バーデン・ヴュルテンベルク太陽エネルギー・水素研究センター(ZSW)は9月26日、西南ドイツのウルムで自動車用リチウムイオン電池の研究開発を目的とする施設の竣工式を行った。世界で最も優れた車両用電池をドイツで生産できるようにすることが狙い。同施設には車載リチウムイオン電池を量産に近い環境で生産するための設備がそろっており、高品質なセルを1日に数百個、生産できるという。来年初頭からダイムラー、BMW(自動車)、BASF、ロックウッド・リチウム、SGL(素材)、ボッシュ、エルリングクリンガー(自動車部品)、シーメンス(電機)、マンツ(機械)がプロジェクトを開始する。
同施設には国が2,570万ユーロ、バーデン・ヴュルテンベルク州が600万ユーロの補助金を交付している。