2013/11/20

CIS諸国

ウズベキスタン、機械設備需要の伸びに期待

この記事の要約

ウズベキスタンの機械設備需要は拡大傾向にある。政府は工業が国内総生産に占める割合を2011年の24.1%から16年までに28%に引き上げるとともに、名目生産高を60%引き上げることを目指しており、国営企業の設備投資を強化 […]

ウズベキスタンの機械設備需要は拡大傾向にある。政府は工業が国内総生産に占める割合を2011年の24.1%から16年までに28%に引き上げるとともに、名目生産高を60%引き上げることを目指しており、国営企業の設備投資を強化している。同国は機械設備の大半を輸入に頼っており、外国の機械設備メーカーにとっては商機拡大が期待できる。

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ウズベキスタンの工業生産は12年に前年比7.7%増の194億ユーロとなった。今年上半期は前年同期比8%の伸びを示している。政府は工業生産の拡大に向け、400社を超える国営企業に対して設備の近代化投資を実施している。これらの企業には12年から14年までに11億ドルが投資され、うち9億ドルはエネルギー、化学、石油化学、冶金の分野に投じられる。

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工業生産を業種別シェアは燃料・エネルギーが26.2%で最も高く、機械、自動車、電子が17%、食品が14%、軽工業が12.9%、非鉄金属が10%となっている。こうした産業構造から見て、石油・ガス加工を含む炭化水素セクターへの投資が最も期待できる。同セクターには13年と14年にそれぞれ30億米ドルの資金が投じられる見通しで、うち20億ドルは外国からの直接投資あるいは直接融資が占める。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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