2013/11/20

ポーランド

ポーランド国営LOT航空、経営改善

この記事の要約

ポーランドのフラッグキャリアである国営LOT航空の経営が改善しているもようだ。現地日刊紙『ジェチポスポリタ』が13日、非公式情報として伝えたところによると、今年1-9月期の営業損益(EBITA)は1,200万ズロチの黒字 […]

ポーランドのフラッグキャリアである国営LOT航空の経営が改善しているもようだ。現地日刊紙『ジェチポスポリタ』が13日、非公式情報として伝えたところによると、今年1-9月期の営業損益(EBITA)は1,200万ズロチの黒字で、長年の赤字から脱却した。最終損失も大幅に減少し、ボーイングの新型旅客機「ドリームライナー」の不調による損失を除くと、通期では黒字決算となる可能性も出てきた。

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1-9月期の中核事業の損失は5,900万ズロチで、赤字幅は前年同期より6,400万ズロチ減少した。7-9月期の最終利益は前年同期の2,000万ズロチから1億50万ズロチに急増した。

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欧州連合(EU)の欧州委員会は今月6日、政府が予定する2億ユーロの公的資金注入が欧州法に違反していないかどうか、本格調査に乗り出した。LOTは昨年末に4億ズロチの政府支援を受けた。今年8月に最大3億8,100万ズロチの追加支援を受ける予定となっていたが、まだ政府に申請を提出していない。ミコシュ社長は、これまでたびたび「支援はできるだけ受けないよう、受けたとしても最小限にとどめるよう」努めると言明してきた。(1PLN=32.39JPY、東欧経済ニュース11月13日号「ポーランド国営航空への公的支援、欧州委が本格調査」を参照)

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