独最大手銀行のDeutsche Bank(フランクフルト)は20日、不動産投資子会社Rreefの売却に向けて米資産管理会社Guggenheimと進めてきた交渉が決裂したと発表した。取引価格が折り合わなかったもよう。同行は当初、資産管理事業の大部分をGuggenheimに売却する方向で交渉を開始したが、5月になって交渉対象をRreefに絞り込んだ経緯がある。
\Deutsche Bankは昨年11月、資産管理事業を全面的に見直す方針を明らかにした。収益力が弱いうえ、市場環境も悪化したためで、Guggenheimには子会社DWSが欧州とアジアで展開するパブリックファンド事業を除く全資産管理事業を売却する予定だった。
\同行は資産管理事業に関する新たな計画を9月に発表する。
\