Bayerの農業科学子会社Bayer CropScience(モンハイム・アム・ライン)は5日、設備投資額を大幅に引き上げる意向を表明した。農薬需要が強いためで、米国には工場を新設する。
\2013~16年の設備投資額を、従来計画を10億ユーロ上回る約24億ユーロに拡大。米アラバマ州には3億8,000万ユーロを投じて除草剤工場を建設し、15年第4四半期から操業を開始する。
\新工場で生産する除草剤はグルホシネートアンモニウムで、同社は「Libety」の商標名で販売している。同工場が完成すると、Bayer CropScienceの除草剤生産規模は2倍以上に拡大するという。
\同社がLibertyの生産能力を引き上げる背景には、世界的に需要が大きい競合Monsantoの除草剤「Roundup」に耐性を持つ雑草が増えていることがある。
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