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2010/7/7

経済産業情報

新ICチップ付きECカード、貯蓄銀が段階導入へ

この記事の要約

貯蓄銀行グループは最新の機能を持つICチップ付きの銀行カード(ECカード)を2011年下半期から全国4,500万人の顧客に段階的に導入する。現在のカードには裏面に磁気ストライプ、表面にICチップが付いているが、2012年 […]

貯蓄銀行グループは最新の機能を持つICチップ付きの銀行カード(ECカード)を2011年下半期から全国4,500万人の顧客に段階的に導入する。現在のカードには裏面に磁気ストライプ、表面にICチップが付いているが、2012年からはICチップだけとなる。また、これに先駆けてカードの色は今年7月から貯蓄銀のイメージカラーである赤に衣替えする。1日付『南ドイツ新聞』が報じた。

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新ICチップはRFID(無線自動認識)技術を利用した非接触ICタグで、スーパーのレジなどでECカードを専用読み取り機にかざすだけで支払いができる。ただ、読み取り装置があればデータが簡単に読み取れ、カードの持ち主の知らない間に個人情報が第3者に流出する恐れがあるため、貯蓄銀行は安全対策を強化して対処する方針だ。ICチップには技術コード、口座番号、銀行番号、カード番号のほか本人が18歳以上であるかどうかの情報が入力される。

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