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2014/11/19

経済産業情報

一般世帯のエネルギー消費量が8年ぶりに増加

この記事の要約

連邦統計局が12日発表したデータによると、一般世帯のエネルギー消費量は気温調整後の実質で昨年6,780億キロワット時(kWh)となり、前年比で3.9%増加した。増加は2005年以来で8年ぶり。全体の42%を占める天然ガス […]

連邦統計局が12日発表したデータによると、一般世帯のエネルギー消費量は気温調整後の実質で昨年6,780億キロワット時(kWh)となり、前年比で3.9%増加した。増加は2005年以来で8年ぶり。全体の42%を占める天然ガスが8.6%増えたことが最大の押し上げ要因となった。

05年比では薪・太陽熱・ヒートポンプが49.8%増と大幅に伸び、全体に占める割合が7.7%から11.7%へと上昇した。地域熱も12.9%増加している。石油は29.8%減と大きく減少した。

エネルギーの利用分野別でみると、全体の70%を占める暖房は05年に比べて6.1%減少した。世帯数が増加し、居住面積も5.2%増えたものの、1平方メートル当たりの消費量が10.6%低下し、全体が強く押し下げられた格好だ。

一方、料理・乾燥・アイロン・洗濯と家電ではエネルギー使用量がそれぞれ5.5%、5.2%増加した。家電の多機能化と利用拡大が背景にあるという。