オーストリアの交通通信システム大手カプシュは15日、ポーランド国鉄が実施していた鉄道向け無線通信システム構築プロジェクトを現地企業トルポルと共同で受注したと発表した。受注額は4,150万ユーロ。ポーランドからの大型受注は今年に入って2件目となる。
\今回のプロジェクトは、ドイツ国境に接するクノヴィツェと中部のウォヴィチを結ぶE20号線(総延長400キロメートル)に、鉄道向け移動通信システム「GSM-R」を構築するもの。期間は26カ月で、地場の交通インフラエンジニアリング会社トルポルと提携して実施する。
\カプシュがプロジェクトの計画・実施を担当し、トルポルが設備や光ファイバーを供給する。保証期間となる稼働後5年間は、カプシュが技術サービスを提供する。
\カプシュは今年4月にもPKPから車両安全システムを920万ユーロで受注した。
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