環境

フォルクスワーゲン、排ガス不正で赤字に転落

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は10月28日発表した2015年7~9月期(第3四半期)決算で17億3100万ユーロの赤字を計上し、前年同期の黒字(29億2,800万ユーロ)から赤字に転落した。ディーゼル車 […]

RWEの再可エネパーク、ポーランドとハンガリーで完成

独エネルギー大手のRWEは20日、ポーランドとハンガリーに新たに開設した風力発電所と太陽光発電所の稼動を開始したと発表した。中欧の再可エネ事業拡大戦略に沿ったもので、ポーランドでは政府による再可エネ政策の変更を見越した動

褐炭発電2.7GW削減で政府と電力3社が合意

ドイツ連邦経済省は24日、国内の褐炭発電を計2.7ギガワット(2,700メガワット)削減することで、発電事業者RWE、バッテンフォール、Mibragの3社と合意したと発表した。二酸化炭素(CO2)排出削減目標の達成に向け

フォルクスワーゲン―不正車両のEU販売を全面停止―

フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)グループが不正ソフトウエアを搭載したディーゼル車の販売を欧州連合(EU)域内で全面停止したことが21日明らかになった。自動車専門紙『オートモビルボッヘ』が報じ同社が追認したもの

オペル車にも排ガス不正の疑い、環境保護団体が検査結果公表

ディーゼル車の排ガス値を米ゼネラル・モーターズ(GM)の独子会社オペルが不正に操作している疑いが浮上してきた。独環境保護団体ドイチェ・ウンヴェルトヒルフェ(DUH)は23日、オペルのミニバン「ザフィーラ」を対象に実施した

EVの中古電池を蓄電施設に、ダイムラーなど3社が合弁

電気自動車(EV)の使用済み電池を使って巨大な蓄電施設を作るプロジェクトに、自動車大手のダイムラーなど3社が共同で取り組む。参加企業モビリティ・ハウスのトーマス・ラッファイナー社長がdpa通信に明らかにしたもので、まずは

レジ袋有料化を小売業界団体が提案

独小売業中央連盟(HDE)は23日、プラスチック製レジ袋の有料化を連邦環境省に提案したことを明らかにした。欧州では無料レジ袋に対する風当たりが強まり、規制が強まっていることから、HDEは独自の有料化策を提案。政府と協定を

EUの温効ガス、90年比23%減を達成

欧州環境庁(EEA)が20日公表したリポートによると、EU域内における2014年の温室効果ガス排出量は基準年の1990年比で23%減少した。EUが公約している20年までに温室効果ガスを20%削減するとの目標を前倒しで達成

VW、不正車のEU販売を停止

独フォルクスワーゲン(VW)は21日、不正ソフトウエアを搭載したディーゼル車のEU域内での販売を全面停止したことを明らかにした。すでにディーラーに引き渡した車両も対象となる。 販売を停止するのは欧州排ガス基準「ユーロ5」

ボイゼン―メキシコに新工場―

排ガス処理システムの独ボイゼン(アルテンシュタイク)が2016年末までにメキシコ中部のサン・ルイス・ポトシに新工場を建設する計画だ。同社は高級車メーカーの販売増の恩恵を受けて製品販売が順調に拡大。世界で展開する工場数は過

包装廃棄物が10年で10%増加、通販拡大など背景に

ドイツで2013年に発生した包装廃棄物の量は1,710万トンに上り、03年の1,550万トンから10%増加した。野党・緑の党の質問に対し政府が明らかにしたもので、住民1人当たりの量は187.5キログラムから212.5キロ

GM作物の認可ルール、「オプトアウト」導入がとん挫

欧州議会環境委員会は13日、遺伝子組み換え(GM)作物の認可ルールについて採決を行い、EUが域内への輸入を認可した品種について、加盟国が自国での流通・販売を制限または禁止することを認める法案を反対多数(反対47、賛成3、

VWにリコール命令、来年初頭から計240万台

ドイツのアレクサンダー・ドブリント交通相は15日、ソフトウエアを使ってディーゼル車の排ガス値を不正に操作していたフォルクスワーゲン(VW)に対しリコール(無料の回収・修理)を命じることを明らかにした。VWは自主的なリコー

高圧送電線の地中化を閣議決定

ドイツ政府は7日の閣議で、風力が強い北部地域の風力発電パークで発電された電力を消費地の南部地域に輸送するための高圧送電網の整備で電線地中化を優先する方針を決定した。南部州バイエルンの地方政党であるキリスト教社会同盟(CS

BASF―次世代柔軟剤原料工場をシノペックと共同開設―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)と中国石油化工集団(シノペック)は12日、広東省茂名市で合弁工場の竣工式を行った。同工場では環境に優しい次世代柔軟剤原料のイソノナノール(INA)を生産。現地市場に供給する

アウディ、ハンガリー電力会社アルテオと提携

独高級車大手アウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリアは5日、同国の再生可能エネルギー企業アルテオ・グループ(Alteo、ブダペスト)と提携契約を締結した。エネルギー利用の最適化を図るのが狙い。契約期間は2年間で、1

再可エネのノヴァヴィス、中国電力工程の子会社と提携

ポーランドの再生可能エネルギー企業ノヴァヴィス(Novavis)はこのほど、中国電力工程顧問集団(CPECC)の子会社である華北電力設計院(NCPE)と、ポーランドでの太陽光発電プロジェクトに関する独占提携契約を結んだ。

中規模燃焼施設の排出規制、指令案が可決

欧州議会は7日の本会議で、中規模燃焼施設から排出される大気汚染物質を規制する指令案を賛成多数で可決した。石油精製所などの大規模燃焼施設についてはすでに汚染物質の排出規制を実施しているが、地域暖房システムやバイオマスを燃料

独企業のインド投資、事務障壁の緩和で両国合意

インドを訪問中のメルケル首相は5日、印モディ首相と会談し、ドイツ企業の対印投資に関する事務障壁を引き下げることで合意した。煩雑な事務手続きが現地投資の足かせになっている現状を改める狙いで、インドの行政部門内にドイツ企業向

ノルデックス―スペイン同業を吸収合併―

発電用風車製造の独ノルデックス(ハンブルク)は4日、スペインの複合企業アクシオナ(Acciona)から風力発電風車子会社アクシオナ・ウインドパワーを譲り受け合併すると発表した。グローバルな事業体制を構築し、個々の地域市場

1-9月期の風力発電量、14年通期を上回る

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は1日、ドイツ国内の1-9月期の風力発電量が590億キロワット時(kWh)に達し、昨年1年間の合計(574億kWh)を上回ったと発表した。発電用風車の新設のほか、今年は例年に比べ風力

GM作物の栽培認可ルール、15カ国が「オプトアウト」申請

欧州委員会は1日、EUが域内での栽培を認可している遺伝子組み換え(GM)作物であっても加盟国が独自の判断で禁止できるオプトアウト制度について、同日までに15カ国が同ルールの適用を申請したことを明らかにした。自国でのGM作

欧州委が台湾・コモロに警告、違法漁業問題で

欧州委員会は1日、台湾とコモロに対して、違法漁業対策が不十分として警告書を送付したことを明らかにした。両政府は6カ月以内に是正措置を講じるよう求められ、応じなければ水産製品のEUによる輸入が禁止されることになる。 EUは

スイス、VW車の新車登録を暫定禁止

スイス連邦道路局(FEDRO)は2日、排ガス不正が発覚した独フォルクスワーゲン(VW)グループの車両について、5日から新車登録を暫定的に禁止すると発表した。環境保護を理由としており、国外から輸入した該当中古車も禁止対象と

仏ルノーが中国でEV生産、東風との合弁会社が17年から

仏自動車大手ルノーは9月28日、中国の東風汽車と共同で中国市場向けに電気自動車(EV)を生産すると発表した。ルノーの中型セダン「フルエンス」のEVモデル「フルエンスZ.E」をベースにしたもので、すでに試作車は完成している

熱電併給の助成額を倍増へ、法案を閣議承認

ドイツ政府は23日の閣議で、熱電併給法改正案を了承した。新規助成の対象を二酸化炭素(CO2)排出量の少ない天然ガス利用の設備に制限するとともに、助成総額をこれまでの2倍の年15億ユーロに拡大。ドイツ全体のCO2排出削減に

SMAソーラー―業績予測を上方修正―

ソーラーインバーター大手の独SMAソーラー(ニーステタール)は29日、2015年12月期の業績予測を引き上げた。新製品の販売好調など事業が良好に推移しているため、7月に続き2度目の上方修正を行った。 年初時点では売上高が

コーラス・クリーン・エナジー―10月IPOへ―

再生可能エネルギー発電事業を手がける独コーラス・クリーン・エナジー(ノイビーベルク)は24日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。10月7日に株式市場デビューを果たす見通し。当初は7月を予定していたが、ギリシャの財政危

独墺間の電力取引を制限へ、周辺国の送電網への過大な負荷で

欧州エネルギー規制連携庁(ACER)は23日、ドイツとオーストリアの電力取引を制限するよう両国に要求した。ドイツからオーストリアへの送電が現状ではポーランドとチェコを経由せざるを得ず、これら2カ国の送電網に過大な負担がか

VWが排ガス値を不正操作、対象は1100万台に

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が米国のディーゼル車排ガス規制を回避するためにソフトウエアを使って不正を働いていたことが発覚し、大きな波紋を広げている。当初は米国で販売された約48万台が問題とされていたが、VWは

オルカン・エナジー―大手2社が出資―

工場などの排熱を利用した発電装置を手がけるドイツの新興企業オルカン・エナジー(ミュンヘン)は16日、工業ガス大手の仏エア・リキードが同社に資本参加したと発表した。エネルギー大手の独エーオンもすでに出資しており、オルカンは

新車が大型・高馬力化

独環境・自然保護連盟(BUND)とドイツ交通クラブ(VCD)は9日、ドイツで販売される乗用車の大型化と高馬力化が進んでいるとの鑑定書を共同発表した。それによると、新車の平均重量は2005年の1,426キログラムから1,4

スロバキア政府、Eモビリティー戦略を閣議決定

スロバキア政府は9日、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッドカー(PHV)の普及を支援する「Eモビリティー戦略」を閣議決定した。これにより、2020年までに登録総数を1万~2万5,000台に増やす目標への道筋を示す。

ハンガリー、EVインフラ整備に70億フォリント

ハンガリーのヴァルガ経済相は7日、政府が今年の排出量取引で得た収入を電気自動車(EV)のインフラ整備に充てる意向を明らかにした。今後数カ月で約70億フォリント(約2,225万ユーロ)を投資。充電スタンド150カ所を整備す

オートリブ、日信工業のブレーキシステム事業を合弁化

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブと日信工業(長野県上田市)は9日、日信工業の四輪車用ブレーキコントロール(メカトロ)およびブレーキアプライ(ばね上)システム事業を合弁会社化すると発表した。出資比率はオートリ

アルバ―出資受け入れ交渉―

独廃棄物処理大手のアルバ(ベルリン)が出資受け入れに向けた交渉を進めている。債務の圧縮が狙い。交渉はすでに進展した段階にあり、10月にも合意する見通しという。経済紙『ハンデルスブラット』が消息筋の情報として報じたもので、

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