2013/11/20

CIS諸国

ベラルーシ、再生可能エネルギーを促進

この記事の要約

ベラルーシはエネルギーをロシアからの輸入に依存する体制から脱却するため、エネルギーの効率利用とローカルエネルギーの活用強化を目指している。多くのドイツ企業がすでに同国で再生可能エネルギー事業に参画しており、今後は特にバイ […]

ベラルーシはエネルギーをロシアからの輸入に依存する体制から脱却するため、エネルギーの効率利用とローカルエネルギーの活用強化を目指している。多くのドイツ企業がすでに同国で再生可能エネルギー事業に参画しており、今後は特にバイオエネルギー分野の成長が見込まれている。

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政府が策定した2011~15年までのローカル・再生可能エネルギー源の発展に関する国家計画によると、15年までに57カ所のバイオガス施設が建設される予定となっている。これらの施設では農業廃棄物や下水汚泥、家庭ごみなどからエネルギーを生産する。政府はボイラー・ストーブ暖房の燃料源に占める再生可能エネルギーの割合を11年20%から15年には30%、20年には32%まで引き上げることを目指している。

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再生可能エネルギーに対する支援については、再生可能エネルギー源法が定めている。再生可能エネルギー事業者は、施設の稼働開始から10年間は固定価格買い取り制度を適用されるほか、税優遇措置が受けられる。また、設備を輸入した場合は関税の優遇措置が適用される。

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ベラルーシでは独バイオガスノルトが08年から09年にかけてブレスト州に3カ所に畜産廃棄物を利用するバイオガスプラントを建設したほか、LTVは昨年、キロフスクに同国最大のバイオガスコンプレックスを完成させた。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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