ドイツ電気電子産業界の動き

インダストリー4.0でシーメンスとテレコムが共同プロジェクト

情報通信技術(ICT)を活用して製造工程のネットワーク化を推進する、インダストリー4.0のパイロットプロジェクトを電機大手のシーメンスと電気通信大手のドイツテレコムが共同で実施する。両社役員への取材をもとに27日付『ハン […]

独電機業界輸出、8月は3.2%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した2014年8月の業界輸出高は124億ユーロで、前年同月を3.2%上回った。比較対象の13年8月は減少幅が7.3%と大きく、その反動が出た格好。1~8月の累計は前年同期比2.9%

鉄道業界売上、上期は18%増に

独鉄道設備業界団体VDBがこのほど発表した独業界の2014年上半期の売上高は52億ユーロで、前年同期を18%上回った。比較対象の13年上半期は売上水準が低く、その反動が出た格好。国外売上が37%増えて、全体を強く押し上げ

シーメンス―人員削減へ、独の発電設備事業で―

電機大手のシーメンス(ミュンヘン)がドイツの発電設備事業で人員削減に踏み切る意向だ。バイエルン放送が15日報じ、同社が追認した。 シーメンスは発電設備と保守点検の需要低迷に苦しんでいる。特にガス発電分野では欧州で新規受注

世界初のLNG発電バージがハンブルク港に

液化天然ガス(LNG)発電設備を搭載したバージ(重い貨物を積んで港湾内を航行する平底の被けん引船)が18日、ハンブルク港に登場した。同タイプのバージは世界初。同港に停泊するアイーダ・クルージズ社の大型クルーズ船に電力を供

RAG財団―オートメーション機器メーカーを買収―

化学大手エボニックの過半数資本を持つRAG財団(エッセン)は7日、中堅オートメーション機器メーカーのハーン・オートメーションを買収することで合意したと発表した。出資先拡大を目指す戦略に沿った措置で、4月に設立した投資子会

独電機業界8月受注3.6%減に

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した2014年8月の業界受注高は前年同月を3.6%下回った。今年は夏休みを8月に設定する州が多かったことが響いた格好で、国内受注が7.9%減と大きく落ち込んだ。ユーロ圏(ドイツを除く

シーメンス―発電設備事業、今後は利益率低下の見通し―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は発電設備事業の収益力が今後、低下すると見込んでいる。大型ガスタービン市場が供給過多に陥っているほか、同社が投資額の引き上げを計画しているためだ。エネルギー部門を統括するリサ・デービス

サムスン電子

サムスン電子がドイツ市場でノート型パソコンの販売を停止する。スマートフォンとタブレットPCに押されて需要が縮小したことを受けた措置で、ウインドウズ搭載のモバイルコンピューターとグーグル・クローム搭載のクロームブックの販売

洋上風力発電所の建設がようやく軌道に

洋上風力発電所の建設がドイツでようやく本格的に進展する見通しだ。これまでは経験がないことから思わぬトラブルが発生し、建設プロジェクトの遅延が相次いでいたが、そうした問題の解決を通してノウハウを獲得。発電大手バッテンフォー

独南部に自動車用バッテリーの研究開発センター完成

バーデン・ヴュルテンベルク太陽エネルギー・水素研究センター(ZSW)は9月26日、西南ドイツのウルムで自動車用リチウムイオン電池の研究開発を目的とする施設の竣工式を行った。世界で最も優れた車両用電池をドイツで生産できるよ

欧州初の自動無人ヘリ試験、DHLが独北部で実施へ

物流大手のドイツポストDHLは9月24日、自動飛行する小型無人ヘリコプターの研究プロジェクトを実施すると発表した。自動無人ヘリの飛行が行われるのは欧州で初めて。昨年12月に実施した無人ヘリの飛行テストを一歩、深化させるこ

クーカ―同業スイスログを買収へ―

オートメーション機器大手の独クーカ(アウグスブルク)は9月25日、スイスの同業スイスログを買収することで合意したと発表した。自動車産業向け事業への依存度を引き下げる狙い。今後、株式公開買い付け(TOB)を実施し、傘下に収

シーメンスが米ドレッサー・ランド買収、BSH持ち分は売却

独電機大手のシーメンスは22日、米タービン、コンプレッサー大手ドレッサー・ランドを買収することで合意したと発表した。買収資金の一部は白物家電の合弁会社ボッシュ・シーメンス・ハウスゲレーテ(BSH)の持ち分売却で賄う。これ

シーメンスが米ドレッサー・ランド買収、BSH持ち分は売却

電機大手の独シーメンスは22日、タービン、コンプレッサー大手の米ドレッサー・ランドを買収することで合意したと発表した。買収資金の一部を白物家電合弁会社ボッシュ・シーメンス・ハウスゲレーテ(BSH)の持ち分売却でねん出。こ

鉄道車両の認可は民間認証機関が実施へ、政府が法改正

ドイツ政府はこれまで連邦鉄道局(EBA)が担ってきた鉄道車両の認可手続きをDekraやテュフズードなど民間の認証機関に委ねる意向だ。技術監査の時間を短縮化し、鉄道会社への車両納入が遅れないようにすることが狙いで、11月に

ヘンケル―放熱材料メーカーを買収―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)は18日、放熱材料製造の米ベルグクエストを買収すると発表した。2016年までに売上高を200億ユーロに拡大する戦略の一環。同社はこの目標の達成に向けて最近、他社買収を積極化している

シーメンス―米でライトレール車両175編成を受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は19日、米サンフランシスコ市の交通当局からライトレール車両175編成を受注したと発表した・受注額は6億4,800万ドル。オプション契約85編成を加えると、同社が米国の近距離鉄道車両市

ノルデックス―過去最大の受注獲得―

風力発電設備大手のノルデックス(ハンブルク)は22日、独プロジェクト事業者PNEヴィントからタービン24基を受注したと発表した。受注額は明らかにしていないものの、単独の受注としては同社史上最大だとしている。ドイツでは8月

軍需産業の空洞化を業界団体が警告

独防衛業界団体BDSVのアーミン・パッペルガー会長(ラインメタル社長)は『南ドイツ新聞』のインタビューで、防衛産業が空洞化する恐れがあると警鐘を鳴らした。国防軍からの受注が減少しているうえ、政府が武器輸出規制を強化してい

独カメラ市場、売上減少率が低下

独カメラ産業連盟(PIV)は11日、今年の国内カメラ売上高が14億5,300万ユーロとなり、2年連続で減少するものの、減少幅は前年の12.2%から4.6%に縮小するとの見通しを明らかにした。状況はそれほど悪くないとしてい

中古スマホの売買が活発に

スマートフォンの新機種が話題となるなかで、中古スマホ市場が活況を呈している。中古の売却で得た資金を新機種購入に充てるユーザーと、「お古」で十分というユーザーのニーズがマッチしているためだ。15日付『ヴェルト』紙が報じたも

セキュリティがスマート家電の大きなカギに

スマート家電への関心が高まるなか、メーカーが自社製品のセキュリティ対策に取り組んでいる。出先から操作できる利便性にはハッカー攻撃の可能性が常に付きまとうためだ。深刻な被害が出ると、消費者がスマート家電の購入をためらう恐れ

ボナフェルデ―焙煎機能付きコーヒーメーカー発売へ―

ベルリンのスタートアップ企業ボナフェルデ(Bonaverde)が自社開発の焙煎機能付きコーヒーメーカーを世界で初めて販売する計画だ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、予約販売した製品の引き渡しを今秋にも

スマホ普及が後押し、スマート家電が主流に

欧州最大の家電見本市IFAが5日、ベルリンで開幕した。今年は家電のネットワーク化が最も関心を集めており、民生通信エレクトロニクス協会のハンスヨアヒム・カンプ監査役会長は「インターネットに接続できない製品をIFA(会場)で

クーカ―事業家が株式10%以上を取得、狙いは不明―

独産業ロボット大手クーカの株式10.018%を独事業者フリードヘルム・ロー氏が取得したことが1日、明らかになった。「戦略的な目的の遂行」が狙いだとしているものの、出資の具体的な意図は明らかにしていない。役員人事に影響力を

WMF―親会社がTOBに成功、上場廃止に―

投資大手のKKRは8月28日、傘下の独キッチン用品メーカーWMF(ガイスリンゲン)に対する株式公開買い付け(TOB)で目標を達成したと発表した。今後は第2位株主のFIBAと共同で持ち株会社を設立。同持ち株会社を通してスク

シーメンス―洋上風力発電タービン67基を受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は21日、英国のダジョン洋上風力発電パークにタービン67基を納入することで、同パークの運営事業者と合意したと発表した。取引金額は5年間のサービスを含めて約5億ポンド(6億5,000万ユ

上期電機輸出2.3%増に、6月は同0.4%に減速

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した2014年上半期(1~6月)の電機製品輸出高は前年同期比2.3%増の797億ユーロに拡大した。ハンガリー(17.2%増の21億ユーロ)、ポーランド(12.7%増の27億ユーロ)

インフィニオン―米同業IRFを買収―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は20日、米同業インターナショナル・レクティファイアー(IRF)を買収することで合意したと発表した。電力の制御・供給を行うパワー半導体の分野で事業を強化する狙い。製品の幅や販売地

半導体大手インフィニオン、米IRFを買収

半導体大手の独インフィニオンは20日、米同業インターナショナル・レクティファイアー(IRF)を買収することで合意したと発表した。電力の制御・供給を行うパワー半導体の分野で事業を強化する狙いで、製品の幅や販売地域を拡充する

シーメンス―病院情報システム事業を米社に売却―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は6日、病院情報システム(HS)事業を電子カルテ大手の米サーナーに現金13億ドル(9億6,300万ユーロ)で売却すると発表した。HS事業は規模が小さく単独では競争に生き残れないため撤退

SMAソーラー―メガソーラーO&M分野で買収―

電子部品大手の独SMAソーラー(ニーステタール)は6日、太陽発電システムインテグレーション事業者の独フェニックス・ソーラーから欧州のメガソーラー運転管理・保守点検(O&M)事業を買収すると発表した。SMAソーラーは主力の

オスラム

照明器具大手の独オスラムは8日、伊同業クレイパーキーを買収することで合意したと発表した。クレイパーキーはショーやコンサートに用いるムービングライトの有力メーカーで、オスラムは買収により娯楽用照明事業を強化する。クレイパー

4-6月期電化製品市場5%拡大、情報機器がけん引

市場調査大手のGfKが14日発表した2014年第2四半期の独電化製品市場規模は128億9,300万ユーロで、前年同期から5.0%拡大した。情報機器が好調で全体が押し上げられた格好。通信機器はこれまでけん引車だったスマート

「テレビは不可欠」が86%に

テレビを必要不可欠と考えるドイツ人の割合が86%に上ることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)の委託で市場調査会社アリスが実施したアンケート調査で明らかになった。14~29歳の若い年齢層でも同回答が87%に達しており、

IPGとETAS、仮想ECU検証ソフト分野で提携

車両運動解析シミュレーションのIPGオートモーティブ(カールスルーエ)と自動車向け組み込みソフトウエア開発会社のETAS(シュツットガルト)は、仮想ECU(電子制御ユニット)検証ソリューション分野で提携する。両社がそれぞ

シーメンス―約30%の最終増益に―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が7月31日発表した2014年4-6月期(第3四半期)の最終利益は前年同期比27%増の13億9,900万ユーロと大幅に拡大した。比較対象の13年4-6月期はリストラ費用(4億ユーロ強)

オスラム―新たに7,800人削減へ―

照明機器大手の独オスラムは7月29日、従業員7,800人を2017年秋までに削減する計画を発表した。従来型電球の需要が急速に落ち込んでいることを受けた措置。同社は現行のリストラプログラム「プッシュ」でも今年末までに8,7

インフィニオン―売上高営業利益率で15%突破―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)が7月30日発表した2014年4-6月期の営業利益は1億7,000万ユーロとなり、前期比で16%増加した。産業、電力向け事業が好調で売上高も6%増の11億1,000万ユーロに拡大

メーカーボット―独提携先を買収―

個人向け3Dプリンター製造の米メーカーボットは1日、独同業ハフナース・ビュローから事業の大半を買収すると発表した。欧州市場の開拓強化に向けた措置。取引金額は明らかにしていない。 ハフナース・ビュローはシュツットガルトに本

シーメンス、4~6月期は27%増益

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が7月31日発表した2014年4~6月期(第3四半期)の最終利益は13億9,900万ユーロとなり、前年同期比から27%増加した。前年同期のような多額のリストラ費用(4億ユーロ強)を計上

ウィンコール・ニックスドルフ―業績予測引き下げ―

ATM、POSシステム大手の独ウィンコール・ニックスドルフ(パーダーボルン)は28日の決算発表で2014年9月通期の売上高予測を従来の「前期比4%増」から「横ばい」に引き下げた。新興国とドイツを除く欧州事業が振るわないた

シーメンス

電機大手の独シーメンスは16日、ヘルスケア部門に属するマイクロバイオロジー事業を米ダナハーの臨床検査製品子会社ベックマン・コールターに売却することで合意したと発表した。診断製品分野の経営資源を収益力の高いインビトロ事業に

世界初の「アクティブハウス」登場き、お隣さんの分も発電

自然エネルギーを使い、自宅で消費する電力の2倍の電力を供給できる世界初のスマートエネルギーハウス(「アクティブハウス」)がこのほど、シュツットガルトで公開された。「B10」と名付けられた同実験住宅はシュツットガルト大学と

シーメンス―米ドレッサー・ランド買収を計画か―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が米タービン大手ドレッサー・ランドの買収を計画しているもようだ。『マネージャー・マガチン』誌がシーメンス社内から得た情報として17日付のオンライン版で報じた。シーメンスはコメントを控え

石炭発電所向け輸出支援、環境相が大幅削減を要求

ドイツのバーバラ・ヘンドリックス連邦環境相は11日、石炭発電所の輸出を公的融資支援の対象から原則として除外すべきだとの考えを表明した。環境保護団体や国際的な批判を踏まえて見解。ドイツが環境・温暖化対策を理由に、二酸化炭素

ロバート・ボッシュ―風力タービン事業売却へ、交渉先はZFか―

自動車部品大手の独ロバート・ボッシュ(シュツットガルト)が産業機械子会社ボッシュ・レックスロートの風力発電タービン事業売却に向けて交渉している。地方紙『ニュルンベルガー・ナハリヒテン』が報じ、同社が追認したもので、交渉が

ドレーガーヴェルク―業績予測引き下げ―

医療・セキュリティ機器製造の独ドレーガーヴェルク(リューベック)は15日、2014年通期の売上高営業利益率(EBITベース)を従来見通しの6.5~8.5%から4.5~6.5%に下方修正した。ユーロ高と一部地域での販売不振

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