金融

世界景況感が3四半期ぶりに改善、「円は過大評価」

Ifo経済研究所が16日発表した2012年第1四半期の世界景況感指数(2005年=100)は前期の78.7から82.4へと3.7ポイント上昇し、3四半期ぶりに改善した。今後6カ月間の景気見通しを示す期待指数が前期の71. […]

露ズベルバンク、フォルクス銀子会社の買収手続き完了

ロシア最大の金融機関であるズベルバンクは15日、オーストリア信用組合連合会フォルクスバンクの中東欧事業を完全買収する手続きを完了した。これを足掛かりに中東欧事業を拡大していく方針で、すでにポーランドへの進出に意欲を示して

DAX企業、配当額の伸びが人件費上回る

経済紙『ハンデルスブラット』は15日、DAX(ドイツ株価指数)構成銘柄30社の人件費と配当額に関する調査結果を発表した。それによると、2010年の1株当たり配当額が2000年比で平均87%上昇したのに対し、1人当たり人件

台湾ファンド、東欧の国債購入

台湾の大手ファンド、復華投信はロシア、ルーマニア、トルコなど東欧諸国の国債を積極的に買い入れている。ファンドマネージャーのブライアン・ウォン氏が12日、ブルームバーグの取材に対して明らかにしたところによると、同氏が運用を

ポーランド金融業界、新規融資を制限

ポーランド金融機関が貸し出し条件を厳格化している。景気減速や、政府の政策による負担増が見込まれるためだ。ポーランド国立銀行が国内29行を対象に実施した調査でわかった。 \ 調査結果によると、85%が2012年第1四半期に

与党、銀行に協力求める・地方自治体の債務問題で

ハンガリー政府は、深刻化する地方自治体の債務問題の解決で銀行に協力を求める考えだ。与党フィデス(ハンガリー市民同盟)のラザール院内総務が10日、明らかにした。 \ フィデスの幹部会後に記者会見した同院内総務は、ハンガリー

欧州委が年金改革に関する政策文書発表、定年延長など提言

欧州委員会は16日、安全で持続可能な年金制度の確立を目指した年金改革に関する政策文書をまとめた。少子高齢化の進展や長期化する財政・金融危機を背景に、年金制度が直面するさまざまな課題に加盟国がどのように対処すべきかを考察し

BNPパリバ(仏最大手銀行)

2011年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は7億6,500万ユーロで、前年同期から50%減少。保有するギリシャ国債の評価損で5億6,700万ユーロの損失を出したことが響いた。12月通期の純利益も前年比22%減の3

ソシエテ・ジェネラル(仏大手銀行)

2011年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は1億ユーロで、前年同期の8億7,400万ユーロから89%減少。保有するギリシャ国債の評価損、投資銀行部門の赤字が響いた。12月通期の純利益は前年比39%減の23億8,0

独シェフラー、市場から14億ユーロを調達

独ベアリング大手のシェフラーは14日、欧州と米国で機関投資機関向けに社債を販売し、約14億ユーロの資金を調達したと発表した。これは同社が先月末に債権銀行団と結んだ新たな融資協定に基づく措置の一環で、調達した資金は債務の圧

EBRD、中東欧の経済見通しを下方修正

欧州復興開発銀行(EBRD)は先ごろ、中東欧29カ国の2012年の経済成長率見通しを昨年10月に示していた3.2%から3.1%に下方修正した。長引くユーロ圏債務危機の影響で同地域の経済が深刻な影響を与えているとして、ユー

ルーマニア・ブルガリア、汚職対策など不十分=欧州委

欧州委員会は8日、ルーマニアとブルガリア汚職対策、司法改革はなお不十分として、取り組み強化を求める報告書を発表した。これにより両国の「シェンゲン協定」早期参加は難しい情勢となってきた。 \ ルーマニアとブルガリアは200

Hugo Boss AG―過去最高益更新、利益成長50%超に―

高級アパレル大手の独Hugo Boss(メッティンゲン)が9日発表した2011年12月期暫定決算の最終利益は前年比53%増の2億8,400万ユーロに拡大した。収益力の高い直営店事業の強化が奏功した格好で、営業利益(特別費

サンタンデール、KBC子会社を買収か

スペイン金融大手のサンタンデールがベルギー金融大手KBCのポーランド子会社であるクレディバンクを買収する可能性が高まっている。『ワルシャワ・ビジネス・ジャーナル』紙が9日、関係者の話として報じた。両社はすでに集中的に交渉

個人投資家がファンド投資に消極的

ドイツ投資信託協会(BVI)が7日発表した独ファンド市場動向によると、不特定多数の一般投資家を対象とする公募ファンドの2011年の純流入額はマイナス166億ユーロとなり、プラス194億ユーロとなった前年から大きく悪化した

大手銀行2行、11年はともに増益

時価総額でポーランド3位の銀行であるBZ WBKがこのほど発表した2011年決算は、純利益が前年比21.6%増の11億8,000万ズロチとなった。11年10-12月期はスペインのバンコ・サンタンデールに買収されたことに伴

スロバキア銀行の利益、11年に34%増の6.7億ユーロ

スロバキア銀行協会(SBA)がまとめた2011年の銀行業界全体の利益は前年比34%増の6億7,400万ユーロとなり、世界金融危機前08年の5億800万ユーロを上回った。 \ 11年の銀行業界全体の貸付額は前年比9.2%増

スロベニア中銀、最大手銀行NLBの管理検討

スロベニア中央銀行は、経営が悪化している国内最大の銀行、ノバ・リュブリャンスカ・バンカ(NLB)を管理下に収めることを検討している。現地紙『ファイナンス』が7日、情報源を明らかにせずに報じた。 \ スロベニアの銀行業界は

ECB総裁がギリシャ債務削減への協力示唆、国債利益の還元で

欧州中央銀行(ECB)は9日の定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1%に据え置くことを決めた。一方、ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、ECBが保有するギリシャ国債から得た利益を同国に還元

銀行資本増強、経済への悪影響少ない=欧州銀行監督局

EUの欧州銀行監督局(EBA)は9日、ストレステストで資本不足と判断した域内銀行の資本増強計画に関する査定結果を発表した。計画の大部分が資産の売却ではなく、内部留保などを通じたもので、実体経済に悪影響を与えることはないと

店頭デリバティブ規制で合意、正式承認経て導入へ

EU加盟国と欧州議会は9日開いた調停委員会で、店頭市場で取引される金融派生商品(デリバティブ)に対する監視強化を目的とした規制案の内容で合意した。加盟国が1月の経済・財務理事会で合意した修正案が承認された形で、当初の案と

バークレイズ(2011年12月通期決算)

12月通期決算の純利益は30億ポンド(約35億7,000万ユーロ)で、前年から16%減少。投資銀行部門バークレイズ・キャピタルが32%の減益(税引き前ベース)となり、収益を押し下げた。 \

INGグループ(2011年10-12月期決算)

2011年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は11億9,000万ユーロで、前年同期の1億3,000万ユーロから急増。中南米の保険事業、欧州・アジアの不動産投資事業の売却による特別利益が収益を押し上げた。 \

UBS(2011年10-12月期・12月通期決算)

2011年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は3億9,300万スイスフラン(約3億2,500万ユーロ)となり、前年同期から76%減少。投資銀行部門がトレーダーの不正取引で赤字となった前期に続いて、2億5,600万ス

クレディ・スイス(2011年10-12月期・12月通期決算)

2011年10-12月期(第4四半期)決算の最終損益は6億3,700万スイスフラン(約5億2,700万ユーロ)の赤字で、前年同期の黒字(8億4,100万スイスフラン)から悪化。投資銀行が2期連続で赤字となったほか、合理化

ボルボ、欧州の債務危機などで減産へ

スウェーデンのトラック大手ボルボは、欧州とブラジルで減産する。両地域で需要にブレーキがかかっていることに対応するもので、すでに年初から減産体制に入っているという。同社のオーロフ・ペールソン社長が3日、dpa-AFX通信に

ロシア最大手銀ズベルバンク、ワルシャワ証取への上場検討

ロシアの最大手銀行ズベルバンクが、ポーランドのワルシャワ証券取引所への上場を検討している。ゲルマン・グレフ総裁がこのほど明らかにした。 \ グレフ総裁はロシアのRIAノーボスチ通信に対し、「ワルシャワ証取は大きく発展する

Muenchener Rueck―2011年は70%減益に―

再保険大手の独Muenchener Rueck(ミュンヘン)が2日発表した2011年12月期暫定決算の最終利益は7億1,000万ユーロとなり、前期の24億3,000万ユーロから70.7%減少した。東日本大震災などの自然災

Deutsche Bank AG―2011年増益確保、利益目標は下回る―

独最大手銀行のDeutsche Bank(フランクフルト)が2日発表した2011年12月期決算の税引き前利益は54億ユーロとなり、前期の40億ユーロから35%増加した。個人・資産運用ビジネス(PCAM)が好調で過去最高の

ドイツ取引所とNYSEの合併計画、欧州委が不許可に

欧州連合(EU)の欧州委員会は1日、ドイツ取引所とNYSEユーロネクストの合併計画を承認しないと発表した。合併後の新社が欧州金融派生商品の取引で独占的な地位を獲得し適正な競争が阻害されると判断したため。ドイツ取引所は遺憾

11月の対ブルガリア直接投資75%減に

ブルガリアへの国外直接投資が激減している。中央銀行がこのほど発表した昨年1‐11月期の直接投資額は7億4,030万ユーロにとどまり、前年同期から48%減少した。11月は7,740万レフで、前年同月から75%も落ち込んだ。

Q-Cells SE―債務の株式化で社債保有者と合意―

経営難の太陽電池大手Q-Cells(ビターフェルト・ヴォルフェン)は1日、社債保有者が持つ債権を株式に転換することで基本合意したと発表した。これで同社の債務は大幅に減少し資金繰りの見通しも改善。経営破たんをひとまず回避で

ラトビア大手銀クライバンカが経営破綻

国際会計事務所大手のKPMG バルティックスはこのほど、ラトビアの金融大手クライバンカが倒産寸前にあることを明らかにした。KPMGは経営危機に陥った同行の再建計画などを審査してきたが、再建は困難であるとして、ラトビアの銀

Schwing GmbH―競合Putzmeisterに続き身売りか―

コンクリートポンプの有力メーカーである独Schwing(ヘルネ)が自社売却ないし出資者を模索しているもようだ。競合の独Putzmeisterは先ごろ、中国の建機大手・三一重工(Sany)への身売りを発表したばかり。背景に

ドイツ銀行(2011年12月通期決算)

2011年12月通期決算の税引き前利益は54億ユーロとなり、前年の40億ユーロから35%増加した。個人・資産運用ビジネス(PCAM)事業が好調で過去最高の37億ユーロを記録。法人・機関投資家向けビジネス(CIB)の不振を

バンコ・サンタンデール(2011年通期決算)

2011年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は4,700万ユーロで、前年同期から98%減少。不動産向け融資の焦げ付きに対する引当金が18億ユーロ以上に膨らみ、収益を押し下げた。12月通期の純利益は前年比35%減の5

Schaeffler AG―債務借り換えで銀行団と合意―

ベアリング大手の独Schaeffler(ヘアツォーゲンアウラハ)は1月27日、総額80億ユーロ超の融資協定を計8行からなる銀行コンソーシアムと締結したと発表した。2009年に債権銀行4行と結んだ計77億ユーロの融資協定に

金融市場としてのフランクフルト、景況感やや低下も高水準

フランクフルト大学付属金融研究所(CFS)は1月25日、フランクフルトの金融業界と金融市場に直接・間接に関連する業界の景況感調査結果を発表した。それによると、2012年第1四半期の業界全体の景況感指数(金融立地指数)は1

EU財務相理がハンガリーの財政規律違反を認定、初の制裁へ

EU加盟国は24日の財務相理事会で、ハンガリーが財政健全化の努力を怠り、EUの財政規律を定めた安定・成長協定に違反したと認定し、制裁に向けた手続きを進めることを決めた。欧州委員会が制裁を勧告すれば、財務相理で過半数が反対

個人年金保険、今年は利回りが4%未満に

個人年金保険の余剰金配当利回り(Ueberschussbeteiligung)が低下している。保険市場調査会社map-reportの調査によると、財形年金保険(契約年齢:30歳、積立額:年1,200ユーロ)の平均利回りは

EBRD、ルーマニアのリサイクルパーク建設を支援

欧州復興開発銀行(EBRD)はルーマニアのリサイクルパークの建設を支援する。EBRDはこのほど、同国の持株会社グリーン・グループが建設を企画しているプロジェクトに680万ユーロを融資すると発表した。また、南東欧基金(Se

顧客データの私的利用、どの程度の処分が妥当?

顧客データを私的な目的で利用すれば処分される。これについては誰も異論がないだろう。だが、どの程度の処分が妥当かとなると判断に迷うのではなかろうか。この問題についてマインツ州労働裁判所が昨年11月に判決(訴訟番号:10 S

国際債券の運用利益に課税、ロシア財務省が検討

ロシア財務省は国際債券の運用利益への課税に向け、法案の策定作業に入る方針だ。ロシアと二重課税防止協定を結ぶ国の債券保有者や、昨年末までに発効されたユーロ債については免税とする。対外貿易銀行(VTB)やバークレイズなど金融

アイルランドが資本市場復帰、国債借り換えに成功

財政危機でEUなどから金融支援を受けているアイルランド政府は25日、2014年1月に償還期限を迎える118億ユーロの国債のうち35億2,000万ユーロについて、新発債との交換による借り換えに成功した。市場での国債発行は2

IMFに15億ユーロ追加拠出、チェコ政府が決定

チェコ政府は25日の閣議で、EUの合意に沿って国際通貨基金(IMF)に15億ユーロを追加拠出することを決めた。チェコ中央銀行の外貨準備から、融資の形で提供する。 \ EUは12月の首脳会議で、ユーロ圏の信用不安に対するI

ノルデア銀行(2011年10-12月期決算)

2011年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は7億8,500万ユーロで、前年同期から2%増加。欧州の債務危機の影響が軽微だったほか、合理化によるコスト削減もあって、小幅ながら増益を確保した。12月通期の純利益は26

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