欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/6/30

東欧・ロシア・その他

ルクオイル、カメルーンの石油開発に37%出資

この記事の要約

ロシア石油2位のルクオイルがアフリカ事業を強化する。同社は24日、英資源探査会社ボウリーヴンからアフリカ中西部カメルーンのオフショア鉱区における権益37.5%を取得したと発表した。取引はカメルーン当局およびボウリーヴン株 […]

ロシア石油2位のルクオイルがアフリカ事業を強化する。同社は24日、英資源探査会社ボウリーヴンからアフリカ中西部カメルーンのオフショア鉱区における権益37.5%を取得したと発表した。取引はカメルーン当局およびボウリーヴン株主の承認を経て正式に成立する。

対象となるのは赤道ギニアとの国境に近い大陸棚に位置するエティンデ鉱区。回収される確率が50%以上(P50)の可採埋蔵量は2億6,500万石油換算バレルで、ルクオイルによれば掘削した油井16本のうち13本で原油埋蔵が確認されたという。

ボウリーヴンは今回、英ニューエイジに対しても当該プロジェクトの権益12.5%を譲渡することを決めた。ニューエイジはすでに同プロジェクトに対し25%出資しており、今回の取引によって同社の権益は37.5%に拡大する。

ルクオイルとニューエイジがボウリーヴンに対して支払う額は合計約2億5,000万ユーロ。両社はまず取引完了時に現金で1億7,000万ドルを支払い、プロジェクトの進捗に合わせて約8,000万ドルを追加で支払う。