電力・エネルギー

Siemens AG―組織再編、電力・デジタル化などを軸に―

電機大手の独Siemensは6日、組織再編計画を発表した。これまでの4部門(セクター)16事業(ディビジョン)体制を廃止。電力、オートメーション、デジタル化を軸に事業を整理し、新年度が始まる10月1日から9事業体制に切り […]

Vaillant Group―ロシア事業を今後も拡大―

暖房機器大手の独Vaillant(レムシャイト)はロシア事業を今後も拡大する意向だ。カルステン・フォイクトレンダー社長の発言として13日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。 同国売上高は今年、1億ユーロとなり

製造業で断熱強化の余地大きく

ドイツの製造業界はエネルギー効率を改善する余地が大きいようだ。再生可能エネルギー分野のコンサルティング企業Ecofysがこのほど発表した調査レポートによると、建物・設備の断熱を強化するだけで106ペタジュール(29テラワ

再可エネ電力の割合27%に上昇

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は9日、再生可能エネルギーによる国内の発電量が第1四半期に402億キロワット時(kWh、暫定値)となり、前年同期の357億kWhから13%増加したと発表した。再可エネ発電設備が助成政

バッテンフォール、CO2回収貯留の研究開発断念

欧州電力大手のバッテンフォール(スウェーデン)は6日、二酸化炭素(CO2)の回収貯留(CCS)技術の研究開発を中止することを決めたと発表した。同社は石炭火力発電所の温室効果ガスを削減するため、10年以上前から技術開発に取

ZEM2ALL

スペイン南部のマラガ市で電気自動車(EV)200台を投入し、日本とスペインが協力して実施しているスマートコミュニティシステムの実証試験プロジェクト。2013年4月25日に実証試験を開始。2015年12月まで実施する。 電

インフレ率が4カ月ぶりに上昇

ドイツ連邦統計局が4月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.3%増となり、4カ月ぶりに上げ幅が拡大した。エネルギー価格の下げ幅が前月の1.6%から1.3%に縮小したほか、イースター休暇が今年は4月に

Solarworld AG―業績改善―

太陽電池大手の独Solarworld(ボン)が6日発表した2014年1-3月期(第1四半期)暫定決算の営業損益(EBITベース)は1億2,740万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(3,230万ユーロ)から大幅に改善した

シーメンスのアルストム買収計画に懸念

電機大手の独シーメンスが仏同業アルストムの電力設備事業を取得して自社の鉄道関連事業をアルストムに譲渡する計画に対し、疑問の声が出ている。経営上のメリットよりもデメリットの方が大きい恐れがあるためだ。従業員も事業交換に伴う

チェコのゼマン大統領、EU再可エネ目標案を拒否

チェコのゼマン大統領は4月29日、欧州連合(EU)の欧州委員会の提案する再生可能エネルギー強化目標の受け入れは難しいとの立場を表明した。同時に、二酸化炭素(CO2)排出削減目標には賛成し、原子力発電でこれを実現する姿勢を

トルコ政府、褐炭発電プロジェクトで中国と交渉

トルコ政府が南東部の炭田地帯における発電プロジェクトで、中国からの投資招致を狙っている。褐炭を用いた大型火力発電所を建設するもので、投資規模は100億~120億米ドルと推定される。イルディズ・エネルギー相が4日、ロイター

ロシアがEUをWTO提訴、エネルギー関連法めぐり

ロシアはEUのエネルギー関連法によって域外の電力・ガス事業者が差別的な扱いを受けているとして、世界貿易機関(WTO)にEUを提訴した。WTOが1日、ロシア側から4月30日付でEUとの協議要請があったことを明らかにした。

EU・露・ウクライナがガス供給で合意できず、月内に再協議

EUとロシア、ウクライナは2日、ポーランドの首都ワルシャワでエネルギー担当相による会合を開き、ロシアからウクライナおよび欧州への天然ガス供給について協議した。ロシア側はウクライナが5月中に滞納している代金を支払わなければ

独地域エネルギー会社、カラバグに資本参加

ドイツ北部のシュヴェリーンに拠点を置く地域エネルギー会社WEMAGは4月28日、フィアットのモデルをベースとした電気自動車を販売しているカラバグ・エレクトロアオト(本社:ハンブルク)を買収すると発表した。同社の資本の70

輸入物価3.3%低下、15カ月連続で前年同月比割れ

ドイツ連邦統計局が28日発表した2014年3月の輸入物価指数(2010年=100)は前年同月比3.3%減の104.1となり、1年前の水準を15カ月連続で下回った。エネルギー価格の大幅下落が最大の押し下げ要因で、原油・石油

生産者物価、8カ月連続で前年同月比減に

ドイツ連邦統計局が17日発表した2014年3月の生産者物価指数は前年同月比0.9%減となり、8カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギー価格が2.6%減となり、全体が強く押し下げられた格好。エネルギーを除いたベースでは

電力大手タウロン、発電所近代化工事を正式発注

ポーランド電力大手のタウロン・ポルスカ・エネルギアは17日、南部のヤヴォジュノ発電所の近代化工事を、ラファコとモストスタル・ワルシャワからなる現地企業連合に正式発注した。契約規模は税込みで54億ズロチ(約12億9,000

トルコで太陽光発電プロジェクト、5月に入札公示

トルコのエネルギー市場規制局(EMRA)は、太陽光発電事業権入札を5月に開始する。当局に申請された太陽光発電プロジェクトから一部(発電能力合計600メガワット)を選抜したうえで投資家を募るもので、最も高い価格を提示した投

超伝導ケーブルの実証実験、RWEが実施へ

電力大手の独RWEが超伝導ケーブルの実証実験を実施する。広報担当者の発言として10日付『ハンデルスブラット』紙が報じたもので、第2四半期中に開始する予定だ。 本社所在地エッセンの中心部に約1キロメートルのケーブルを敷設。

ソーラー飛行機の2号機披露、15年に世界一周へ

太陽エネルギーのみを駆動源とする有人小型飛行機を開発するソーラー・インパルス(スイス・ローザンヌ)は9日、試作第2号機「Solar Impulse 2(SI2)」を公開した。2009年に作成された1号機(HB-SIA)よ

ポーランド政府、再生エネ法案を承認

ポーランド政府は8日、再生可能エネルギー法案を承認した。再生可能エネルギー電力に対する支援として従来のグリーン証書制度に代わってオークション制度を導入するのが柱。議会と大統領の承認を経て施行する。 国内消費電力の88%を

Enercon GmbH―再可エネ法成立後に投資凍結を解除―

独風力発電タービン大手のEnercon(アオリヒ)は再生可能エネルギー法(EEG)改正案の成立後、これまで凍結してきた1億1,000万ユーロ規模の国内投資を解除する意向だ。ハンスディター・ケットヴィヒ社長の発言として『フ

Vestas Wind Systems A/S―独再可エネ助成抑制策への対処に自信―

デンマークの風力発電タービン大手Vestas(ラナース)は、ドイツ政府が打ち出した再生可能エネルギーの助成抑制策の影響が小さいとみている。中欧事業を統括するクラウスステーン・モルテンセン氏が『ハンデルスブラット』紙に明ら

Sick AG―発電所向けセンサーを中国で受注―

センサー製造の独Sick(ヴァルトキルヒ)は8日の決算発表で、中国の石炭発電所およそ600カ所向けに脱硝装置用のセンサーを受注したことを明らかにした。同国では公害が深刻化しており、環境関連向けの需要拡大が期待されている。

チェコ国営電力が原発拡張凍結、電力価格下落で

チェコ国営電力会社CEZは10日、テメリン原子力発電所で原子炉2基を増設する計画を凍結すると発表した。電力価格の下落で投資に見合う収益が見込めないためで、これまで進めてきた入札手続きも中止する。電力市場を取り巻く状況が将

ポーランド政府、再生エネ法案を承認

ポーランド政府は8日、再生可能エネルギー法案を承認した。再生可能エネルギー電力に対する支援として従来のグリーン証書制度に代わってオークション制度を導入するのが柱。議会と大統領の承認を経て施行する。 国内消費電力の88%を

独カラバグ、EV向けの修理サービス網を拡充へ

フィアットディーラーで電気自動車(EV)プロジェクト分野のパイオニア的存在でもあるカラバグ(ハンブルク)は7日、エネルギー供給会社Wemagと提携し、電気自動車向けの修理サービス網を拡大すると発表した。3月中旬時点で全国

再可エネ助成ルールで法改正

ドイツ政府は8日の閣議で、再生可能エネルギー法(EEG)の改正案を承認した。再可エネ電力の普及促進に伴うコストの膨張を抑制することが狙い。同法案には州政府の意向が反映されており、今後、連邦議会(下院)と州の代表で構成され

Eon SE―スペイン事業から撤退か―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)がスペイン事業を売却するもようだ。消息筋の情報としてロイター通信が報じたもので、すでにCitibankに売却候補先の模索を委託したという。Eonの広報担当者は問い合わせに対し「

チェコ政府、ブルズコフでのウラン開発再開を検討

チェコ政府は、中部イフラバ近郊のブルズコフでのウラン採掘の再開を検討している。現在国内で唯一採掘が行われているロジナーのウラン鉱山が近く枯渇すると見られているためだ。 ブルズコフ鉱山は1980年代後半に試掘が行われ、埋蔵

アルストム、トルコで風力タービン受注

仏重電大手アルストムは1日、トルコ石油化学会社ペトキムから集合型風力発電所(ウィンドファーム)向け風力タービンを受注したと発表した。受注金額は約5,500万ユーロ。 ペトキムがトルコ西部イズミールの近郊アリアガに建設する

電力ケーブルのカルテルで制裁、日本企業も対象に

欧州委員会は2日、欧州、日本、韓国の電力ケーブルメーカーが高圧電力ケーブルをめぐるカルテルを行っていたとして、対象12グループのうち11グループに総額3億163万9,000ユーロの制裁金支払いを命じたと発表した。日本企業

仏アルストム、補助蒸気設備部門を売却

仏エンジニアリング大手のアルストムは1日、補助蒸気設備部門を欧州の投資会社トリトンに売却することで合意したと発表した。非中核事業整理の一環で、売却額は約7億3,000万ユーロ。9月末までの売却手続完了を見込む。 アルスト

テレフォニカ、米テスラとコネクテッドカーで提携

スペイン通信最大手のテレフォニカは2日、米電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズと、「コネクテッドカー」(ネット接続型自動車)事業で提携することで合意したと発表した。テスラが欧州に投入する新型車「モデルS」が対象

仏シトロエン、ベルランゴのEV版を発売

仏シトロエンは商用バン「ベルランゴ」の電気自動車モデル(ベルランゴ・エレクトリック)を発売した。価格は2万700ユーロ(税抜き、バッテリー含まず)で、同じくPSAグループのプジョーの商用EVバン「パルトネール」より100

2月輸入物価-2.7%に、14カ月連続で前年同月下回る

ドイツ連邦統計局が3月28日発表した2014年2月の輸入物価指数(2010年=100)は前年同月比2.7%減の104.7となり、1年前の水準を14カ月連続で下回った。エネルギー価格の大幅下落が最大の押し下げ要因で、原油・

Siemens AG―英に風力発電用設備の新工場―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は3月25日、英国に洋上風力発電用設備の新工場を開設すると発表した。1億6,000万ポンド(約274億円)を投じて、風力タービンとタービン用のローター・ブレード(翼)の工場を建設す

SMA Solar Technology AG―最終赤字に転落―

ソーラーインバーター大手の独SMA Solar(ニーステタール)が3月27日発表した2013年通期決算の最終損益は6,690万ユーロの赤字となり、前期の黒字(7,510万ユーロ)から大幅に悪化した。欧州太陽電池市場の規模

Rena

表面加工機械メーカーの独Renaは3月26日、会社更生手続きの適用をフィリンゲン・シュヴェニンゲン区裁判所に申請した。同社は太陽電池製造業界向け事業が不振で経営が悪化。2010年と13年に発行した計7,700万ユーロの社

英エネルギー業界にカルテル容疑、独大手2社も捜査対象に

英独禁当局は3月27日、英国の6大エネルギー会社(ビッグ・シックス)が料金を暗黙の裡に調整している疑いで捜査を開始すると発表した。捜査対象には独エネルギー大手のエーオンとRWEが含まれる。同国では近年、電力・天然ガス価格

ブダペストのガス供給会社が国有化

ハンガリー国営電力MVMは、ブダペスト市が保有するガス供給会社フェーガーズの株式50%プラス1株を7月末日付で買収する。政府による公益企業の国有化政策に基づくもので、25日付官報で公示された。ブダペスト市議会のチャバ・ホ

独インフレ率1%に低下、ユーロ圏ではデフレ懸念強まる

ドイツ連邦統計局が3月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は、前年同月比の上昇率が1.0%となり、3カ月連続で縮小した。インフレ率は10年8月以来の低水準。エネルギー価格が1.6%低下したほか、食料品の上げ幅がこ

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