期比37.5%増の14億660万ユーロに拡大した。主要顧客である自動車業界の景気回復と銅の値上がりによる販売価格の上昇が大幅な増収

Bosch

独自動車部品大手のボッシュ は太陽光発電セル事業を強化する。テューリンゲン州のアルンシュタットに今後数年で5億ユーロ以上を投じ、研究開発部門も含めた同事業の中核拠点を構築する。ボッシュは2008年に太陽光発電セルメーカー

Bosch

独自動車部品大手のボッシュ は近く、中国・湖南省にある長沙工場で小型の低価格車向けにダイナモ電機シリーズの生産を開始する計画だ。同シリーズは3種類の大きさがあり、出力は1.0~1.8kW、回転数6,000回/分の電流は7

Duerr

独機械・設備大手のデュル はこのほど、中国自動車大手の奇瑞汽車から大連工場の塗装設備を受注した。同工場では2011年12月から高級モデルを年20万台、生産する計画。デュルによると受注規模は6,000万ユーロを超える。 \

独エルリングクリンガー、回復続く

シリンダーヘッドガスケット大手の独エルリングクリンガーが10日発表した2010年4‐6月期(第2四半期)決算の最終利益は2,160万ユーロとなり、前年同期の840万ユーロから2.5倍以上に拡大した。世界的な自動車市場の回

独ベーア、トルコ同業と合弁設立

独自動車部品メーカーのベーアは7月30日、トルコのエンジン冷却メーカー、Kale Oto Radyatorと折半出資でイスタンブールに合弁会社を設立したと発表した。同合弁会社は、トルコや同国の周辺諸国に工場を持つ自動車メ

KUKA

独産業用ロボット大手のクカ(KUKA) は3日、某大手自動車メーカーからブラジル工場向けのボディーシェルの製造設備を受注したと発表した。取引規模は5,000万ユーロ前後としている。すでに6月末に契約額の約50%に相当する

PV Automotive

自動車部品の卸売会社PV Automotiveは7月30日、自動車修理チェーンのPit-Stopをルクセンブルクの投資会社Bluoから買収すると発表した。買収後はPit-Stopの運営方式を直営からフランチャイズへと変更

コンティネンタル(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算で1億2,120万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(1億8,980万ユーロ)から黒字に転換。自動車産業の回復に伴い需要が増え、収益が改善した。売上高は66億6,000万ユーロで

独マーレ、ベーア買収で合意

独自動車部品メーカーのマーレとベーアは26日、マーレが段階的にベーアの資本を取得して同社を買収することで合意したと発表した。両社の売上高を単純合計すると約65億ユーロ(2009年通期決算ベース)となり、国内ではボッシュ、

独エーベルスペッヒャー、軽量化技術を強化

自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは28日、英国の技術開発会社リカルドのドイツ法人から吸排気システムの軽量部品を生産する事業子会社プロトテヒニックを買収すると発表した。メディア報道によると、

アイドリングストップ機能、独自動車部品メーカーが開発強化

独自動車部品メーカーのコンティネンタルとロバート・ボッシュがアイドリングストップ機能の開発に注力している。コンティネンタルは低価格の小型車にも搭載できる新システムを開発。ボッシュはオートマチック車向けのシステムの開発を強

TMD Friction

独ブレーキ部品メーカーのTMDフリクション は26日、スコットランドのブレーキライニングメーカー、ユーロフリクション(Eurofriction Ltd)を買収したと発表した。ユーロフリクションは乗用車向けの交換用ブレーキ

Deutz

独エンジン製造大手のドイツ は27日、同社の筆頭株主であるイタリアの農機大手Same Deutz-Fahr(SDF)にトラクター向けの気筒容量4リットル以下のエンジンを供給する基本契約を締結した。ドイツは2013年から新

フーフ、フィコサとの合弁会社を完全子会社に

自動車用のキーロックシステムを生産する独フーフ・ヒュルスベック・ウント・フュルスト(以下:フーフ)とスペインの自動車部品大手フィコサは20日、スペインとポルトガルにおける合弁事業を解消すると発表した。フーフは同日付けで、

独レオニ、通期予測を上方修正

独ワイヤーハーネス大手のレオニは23日、2010年通期の売上予想を当初の24億ユーロ(約10%増)から26億~27億ユーロ(20~25%増)に引き上げると発表した。予想を上回るペースで業績が回復しているためとした。また、

Leoni AG―「事業の第3の柱は長期テーマ」=社長―

自動車部品大手の独Leoni(ニュルンベルク)は中核事業を当面、電線とワイヤーハーネスの2つに絞り、新たな中核事業は当面、構築しない意向だ。同社のクラウス・プロープスト社長が日刊紙『ヴェルト』のインタビューで明らかにした

独ベーア、リストラ計画で労使合意

経営危機にあるカーエアコン大手の独ベーアは14日、リストラ計画で金属労組のIGメタルと合意したと発表した。シュツットガルト工場を9月30日に閉鎖し、ミュールアッカー工場とライヒェンバッハ工場に生産を移管するほか、コルンヴ

独ズードケミー、リン酸鉄リチウム工場をカナダに建設

独化学大手のズードケミーは12日、電気自動車やハイブリッド車に搭載する二次電池の材料となるリン酸鉄リチウムの工場を建設すると発表した。カナダのケベックにある子会社Phostech Lithium Inc.(出資比率:10

Schaeffler Gruppe―アジアに3億ユーロ投資―

ベアリング大手の独Schaeffler(ヘアツォーゲンアウラハ)は19日、今後数年間でアジアに約3億ユーロを投資すると発表した。現地需要の急速な拡大と顧客ニーズに対応するのが狙いで、生産能力と研究開発拠点を強化。グループ

デンソー、ドイツの開発拠点を拡充

デンソーは14日、ドイツにある欧州の開発拠点アーヘン・エンジニアリング・センター(AEC)の拡充工事を終え、7月下旬から稼働すると発表した。延べ床面積をこれまでの2,110平方メートルから3倍以上の6,550平方メートル

独レオニが米ロマック買収、光ファイバー事業を強化

独電線大手のレオニは12日、7月1日付で光ファイバーケーブルなどを製造する米ロマック(RoMack)を買収したと発表した。同社は今回の買収により、製品の幅を広げるとともに、北米・南米事業を強化する。経済危機の影響を受けて

独ヘンケルとBASF、腐食防止技術の研究で合弁設立

独化学大手のヘンケルと独BASFコーティングスは9日、折半出資で合弁会社を設立することで合意したと発表した。自動車用の腐食防止技術を共同で研究・開発する。合弁会社はデュッセルドルフに拠点を置く。カルテル当局の認可を得て、

RWE、EVの充電ンスタンド事業で国外進出

独電力大手のRWEは電気自動車(EV)の充電スタンド事業で国外に進出する。すでにロンドンのプロジェクトに応札したほか、アムステルダムの入札にも参加する計画という。RWEの子会社RWE EffizienzのIngo Alp

Continental

自動車部品大手の独Continentalは9日、5年物の社債を発行し、市場資金7億5,000万ユーロを調達した。金利は8.5%。同社は調達資金をSiemens VDOの買収で膨らんだ債務の圧縮に充てる。Continent

独AKSys、樹脂事業を売却へ

昨年倒産した独自動車部品会社AKSys GmbH(ヴォルムス)の樹脂・断熱材部門の2拠点の売却先が確定した。対象はツィーメッツハウゼン工場(バイエルン州)とケンゲン工場(バーデン・ビュルテンベルク州)で、同部門の残り1拠

独ボッシュ、内燃エンジンの燃費改善も重視

独自動車部品大手のボッシュは電気駆動システムの開発を強化するとともに、内燃エンジンの燃費改善を並行して進めていく方針だ。バッテリー価格が高いため、電気自動車が本格普及するには時間がかかり、今後20年間も内燃エンジンが主流

BASF、電気自動車用バッテリーを開発

独化学大手BASFのアンドレアス・クライマイヤー研究開発担当取締役は7日付の独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』紙のインタビュー記事の中で、国家プロジェクトのパートナー企業とともに電気自動車用のバッテリーを開発する方

Continental

独自動車部品大手のコンティネンタル は2日、小型車向けのアイドリング・ストップシステムを開発したと発表した。主に中国やインドなどの新興国市場での販売を見込んでいる。同システムは、2008年5月に同社が発表した「Basic

Continental AG―2010年売上15%増見込む―

自動車部品大手の独Continental(ハノーバー)は2日、2010年12月通期の売上高が前年の201億ユーロをおよそ15%上回るとの見通しを示し、従来予想(5%増収)から大幅に上方修正した。上半期の業績好調を踏まえた

独ベバスト、ベバスト・ソーラーを完全子会社化

自動車用ルーフシステムなどを生産する独ベバストは6月30日、独太陽電池メーカーのシスタイック(Systaic)から同社との合弁会社べバスト・ソーラーの資本の64%を取得し完全子会社とすると発表した。取引規模は100万ユー

Thyssenkrupp

独鉄鋼大手ティッセンクルップの子会社ティッセンクルップ・スティール・ヨーロッパ は6月25日、同社が特許を持つ加熱成形技術「テイラード・テンパリング」を使って子会社が生産しているBピラーについて、ドイツの自動車メーカーか

Schaeffler

独自動車部品メーカーのシェフラー はこのほど開催したプレスイベントで、軽量でコンパクトなディフェレンシャルユニットを紹介した。AT車の遊星歯車(プラネタリギヤ)のように、歯車が同じ高さに配置されているため、フラットでスペ

独Tedrive Germany、米NEAPCOに身売り決定

2008年に倒産し経営再建中の独自動車部品会社Tedrive Germany(デューレン)の身売り先が決まった。同社は6月25日深夜、ドライブトレインメーカー大手の米NEAPCOに7月1日付で売却することで合意した。NE

Schaeffler Gruppe―有限持ち株会社に―

ベアリング大手の独Schaeffler(ヘアツォーゲンアウラハ)は28日、同日付で有限持ち株会社Schaeffler GmbHを設立したと発表した。2009年に買収した自動車部品大手Continentalとの経営統合をに

国際アルミ見本市、会場をデュッセルドルフに移転

国際アルミ二ウム産業専門見本市(ALUMINIUM)の開催地が、2012年からドイツのデュッセルドルフになる。規模の拡大に伴いこれまでの会場だったエッセン見本市が手狭になったことが理由。デュッセルドルフ見本市(メッセ・デ

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