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2013/9/11

経済産業情報

原発廃棄物の管理で電力大手と建設会社が提携へ

この記事の要約

電力大手のEnBWと建設大手のビルフィンガー・ベルガーは4日、原子力発電所の解体で発生する放射性廃棄物の管理に向けて独占交渉を行うと発表した。今後数カ月をかけて技術的・法的な問題を協議、提携分野を定めていく。協議と並行し […]

電力大手のEnBWと建設大手のビルフィンガー・ベルガーは4日、原子力発電所の解体で発生する放射性廃棄物の管理に向けて独占交渉を行うと発表した。今後数カ月をかけて技術的・法的な問題を協議、提携分野を定めていく。協議と並行してビルフィンガーは原発廃棄物管理の具体策を策定する。

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提携の対象となるのはEnBWのネッカースヴェストハイム第1原発とフィリップスブルク第1原発。原発廃棄物の管理に向けては廃棄物を適切な方法で分別したうえで、再利用できるものは再利用する。その他のごみは破砕してコンパクト化し、将来建設される低・中レベル放射性廃棄物の最終保管施設での貯蔵に適したようにする。当面は原発敷地内で保管する。

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EnBWは放射性廃棄物の取り扱いと原発解体のノウハウを持ち寄る。また、ビルフィンガーは廃棄物処理インフラや原発関連サービスの分野で培ったノウハウを提供する。

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