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2014/2/26

企業情報

Fresenius SE & Co. KGaA―病院買収を当局が承認―

この記事の要約

ドイツ連邦カルテル庁は20日、独医療機関2位のRhoen-Klinikumが運営する病院の大半を、総合医療大手のFresenius(バート・ホームブルク)が譲り受ける計画を承認したと発表した。Freseniusは傘下に独 […]

ドイツ連邦カルテル庁は20日、独医療機関2位のRhoen-Klinikumが運営する病院の大半を、総合医療大手のFresenius(バート・ホームブルク)が譲り受ける計画を承認したと発表した。Freseniusは傘下に独最大手病院Heliosを持つことから、同庁は当初、難色を示していたが、Freseniusが計画の修正に応じたためゴーサインを出した。買収手続きは今月末までに終了する見通し。

Freseniusは昨年9月、Rhoenから総合病院43カ所、外来専門病院15カ所を譲り受けることを取り決めた。これに対しカルテル庁が一部地域で病院間の競争がなくなる恐れがあると異議を挟んだため、Freseniusは今年1月、買収の規模を総合病院40カ所、外来専門病院13カ所に縮小することを表明していた。