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2010/7/21

経済産業情報

30歳以下の女性、2人に1人が「自分に自信」

この記事の要約

大手消費財メーカーHenkelのヘアケアブランドSchwarzkopfが独仏露の消費者を対象に実施したアンケート調査で、「自分は自立している」と回答した30歳以下の女性は50%に上り、1998年の調査に比べ12ポイント増 […]

大手消費財メーカーHenkelのヘアケアブランドSchwarzkopfが独仏露の消費者を対象に実施したアンケート調査で、「自分は自立している」と回答した30歳以下の女性は50%に上り、1998年の調査に比べ12ポイント増加した。女性の社会進出が進むなか、仕事を持つことは多くの女性にとって当たり前になっており、「専業主婦は時代遅れ」という感覚が強くなっている。日刊紙『ヴェルト』が17日付で報じた。

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Schwarzkopfは急速に変化する社会が女性の自己像や意識にもたらす影響を調べるため、ドイツ、ロシア、フランスの16歳~70歳の男女合わせて1,250人を対象に調査を実施した。

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それによると、「職業を持つこと」に対する女性の関心は高まる一方、職業上の成功やキャリアに対する関心は男性に比べてかなり低かった。女性の社会進出をめぐる問題に詳しいアレンスバッハ世論調査研究所(IfD)のケッヒャー社長はこれについて、家庭と仕事の両立が困難な現状が原因の一端になっているとの考えを示した。女性が家事労働を引き受けている世帯はドイツ全体で3分の2に上り、「ドイツで仕事と家庭をうまく両立できる」との回答は皆無だったという。

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一方、関心のある事柄についての質問では、男性のトップ3が「コンピューター」「スポーツ」「インターネット」、女性が「ファッション」「ヘアスタイル」「化粧品」で、過去の調査と比べ全く変化がなかった。

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