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2013/9/25

経済産業情報

停電時間が昨年はやや増加、「ブラックアウトは今冬も回避」

この記事の要約

独連邦ネットワーク庁は19日、一世帯当りの停電時間が昨年は15.91分となり、前年の15.31分からやや増加したと発表した。増加は2年連続。増加の原因はすべて中圧送電網にあり、低圧送電網では停電が減少したという。\ 昨年 […]

独連邦ネットワーク庁は19日、一世帯当りの停電時間が昨年は15.91分となり、前年の15.31分からやや増加したと発表した。増加は2年連続。増加の原因はすべて中圧送電網にあり、低圧送電網では停電が減少したという。

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昨年の停電時間は06~11年の中央値(17.09分)に比べると短かった。ヨッヘン・ホーマン長官は、再生可能エネルギーの拡充を加速するエネルギー転換政策はこれまでのところ電力供給の不安定化をもたらしていないとしている。

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同長官は先ごろ、今冬もブラックアウト(大規模停電)を回避できるとの見通しを示した。発電能力で計2,540メガワットのコールドリザーブ(予備電力)が再可エネ電力の供給のブレを吸収するとしている。

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