電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が欧州鉄道運営会社ユーロスターから高速鉄道「ヴェラロ」7編成を追加受注した。受注高は3億8,000万ユーロ強。ユーロスターからはすでに同10編成を受注しており、合わせて17編成に拡大する。ユーロスターが13日、明らかにした。
シーメンスは2010年、ユーロスターから「ヴェラロe320」10編成を受注した。ユーロスターが使用する車両はそれまで、仏アルストムが全面供給してきた経緯があり、シーメンスにとってはユーロスターからの初受注となった。TGVをベースにアルストムが開発した「ユーロスター」車両の故障事故がユーロトンネル内で相次いだことを受け、シーメンスに白羽の矢が立った格好だ。