電子、電機

白物家電市場、今年は3%成長見通し

独電気電子工業会(ZVEI)は20日、国内白物家電市場規模が今年は前年比3%増の81億ユーロ(出荷価格ベース、付加価値税を除く)に拡大するとの予測を発表した。大型家電で2~3%、小型家電で3%の伸びを見込む(下の表を参照 […]

独電子部品市場、今年は8.5%成長見通し

独電気電子工業会(ZVEI)は19日、ドイツの電子部品市場規模が今年は前年比8.5%増の196億ユーロに拡大するとの予測を発表した。主力の半導体が11.5%増の123億ユーロとなり全体をけん引。プリント基板も8.3%増の

ガス発電所建設へ、エネルギー事業者とキール市が合意

独北部のキール市とエネルギー大手のMVVは15日、同市に熱電併給型のガス発電所を建設することで合意した。MVVは同計画に参加しない意向を表明していたが、熱電併給システムに対する助成の見通しがここにきて改善したため、方針を

ナビメーカーに制裁金、再販行為で

ドイツ連邦カルテル庁は12日、小売価格を不当に指定していたポータブルナビゲーション機器製造の独ユナイテッド・ナビゲーションに対し制裁金30万ユーロの支払いを命じたと発表した。アンドレアス・ムント長官は、小売希望価格を販売

無人攻撃機開発で独仏伊が基本合意

ドイツ、フランス、イタリアの3カ国は18日、攻撃能力のある軍用無人機(ドローン)を共同開発することで基本合意した。無人攻撃機を欧州で開発するのは初めて。独自開発により米国製ドローンへの依存度を引き下げる狙いだ。 3カ国は

キオン―ユニキャリアの競売入札に参加か―

フォークリフト世界2位の独キオン(ヴィースバーデン)が競合ユニキャリアを買収する考えのようだ。13日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、ユニキャリアの競売入札で4月末に最終オファーを出したという。関係各

SMAソーラー―1-3月期3割増収に―

パワーコンディショナー大手の独SMAソーラー(ニーステタール)が13日発表した2015年1-3月期(第1四半期)決算の売上高は前年同期比28%増の2億2,630万ユーロと大幅に拡大した。国外の大型太陽光発電プロジェクト向

エーオン―英に洋上風力パーク建設へ―

エネルギー独最大手のエーオン(デュッセルドルフ)は18日、英国南部ブライトンの沖合13キロの海域に風力発電パーク「ランピオン」を建設すると発表した。同社は従来型発電事業を来年1月に分社化し経営資源を再生可能エネルギー分野

自動運転車の走行試験、スイスコムが実施

電気通信事業者スイスコムは4日から14日にかけて、自動運転車のテスト走行を初めて実施した。自動運転車が通信網などに与える影響を調べることが狙い。自動運転車の利用は通信需要の拡大につながることから、ドイツテレコムなどの通信

軍用機A400M、墜落原因はソフトの不具合か

欧州航空宇宙大手エアバス・グループの軍用輸送機「A400M」が先ごろテスト飛行中に墜落した事故はエンジン制御用ソフトウエアの不具合が原因となったもようだ。同社は19日、関係各国に対し同輸送機の飛行前にエンジンの電子制御ユ

EU、日本など5カ国の電磁鋼に反ダンピング関税

欧州委員会は中国、ロシア、日本、韓国、米国の5カ国の鉄鋼メーカーがEUに輸出している方向性電磁鋼について、不当な廉価で販売された疑いが強まったとして、反ダンピング(不当廉売)関税を暫定的に課すことを決定した。14日から実

メリタ―2工場閉鎖へ―

コーヒーメーカーやフィルターで有名な独メリタ(ミンデン)が組織を再編する。収益力の向上が狙いで、管理部門をスリム化するほか、2工場を閉鎖する計画だ。イェロ・ベンツ社長が経済紙『ハンデルスブラット』に明らかにした。 「スワ

自動運転トラックの公道試験、ダイムラーが米で実施

自動車大手の独ダイムラーは5日、自動運転トラックの走行試験を米ネバダ州で実施すると発表した。一般の車両が走行する通常の状況下で、自動運転トラックの公道試験を世界で初めて行う。メルセデスの米子会社フライトライナーの車両「イ

洋上風力発電の新設で独が世界トップに

エネルギー、ヘルスケア産業向けのコンサルティング・調査会社である英グローバルデータは6日、ドイツの洋上風力発電新設容量が今年2,071メガワット(MW)となり、昨年(529MW)の約4倍に拡大するとの見通しを明らかにした

電機業界受注が急増、3月+18%に

独電気電子工業会(ZVEI)が11日発表した独業界の3月の新規受注高は前年度月比17.9%増と大幅に拡大した。大型受注が多く全体が押し上げられた格好で、国内受注は22.1%増加。ユーロ圏(ドイツを除く)とユーロ圏外もそれ

インダストリー4.0は経営トップの管轄

生産のデジタル化(インダストリー4.0)に取り組む企業の77%が、同案件を経営トップの管轄事項としていることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)が11日発表した調査結果で明らかになった。Bitkomは「インダストリー4

米情報機関がシーメンスをスパイか

米国家安全保障局(NSA)がドイツの情報機関、連邦情報局(BND)を通して独電機大手シーメンスの情報を極秘に入手しようとしていた、との観測が浮上している。BNDはNSAの依頼で欧州航空宇宙大手エアバス(旧EADS)の情報

製造業売上2カ月連続減に、3月-1%

ドイツ連邦統計局が11日発表した2015年3月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.0%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。ユーロ圏外が2.0%減少、ユーロ圏(ドイツを除く)と国内もそ

シーメンス―従業員4500人を追加削減―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は7日、従業員およそ4,500人を削減すると発表した。昨年10月と今年2月にもそれぞれ1,200人、7,800人の整理方針を打ち出しており、合わせて1万3,500人を削減することになる

キオン―自動マテハン分野で買収―

フォークリフト大手の独キオン(ヴィースバーデン)は7日、ベルギーのオートメーション機器メーカーEgeminグループから物流オートメーション機器事業を買収すると発表した。自動マテリアルハンドリング(AMH)事業を強化する考

ボンバルディア―鉄道部門をIPO―

カナダの航空機大手ボンバルディアは7日、ドイツに本社を置く鉄道車両・設備部門ボンバルディア・トランスポーテーションの新規株式公開(IPO)方針を明らかにした。同社は鉄道車両業界の再編の動きを踏まえ、同部門の売却や合弁化な

ワッカー・ケミー―ウエハー子会社をIPO―

化学大手の独ワッカー・ケミー(ミュンヘン)は8日、シリコンウエハー製造子会社シルトロニックの新規株式公開(IPO)計画を発表した。シリコンウエハー市場は変動が激しく、ワッカーは同子会社の売却などを検討していた。公開益で中

ボッシュ―通信インフラの強化を政府に要求―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は4月29日の決算発表で、電気通信インフラの大幅強化を政府に要求した。「モノのインターネット(IoT)」が進み自動車や工場、住宅、家電がインターネットで全面的につながる状況を

Infineon:インフィニオン―韓国合弁を完全子会社化―

半導体大手のインフィニオン(ミュンヘン)は4日、韓国のLS産電(LSIS)と同国で共同運営してきた合弁会社パワー・セミテック(旧LSパワー・セミテック)を完全子会社化したと発表した。需要の拡大が見込まれる白物家電向けイン

ABB―石油安が打撃、従業員削減へ―

スイスの重電大手ABB(チューリヒ)は4月29日の決算発表でコスト削減方針を明らかにした。石油・天然ガス価格の下落を受けて採掘事業者が設備投資を抑制し、同社の業績に影響しているためで、人員削減を実施する。従業員をどの程度

メッツ・ヴェルケ―中国企業スカイワースなどが買収―

昨年11月に経営破たんした民政家電製造の独メッツ・ヴェルケ(チルンドルフ)は4月28日、同社の売却先が決まったと発表した。テレビ部門は中国の同業スカイワース(創維)、フラッシュ装置・樹脂部品部門は駆動装置・フィットネス機

ドルマ―スイス同業カバと合併へ―

自動ドアやドア部品の大手メーカーである独ドルマ(エンネペタール)は4月30日、スイスの同業カバと合併合意したと発表した。相乗効果を引き出すことが狙い。合併手続きは5月22日に開催されるカバの臨時株主総会での承認を経て第3

雇用の6割に黄信号、デジタル化の進展で

経済のデジタル化が今後一段と進むと、ドイツの雇用情勢は大幅に悪化する恐れがある――。蘭銀行大手INGの独子会社ING DiBaが独自調査をもとに4月30日に明らかにしたもので、特に事務系や作業が単純な職種でリスクが高いと

独フエスト、ブルガリア物流拠点を拡張

独オートメーション機器大手フエストがブルガリアの物流拠点を拡張した。同国投資庁がこのほど明らかにしたもので、1,600万レフ(約800万ユーロ)を投じて倉庫と物流施設の規模を2倍に拡大し、生産量の増大に対応する。 フエス

ソーラーフロンティア、トルコ太陽光発電所に電池供給

昭和シェル石油傘下の太陽電池メーカー、ソーラーフロンティアは4月30日、ドイツ子会社のソーラーフロンティア・ヨーロッパを通じて、トルコの太陽光発電事業者コナル・エネルギ(イズミル)とCIS薄膜太陽電池モジュールの供給契約

ABB、1~3月期は減収増益

スイスの重電大手ABBが4月29日発表した2015年1~3月期(第1四半期)決算の売上高は85億5,500万ドルとなり、前年同期から10%減少した。為替差損が響いた。純利益はコスト削減の効果で4%増の5億6,400万ドル

ソーラーフロンティア、トルコ太陽光発電所に電池供給

昭和シェル石油傘下の太陽電池メーカー、ソーラーフロンティアは4月30日、ドイツ子会社のソーラーフロンティア・ヨーロッパを通じて、トルコの太陽光発電事業者コナル・エネルギ(イズミル)とCIS薄膜太陽電池モジュールの供給契約

フィリップス、1~3月期は27%減益

欧州電機大手のフィリップス(オランダ)が4月28日発表した2015年1~3月期(第1四半期)決算の純利益は1億ユーロとなり、前年同期から27%減少した。増収となったものの、5,800万ユーロの合理化費用が収益を圧迫した。

ウィンコール・ニックスドルフ―コスト削減へ―

ATM、POSシステム大手の独ウィンコール・ニックスドルフ(パーダーボルン)は23日の決算発表でコスト削減方針を打ち出した。ハードウエア事業の不振を受けた措置で、2018年9月期までに年1億2,000万ユーロを圧縮。これ

オスラム―一般照明事業を分社化―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は21日、一般照明事業の分社化計画を明らかにした。今後は経営資源を自動車向けなどの特殊照明や発光ダイオード(LED)、システムソリューションに絞り込む考え。同計画は28日の監査役会で審議

シングルス・テクノロジーズ―債務の株式化へ―

光メディア製造装置メーカーの独シングルス(カール・アム・マイン)は24日、財務再建方針を発表した。減資を行うとともに社債を株式に転換。自己資本を強化して他人資本を削減する。6月9日の株主総会で提案する予定だ。 同社はDV

ダイムラー

自動車大手の独ダイムラーは24日、電気バスと燃料電池バスを2020年までに量産する意向を明らかにした。乗合バスとして販売する考え。現時点では航続距離が短く、乗合バスの1日当たりの走行距離(最大200キロメートル)に届かな

ノキアの地図事業、独高級車3社が共同買収か

通信機器大手のノキアが放出予定のデジタル地図事業「ヒア」をドイツの高級乗用車メーカー3社が共同買収する考えのようだ。独経済誌『マネージャー・マガチン』が消息筋の情報として22日、オンライン版で報じた。ヒアの買収にはSNS

消費者の40%がスマートウォッチ利用に前向き

スマートフォンと連携して用いるスマートウォッチの利用に前向きなドイツの消費者は40%(2,800万人強)に上ることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)が23日に発表したアンケート調査結果で分かった。2年前の調査では31

独自動車部品マルクアルト、マケドニアで生産開始へ

独自動車用電気スイッチメーカー、マルクアルトのマケドニア工場が近く操業を開始する。マケドニア通信がこのほど、工場の所在地である中部ヴェレスのカディエフ市長の談話として報じた。投資額は3,500万ユーロで、当初計画では遅く

スイス重電大手ABB、チェコ生産を拡大

スイスの重電大手ABBは22日、チェコで複数の新生産棟が稼働したと発表した。次世代技術の発展と応用を企図する「ネクストレベル」戦略の一環で、総投資額は5,000万米ドルに上った。 ブルノ工場の新生産棟では中電圧の気中絶縁

米GE、チェコの銀行子会社売却を検討

米ゼネラル・エレクトリック(GE)が金融事業縮小の一環として、チェコ子会社GEマネーバンクの売却を検討している。同行のショーン・モリッシー最高経営責任者(CEO)の話として、22日付の経済紙『ホスポダルスケ・ノヴィニー』

ロシアの科学技術財団、中国の投資グループと連携

ロシアの政府系科学技術財団「スコルコヴォ」が中国の投資グループ「サイバーノート」と共同で、国内のハイテク産業向けに2億ドル規模のベンチャーファンドを立ち上げる。ドヴォルコーヴィチ副首相が21日明らかにしたもので、今後イノ

LGディスプレー、カルテル制裁の減額認められず

欧州司法裁判所は23日、EUが韓国のLGディスプレーに液晶パネルのカルテルで科した制裁は妥当とする判決を下した。LGディスプレーは課徴金が重すぎるとして減額を求めていたが、認められなかった。 欧州委員会は2010年、LG

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