2013/11/20

CIS諸国

ロシア・カザフ自動車合弁工場が着工、4億米ドル投資

この記事の要約

ロシアとカザフスタンの自動車合弁工場アジア・アフト・カザフスタンの建設が始まった。カザフスタン東部のオスケメン郊外で4億米ドルをかけて溶接・塗装・組立設備を建設する。2017年に完工する予定だ。\ 合弁会社はアジア・アフ […]

ロシアとカザフスタンの自動車合弁工場アジア・アフト・カザフスタンの建設が始まった。カザフスタン東部のオスケメン郊外で4億米ドルをかけて溶接・塗装・組立設備を建設する。2017年に完工する予定だ。

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合弁会社はアジア・アフト・カザフスタンにロシア自動車最大手のアフトワズと、非鉱物資源産業を支援するカザフ国営投資会社SECエルティスが出資する形で設立された。

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出資比率はアジア・アフトが50%プラス1株、アフトワズが25%プラス1株、SECエルティスが25%マイナス2株となっている。

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新工場の年産能力は12万台で、当初7年間で合計50万台を出荷する。半分以上がシベリア、ロシア極東地域、中央アジア、コーカサス地域へ輸出される見通しだ。

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カザフスタンの自動車市場は力強い成長を示している。昨年の売上総額は20億米ドルとなり、金融危機前の消費ブーム時を超える史上最高を記録した。今年に入っても好調で、現地調査会社のコンセプト(Qncepto)によると、今年上半期の販売台数は前年同期比78.4%増の6万2,875台、第3四半期は84%増の4万6,900台に拡大している。

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ただし、業界団体AKABによれば、国産車のシェアは約2割に過ぎない。カザフスタンで人気のアフトワズが合弁パートナーとなることで、その比率の増加が期待されている。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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