欧州自動車部品工業界の動き

仏フォルシア、ローディアと軽量シート部品の開発で協力

仏自動車部品大手のフォルシアは19日、同国の特殊化学大手のローディアと自動車用シート部品の軽量化で協力すると発表した。開発プロジェクトはすでに開始しており、2014年にも新製品を量産化できる見通し。 \ 両社は2009年 […]

仏ミシュラン、自己修復タイヤを開発

仏タイヤ大手のミシュランは同社が主催するイベント「ミシュラン・チャレンジ・ビバンダム」で自己修復タイヤなどの新技術を発表した。 \ 自己修復タイヤは、タイヤがパンクした際の空気漏れを防ぐ仕組み。従来はタイヤの穴をふさぐた

ブレンボの1-3月期は増収増益

ブレーキシステム大手の伊ブレンボが12日発表した2011年1-3月期決算は、純利益が前年同期比68.6%増の1,120万ユーロに拡大した。世界的な自動車市場の回復が追い風となり、売上高は前年同期比27.9%増の3億1,2

J.C、仏サフトとの合弁解消に向け法的措置

米自動車部品大手のジョンソンコントロールズは18日、仏サフトと設立した合弁会社ジョンソンコントロールズ・サフトの解消に向け、米国のデラウエア衡平法裁判所に法的手続きを申し出たと発表した。将来の方針についてサフトと合意でき

伊藤忠の英タイヤ販売大手買収を承認

欧州委員会は12日、伊藤忠商事が英タイヤ販売大手のクイック・フィット・グループを買収する計画を承認したと発表した。伊藤忠商事は3月、仏投資会社PAIパートナーズが保有する同グループの全株式を6億3,700万ポンド(約85

サンゴバン・セキュリット、凍結防止フロントガラス開発

仏ガラス・建材大手のサンゴバン傘下のサンゴバン・セキュリット(SGS)はこのほど、凍結防止機能を持つ新たなフロントガラス「SGSクリマコート」を開発した。導電性のある透明薄膜でコーティングしたもので、ガラスを直接温めるこ

Total Petrochemicals

仏トタル・グループ傘下の石油化学大手トタル・ペトロケミカルズ はこのほど、2013年春からベルギー・フェルイ工場で次世代の膨張ポリスチレンフォーム(EPS)を生産する計画を発表した。生産能力年8万トンの設備を使い、従来品

蘭トムトム、通期見通しを下方修正

蘭モバイルナビゲーションシステム大手のトムトムは4月27日の今年第1四半期決算発表で、通期の売上高見通しを当初の「15億2,100万ユーロ」から「14億2,500万~14億7,500万ユーロ」に引き下げた。スマートフォン

米デルファイ、新たなスマートキー開発

米自動車部品大手のデルファイは、携帯端末から車両の状態のチェックやカーエアコンなどを設定できる新たなスマートキー(キーフォブ)システムを開発した。短距離無線通信規格であるNFCを利用してキー型のデータスティックと携帯端末

オートリブ、ヘラ子会社から独占ライセンス取得

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは19日、独自動車部品大手ヘラの子会社ヘラ・アグライア・モバイル・ビジョンから、先進的な自動車用ビジョンシステムの独占ラインセンス契約を取得することで合意したと発表した。カメ

フォルシア、1-3月期は24%の増収

仏自動車部品大手のフォルシアが19日発表した2011年1-3月期の連結売上高は39億6,300万ユーロとなり、前年同期から23.7%増加した。北米やアジアでの販売好調が増収に貢献した。 \ 製品売上高は前年同期比22.5

J.コントロールズ・サフト、北京汽車に電池供給

米ジョンソンコントロールズと仏サフトの合弁会社ジョンソンコントロールズ・サフトは20日、北京汽車工業(BAIC)と同社の電気自動車(EV)部門である北京電気自動車(BEVC)にEVとハイブリッド車(HEV)向けにリチウム

水素化マグネシウム分子による水素貯蔵システムモデルを研究

オランダのフローニンゲン大学とドイツのデュースブルク・エッセン大学の研究チームはこのほど、少数の水素化マグネシウム(MgH2)分子で構成される粒子(クラスター)が水素貯蔵システムのプロセス研究で役立つとする研究成果をまと

ヴァレオ、中国事業を強化

仏自動車部品大手のヴァレオはこのほど、中国に建設していた技術センターと新工場を稼働させた。中国市場の事業を強化する同社の戦略の一環で、深センにエレクトロニクス技術センター、温嶺(れい)にワイパー工場を新設した。同社が1日

J.コントロールズ、革新的な後部座席シートを発表

米自動車部品大手のジョンソンコントロールズはこのほど、ピックアップトラック向けに新たに開発した後部座席「Slim Stow Seat」を発表した。同シートは折りたたむ際の収納スペースを従来より33%削減したコンパクトなデ

震災の影響、欧州部品メーカーにも

日本の大震災の影響が欧州の部品メーカーの業績に影響を及ぼすとの見方が出ている。米格付け会社のムーディーズはこのほどまとめたレポートの中で、(日本からの)部品調達が難航していることから日本メーカーが欧州や米国の工場で生産規

オートリブ、中国・長春に新工場建設

スウェーデン自動車安全システム大手のオートリブは3月29日、中国の長春で新工場の建設を開始したと発表した。新工場は同拠点にある旧工場に代わるもので、中国の自動車市場の急成長を受けて生産能力を強化する。 \ 新工場の建設投

リーター、自動車部門を分離

スイスの自動車部品・紡績機械メーカーであるリーターは21日の決算報告会で、自動車部門(リーター・オートモーティブ)を分離独立させる方針を明らかにした。新会社の名称はアウトネウム(Autoneum)とし、スイス証券取引所(

オートリブ、「震災の影響大きくない」

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは14日、同社の日本の生産拠点は東日本大震災の直接的影響を受けておらず、社員を退避させる計画もないことを明らかにした。 \ オートリブは筑波、厚木、愛知、広島の4カ所に工場を

震災による部品不足、欧州工場に影響も

東日本巨大地震と福島第一原発事故により日本の部品メーカーの生産や物流に影響が生じていることを受けて、欧州の自動車関連工場の生産に影響が生じる懸念が生じている。特に半導体やエンジン部品、燃料噴射装置などの電子部品の不足が生

マグナ、受託生産事業を強化へ

カナダ自動車部品大手のマグナ・インターナショナルは、自動車の受託生産事業を強化する。新工場を建設する計画があるほか、オーストリア子会社マグナ・シュタイヤーのグラーツ工場では今年の生産が前年実績を上回る見通し。5日付の独業

伊藤忠、英タイヤ小売最大手を買収

伊藤忠商事は3日、英タイヤ小売り最大手のクイック・フィットグループ(Kwik-Fit Group)を買収することで合意したと発表した。タイヤ事業を強化する戦略の一環で、欧州系ファンド、ピーエーアイ・パートナーズ(PAU)

SBリモーティブの米子会社、米ビッグ3から開発受注

独自動車部品大手のロバート・ボッシュと韓国のサムスンSDIが設立した合弁会社SBリモーティブの米子会社コバシス(Cobasys)がこのほど、米国先端バッテリーコンソーシアム(USABC: United State Adv

―高級鋼材で欧州勢を追撃へ―

インドの鉄鋼大手Tata Steelが高級鋼材の分野で欧州市場の攻略を本格化する。品質向上と安定価格を武器に自動車メーカーから契約を獲得。市場を支配する欧州メーカーを追撃する意向だ。欧州子会社Tata Steel Eur

伊藤忠、英タイヤ小売り最大手を買収

伊藤忠商事は3日、英タイヤ小売り最大手のクイック・フィット・グループを買収することで合意したと発表した。仏投資会社PAIパートナーズが保有する同社の全株式を6億3,700万ポンド(約850億円)で取得する。 \ クイック

J.C、軽量なリアシートバックフレームを開発

米自動車部品大手のジョンソンコントロールズはこのほど、後部座席のバックフレームの重量を34%軽量化する技術を開発した。フレームの一部にアルミニウムを使用したほか、背もたれ部分の鉄鋼版を0.2mm薄くした。 \ 従来のバッ

ヴァレオ、10年は黒字転換

仏自動車部品大手のヴァレオが2月24日発表した2010年12月末の通期決算は、純利益が3億6,500万ユーロとなり、1億5,300万ユーロの赤字を計上した前の期から黒字に復帰した。世界的な自動車生産の回復が追い風となり、

蘭トムトム、ランチアの新モデルにPNDシステムを供給

蘭ナビゲーション機器大手のトムトムは14日、伊ランチアの新型「イプシロン」にポータブルナビゲーション・インフォテイメントシステム「ブルー&ミー・トムトム・ライブ」を供給すると発表した。3月1日に開幕するジュネーブモーター

Tenneco

米自動車部品大手のテネコ は、欧州地域での企業買収に意欲を示している。同社のJosep M. Fornos欧州事業・上級副社長は独経済紙『ハンデルスブラット』に対し、「事業強化に向けて、(買収候補を)積極的に探している」

―10-12月期に業績回復―

スイスの重電大手ABB(チューリヒ)が17日発表した2010年12月期決算の最終利益は25億6,100万米ドルとなり、前期から12%減少した。金融経済危機が響いた格好。ただ、第4四半期の10~12月は業績が大幅に改善して

ミシュラン、2010年は増収増益

仏タイヤ大手のミシュランが11日発表した2010年12月期(通期)決算は、純利益が10億4,900万ユーロとなり、前の期の1億600万ユーロから約10倍に拡大した。主力市場である欧州での需要回復が追い風となり、営業利益も

フォルシア、2010年通期は黒字復帰

仏自動車部品大手のフォルシアが8日発表した2010年12月期(通期)連結決算は、純損益が2億200万ユーロの黒字となり、前の期の4億3,400万ユーロの赤字から黒字に復帰した。世界的な自動車需要回復に加えてコスト削減策が

英セルボンド、歩行者保護効果の高いボンネット材を開発

衝撃吸収技術を得意とする英エンジニアリング会社のセルボンド(Cellbond)はこのほど、アングリア・ ラスキン大学のエンジニアリングシミュレーション分析・摩擦学(EAST)グループと共同で歩行者保護効果の高い自動車向け

ACAL Energy

英政府系企業のカーボン・トラストはこのほど、燃料電池の低コスト化に向けたプログラム「ポリマー燃料電池チャレンジ(Polymer Fuel Cells Challenge)」の一環として、同国の開発会社ACALエナジー に

蘭トムトム、システムサプライヤーへの転換目指す

蘭モバイルナビゲーションシステム大手トムトムのシュリンプトン自動車産業部長は独業界紙『アウトモビールボッヘ』のインタビュー記事の中で、コンシューマー向けのポータブルナビゲーション機器(PND)メーカーから自動車メーカー向

オートリブ、10年10-12月期に増収増益

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが1日発表した2010年10-12月期決算は、純利益が1億7,880万米ドルとなり、前年同期の6,350万ドルから大幅に回復した。リストラによるコスト削減と、新興国での販売好

日本のNKCにリテーナー工場売却

スウェーデンのベアリング大手SKFは3日、ヨーテボリにあるリテーナー工場を中西金属工業(NKC)に売却することで合意したと発表した。非中核事業を縮小する戦略の一環で、取引金額は公表されていない。 \ SKFのリテーナー工

仏ミシュラン、欧州市場でタイヤを値上げ

仏タイヤ大手のミシュランは9日、欧州市場で販売するタイヤを全面的に値上げすると発表した。原料価格の上昇を受けた措置。 \ 自動二輪および建設機械向けは3月1日から最大7.5%、トラック用(再生タイヤも含む)は3月1日~4

走行データをスマートフォンに伝送するシステム開発

伊自動車用電子部品メーカーのMTAグループとITエンジニアリングサービスのRe:Labはこのほど、自動車の計器のデータなどをスマートフォンに転送するシステム「ブルーダッシュ」を開発した。近距離無線システムのブルートゥース

Nexen Tire

韓国のネクセンタイヤ は年初から、ドイツのフランクフルト近郊にあるヘキストに欧州開発センターを建設する。欧州事業の強化を視野に入れた措置で、欧州市場のニーズを分析し、本国の開発センターとの調整役となる。欧州では品質の向上

フォルシア、中国で外装部品の合弁設立

仏自動車部品大手フォルシアは1月24日、中国の寧波華翔塑料製品有限公司と外装部品の合弁会社を設立する契約を締結したと発表した。フォルシアにとって中国では初めての外装部品の合弁事業となる。 \ 合弁会社の春華翔佛吉亜汽車塑

蘭トムトム、交通データ分析サービス開始

蘭ナビゲーション機器大手のトムトムは24日、同社の交通データベース「トラフィック・スタッツ(Traffic Stats)」に蓄積・保存されている情報を、都市開発機関や交通・運輸関連企業向けに提供するサービスを開始した。実

IAGグループ、ルーマニアに新工場

自動車部品メーカーのIAGグループ(ルクセンブルク)は24日、ルーマニア南西部のバルシュに新工場を建設すると発表した。米自動車大手のフォードが同国のクライオバ工場で生産する乗用車の新モデル向けに、計器盤やドアパネルなどの

独フロイデンベルク、トレルボルグと防振部品の合弁設立

独自動車部品メーカーのフロイデンベルクとスウェーデンのトレルボルグは17日、折半出資で防振システムの合弁会社を設立する同意書(LOI)に署名したと発表した。提携により、製品の幅を広げるとともに、国際事業を強化する。同計画

フォルシア、ディーゼル車向け排ガス処理事業を強化

仏自動車部品大手のフォルシアは17日、デンマークのAmminex A/Sに21.2%を出資すると発表した。取引規模は1億4,640万デンマーククローネ(1,960万ユーロ)。さらに、ディーゼル車の排ガス処理システムで最新

英MIRA、ボックストレーラーの抗力低減に成功

英国の自動車エンジニアリング大手MIRAはこのほど、空力効率の改善により、抗力係数を30%低減することができるボックストレーラーのデザイン開発に成功したと発表した。 \ MIRAは、CADジオメトリとモーフィング技術を駆

仏ヴァレオ、北京自動車と共同開発のEVを公開

仏自動車部品大手のヴァレオはこのほど、中国の北京自動車と共同開発した電気自動車(EV)のデモカーを公開した。 \ 両社は昨年初頭、今年からEVを共同生産することで合意した。今回公開されたデモカーが搭載するパワートレインは

墺クロス、独オール・フォー・ワンに直接出資

墺産業持ち株会社のクロス・インダストリーズは、墺持ち株会社BEKOホールディングから製造業向けSAPソリューションサービスの独オール・フォー・ワン・ミッドマーケットの株式の過半数を取得する。クロスはこれまで、BEKOの大

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