後発医薬品大手の独Stada(バート・フィルベル)は18日、ロシア子会社OAO NizhpharmがAqualorブランドの一般医薬品(OTC)10種類を取得することで合意したと発表した。規制の少ないOTC分野で事業を強化する戦略の一環。取引金額は現金1億3,100万ユーロで、そのうちの83%を取引の成立時、残り17%を一定要件を満たすことを条件に1年以内に支払う。
\Aqualorは海水ベースの医薬品。今回取得する製品は咽喉炎、副鼻腔炎治療薬で、2007年にロシア市場に投入された。現地売上は年率34%のスピードで拡大している。OAO Nizhpharmはこれらの製品を主にキプロスに本社を置くButterwood Holdingsとロシア企業ZAO Pharmamedから譲り受ける。
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