化学

BASF

独化学大手BASFのクルト・ボック社長は12日サンクトペテルブルク近郊のロモノソフで行われた露ガスプロムトと提携25周年式典で、両社の共同事業にBASFが今後5年間で約20億ユーロを投資することを明らかにした。シベリア産 […]

富山化学、露Rファームのトルコ子会社にライセンス付与

富士フィルムグループの富山化学工業は13日、先月にトルコの製薬会社TRファームとライセンス契約を結んだと発表した。同社にトルコ、中東、北アフリカにおける抗リウマチ薬「イグラチモド」の独占的開発・製造・販売権を付与する。そ

ロシュ、米バイオ企業を買収

米国のバイオ企業アドヘロン・セラピューティクスは9日、スイスの製薬大手ロシュが同社を買収すると発表した。ロシュのセヴェリン・シュヴァン社長は先月、開発初期段階の医薬品を持つ小規模な企業の買収を進めていく考えを表明しており

肥料大手ポタシュ、独K+S買収を断念

カナダのカリ肥料大手ポタシュは5日、独同業K+Sへの買収提案を撤回すると発表した。K+S側が拒否の姿勢を崩さないほか、一次産品と株式市場が急速に悪化したことから、買収を断念した。 ポタシュは5月31日、K+Sを1株当たり

ヘンケル―接着剤部門で人員削減―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)が接着剤部門で人員削減を実施する。重要市場である中国の景気減速やロシア経済の不振を受けて業績が振るわないためで、1,200人を整理。そのうち100人をドイツ本国で実施する。経済誌『

エボニック―シンガポールに必須アミノ酸工場新設―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は1日、必須アミノ酸の1つであるメチオニンの生産施設をシンガポールに建設する計画だと発表した。同社は昨年第4四半期、シンガポールでメチオニン工場の操業を開始したばかりだが、世界的な需

K+S―同業ポタシュが買収断念―

カナダのカリ肥料大手ポタシュは5日、独同業K+Sの買収計画を撤回すると発表した。ポタシュによる買収に対しK+S側が拒否の姿勢を崩さないほか、一次産品と株式市場が急速に悪化したことから買収を断念した。 ポタシュは5月31日

シェフラーとコベストロがIPOの規模縮小

ベアリング大手の独シェフラーは5日、新規株式公開(IPO)の規模が最大13億9,000万ユーロになるとの見通しを明らかにした。メディア報道では当初25億~30億ユーロを予定していたが、取引先である自動車大手フォルクスワー

化学・製薬業界の輸出先1位に米国が浮上

独化学工業会(VCI)は5日、米国向けの化学製品・医薬品の輸出高が昨年は165億ユーロに達し、これまで1位だったオランダ向け(148億ユーロ)を大きく上回ったと発表した。ウテ・ティルマン専務理事は「米国はもともと重要な輸

GM作物の栽培認可ルール、15カ国が「オプトアウト」申請

欧州委員会は1日、EUが域内での栽培を認可している遺伝子組み換え(GM)作物であっても加盟国が独自の判断で禁止できるオプトアウト制度について、同日までに15カ国が同ルールの適用を申請したことを明らかにした。自国でのGM作

テバ・ファーマ、メキシコ製薬大手を買収

後発医薬品世界最大手のテバ・ファーマシューティカルズ(イスラエル)は1日、メキシコ製薬大手のレプレセンタシオネス・エ・インベスティガシオネス・メディカス(RIMSA)を買収することで合意したと発表した。買収額は23億ドル

BASF―収益力強化へ、18年までに利益を10億ユーロ拡大―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は28日、収益力の強化方針を明らかにした。市場環境は悪化しているものの、2016年から18年末までに利益を年10億ユーロ拡大する計画だ。 同社はこれまで、15~20年の世界

シムライズ―米同業買収、天然香料事業を強化―

香料世界3位の独シムライズ(ホルツミンデン)は21日、米同業ピノバ・ホールディングス(Pinova Holdings)を買収すると発表した。天然フレグランス事業を強化する狙い。取引金額は3億9,700万ドルで、一定の条件

メルク―共同開発の抗がん剤を米当局が希少薬指定―

製薬大手の独メルク(ダルムシュタット)は25日、米同業ファイザーと共同開発中の抗がん剤「アベルマブ(Avelumab)」が米食品医薬品局(FDA)から希少疾病用医薬品の指定を受けたと発表した。皮膚がんの一種であるメルケル

ノバルティス―低所得国に医薬品を低額提供―

スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)は24日、低所得国向けに慢性疾患の医薬品を低価格で提供するプロジェクトを開始すると発表した。慢性疾患による死亡者の大半が低・中所得国に集中していることを受けた措置で、まずはケニア、

ユニリーバ、ハンガリー政府と戦略的提携契約

英・蘭資本の消費財大手ユニリーバは23日、ハンガリー政府と戦略的提携契約を締結した。同国北東部ニールバートルにある同社工場で行われた調印式には、ハンガリー外務貿易省のラースロー・サボー副大臣と、ユニリーバ現地法人のハルム

ランクセス、合成ゴムでサウジアラムコと合弁

独化学大手のランクセスは22日、業績不振の合成ゴム事業をサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコとの合弁に切り替えると発表した。今月中旬には英イネオスと合弁交渉を行っていると報じられたが、ランクセスはサウジアラムコを提

ハンガリー製薬大手リヒター、米パラティンとの提携解消

ハンガリー製薬最大手のゲデオン・リヒターは21日、米同業パラティンテクノロジーズとの新薬開発での提携を解消したと発表した。新薬承認の費用とリスクの拡大を理由としている。 リヒターは昨年9月、女性性機能障害(FSD)の治療

ポーランド化学大手アゾティ、PA6の新工場を着工

ポーランド化学大手のアゾティ・グループは21日、本社のある同国南部のタルヌフでナイロン6(PA6)工場の起工式を行った。新工場の建設により、PA6の生産能力を年17万トンに拡大する。投資は3億2,000万ズロチ。新工場は

ランクセス―合成ゴム事業の合弁先はサウジアラムコに―

化学大手の独ランクセス(ケルン)は22日、業績不振の合成ゴム事業をサウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコとの合弁に切り替えると発表した。今月中旬には英イネオスと合弁交渉を行っているとの報道があったが、ランクセス

ファイザー―ドイツに初の研究センター―

世界最大の製薬会社である米ファイザーがドイツに研究センターを開設する方向で検討している。実現すれば同社初の独研究拠点となる。独法人のペーター・アルビーツ社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにした。 ファイザ

独光学・実験・医療機器業界、上期輸出9%成長

独光学・医療機器、メカトロニクス業界団体Spectarisは22日、同国の光学・実験・医療機器業界の上半期の輸出成長率が約9%に達したと発表した。医療機器が同11.4%と全体をけん引。バイオ・実験機器は9.3%、フォトニ

除草剤「グリフォサート」、独ホームセンター5社が販売停止

ドイツのホームセンター大手8社のうち5社が除草剤「グリフォサート」の販売を停止していることが、環境保護団体グリーンピースの調査で分かった。同除草剤に対しては世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関が3月、発がん性の恐れが

化学大手グルパ・アゾティ、ナイロン6工場に着工

ポーランドの化学大手グルパ・アゾティ(Grupa Azoty)は21日、本社を置くタルヌフで、新工場の建設に着手した。総額70億ズロチ強を投じる成長戦略の一環で、ナイロン6(PA6)の生産能力を拡充し、需要拡大に対応する

ハンガリー製薬大手リヒター、米パラティンとの提携を解消

ハンガリー製薬最大手のゲデオン・リヒター(Richter)は21日、米パラティンテクノロジーズとの提携を双方の合意の下、解消したと発表した。承認に向けた費用とリスクの拡大が理由だ。 リヒターは昨年9月、女性性機能障害(F

8月インフレ率、エネルギー除くと1.1%に

ドイツ連邦統計局は11日、8月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、物価変動率(ドイツ基準)は前年同月比がプラス0.2%、前月比がプラスマイナス0%で、速報値と変わりがなかった。前年同月比のインフレ率はここ数カ

卸売物価の下げ幅、8月は1.1%に拡大

ドイツ連邦統計局が11日発表した2015年8月の卸売物価指数は前年同月を1.1%下回り、3月以来の大きな下げ幅となった。石炭・石油製品の低下率が前月の12.1%から14.7%に拡大したことが最大の押し下げ要因。このほか、

ランクセス―イネオスと合弁交渉か―

化学大手の独ランクセス(ケルン)が主力の合成ゴム事業を合弁会社化する方向で英・スウェーデン資本の川上メーカー、イネオスと交渉しているとの観測が浮上している。ロイター通信が消息筋の情報として報じたもので、合弁が実現するとラ

シュターダ―OTCを主力事業に―

後発医薬品大手の独シュターダ(バート・フィルベル)は10日、医師の処方箋なしに購入できる一般医薬品(OTC薬)を主力事業に育て上げる方針を発表した。これまで最大だった後発医薬品事業は市場環境の悪化で収益力が低下しているた

貝印―ニベア向けにディスポレザー供給―

貝印は11日、スキンケア製品大手の独バイヤスドルフと事業提携合意したと発表した。バイヤスドルフの主要ブランド「ニベア」向けに同ブランド初の女性用ディスポレザー(使い捨てカミソリ)を供給する。同製品は10月からドイツで販売

独化学・製薬業界に技術革新力低下の懸念

独化学工業会(VCI)は14日、国内の化学・製薬会社2,000社を対象に実施したアンケート調査の結果を発表し、独業界は技術革新の面で危うい状況にあるとの危機感を表明した。当局の規制という外面的な要因と、企業の内面的な要因

化学業界が15年売上見通し引き上げ

独化学工業会(VCI)は9日、独業界(製薬を含む)の2015年売上成長率予測を従来の0.5%から1%へと引き上げた。ドル高ユーロ安や欧州経済の回復、石油安が追い風となっているためで、売上高で1,927億ユーロを見込む。出

ネクセンタイヤ、チェコ新工場に10月着工

韓国のタイヤメーカー、ネクセンタイヤはチェコ新工場に10月1日に着工する。投資額は220億コルナ(約8億1,270万ユーロ)で、うち1億1,700万ユーロは政府の助成で賄う。中東欧経済紙『nov-ost.info』がこの

スロブナフト、LDPE生産設備稼働へ

ハンガリー石油大手MOLのスロバキア子会社であるスロブナフト(Slovnaft)は8日、新しい低密度ポリエチレン(LDPE)生産設備の設置が完了したと発表した。品質向上を通じて競争力を高め、市場地位の強化を図る。エチレン

ランクセス、イネオスと合弁交渉か

独化学大手のランクセスが、主力の合成ゴム事業を合弁会社化する方向で英・スウェーデン資本の同業イネオスと交渉しているもようだ。ロイター通信が消息筋の情報として伝えたもので、実現するとランクセスは原料を安定確保できるようにな

ヘンケル―印洗剤メーカーに出資か―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)がインドの洗剤メーカー、ジョシー・ラボラトリーズ(Jyothy Laboratories)に資本参加するとの観測が浮上している。印『エコノミック・タイムズ』が報じたもので、26%出

クラリアント―最大部門の売却・合弁化にらむ―

特殊化学大手クラリアント(スイス・ムッテンツ)のハリオルフ・コットマン社長は2日、同社最大の事業部門である「プラスチック&コーティング」の売却ないし合弁会社化を視野に入れていることを明らかにした。同部門は中国など新興国の

輸送容器製造の蘭シェーラー、ポーランドに新工場を建設

輸送容器メーカーの蘭シェーラー・アリバート(Schoeller Allibert)はこのほど、ポーランド南部のカトヴィツェ経済特区に位置するザブジェで新工場の定礎式を行った。現地子会社のマチェイ・ツィーテク社長によると、

サノフィとグーグル、糖尿病治療で提携

仏製薬大手のサノフィは8月31日、糖尿病治療で米グーグルと提携すると発表した。グーグルのライフサイエンス部門の血糖値解析技術などを活用し、糖尿病の新たな治療や管理に役立つ新技術の開発を目指す。 サノフィは糖尿病治療薬が事

ベルギーのUCB、米後発薬部門をラネットに売却

米後発医薬品(ジェネリック薬)メーカーのラネットは2日、ベルギーの製薬会社UCBの米ジェネリック薬部門であるクレマーズ・アーバン・ファーマシューティカルズを買収することで合意したと発表した。買収額は12億3,000万ドル

ノバルティス、米アムジェンと提携

スイスの製薬大手ノバルティスは1日、米同業アムジェンと提携すると発表した。神経疾患薬事業を強化する考えで、両社の医薬品を共同開発・販売する。 提携の対象となるのはノバルティスが開発中のアルツハイマー治療薬「CNP520」

仏トタル、トルコ下流事業をデミルオレンに売却

仏石油大手のトタルは1日、トルコの複合企業、デミルオレンにガソリンスタンド網や石油販売などの下流事業を3億2,500万ユーロで売却すると発表した。トルコの石油小売市場で採算性を確保するのは難しいと判断した。取引成立には当

輸入物価の下げ幅3カ月連続で拡大、石油安響く

ドイツ連邦統計局が8月27日発表した2015年7月の輸入物価指数は前年同月比1.7%減となり、下げ幅は3カ月連続で拡大した。エネルギー価格の大幅下落が響いた格好。エネルギーを除いたベースでは2.5%増となり、10カ月連続

メッサー―中国に新工場―

工業ガス大手の独メッサー・グループ(バート・ゾーデン)は8月25日、上海に隣接する蘇州に新工場を開設すると発表した。現地需要の拡大を受けた措置で、電機メーカー向けに各種の工業ガスを供給する。投資額は3,300万ユーロ。

モンサント―シンジェンタ買収を断念―

農業科学大手の米モンサントは8月26日、スイス同業シンジェンタの買収を断念すると発表した。買収額を引き上げたが、シンジェンタが拒否の姿勢を崩さなかったことから実現は不可能と判断し、買収提案を取り下げた。 種子事業で世界最

コベストロ―新社名スタート―

独バイエルの化学部門バイエル・マテリアルサイエンスは1日、社名をコベストロ(Covestro)に変更した。バイエルは経営資源を製薬と農業科学分野に絞り込む方針で、来年半ばまでにコベストロの新規株式公開(IPO)を実施。同

バイエル

製薬大手のバイエルは8月26日、独東部のビターフェルトにある一般医薬品(OTC薬)工場に数千万ユーロの投資を行う見通しを明らかにした。同工場は20年前の1995年8月30日に操業を開始。これまでに「アスピリン」など1,0

「隠れ値上げ」反対キャンペーン、ドラッグストアが実施

ドラッグストア大手のdmがメーカーの「隠れ値上げ」に反対する時限キャンペーンを全国の店舗で実施した。消費者やメディアの大きな反響を呼んでいる。 対象となったのは日用品大手の米コルゲート・パルモリーブだ。同社は歯磨き粉「デ

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