ロシア金融最大手で国営のズベルバンクは12日、リストラ計画を発表した。収益改善が狙いで、2018年までの5年間に従業員(25万人)の10%以上に当たる3万人を削減してコストを1,000億ルーブル(23億ユーロ)圧縮し、最終利益を現在の2倍に引き上げる。
\ズベルバンクのグレフ頭取によると、同行は13年通期決算の最終利益を3,700億ルーブル(120億米ドル)と予測しており、単純計算すると2018年に7,400億ルーブルを計上する目標となる。
\ズベルバンクは旧ソ連の金融独占体を前身とする。政府の意向を受けて、西欧の金融機関にならった国際化戦略を推進しており、12年には墺フォルクスバンクの東欧事業と、トルコのデニズバンクを買収した。
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