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2014/11/19

企業情報

エーオン―ルーブル安など直撃、7-9月期最終赤字に―

この記事の要約

エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)が12日発表した2014年1-9月期決算の最終損益は1,400万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(26億1,100万ユーロ)から大幅に悪化した。ロシア通貨ルーブルの交換レー […]

エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)が12日発表した2014年1-9月期決算の最終損益は1,400万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(26億1,100万ユーロ)から大幅に悪化した。ロシア通貨ルーブルの交換レート急落と国内市場の低迷が直撃。比較対象の13年1-9月期は評価益で利益が大幅に押し上げられており、その反動も大きい。7-9月期(第3四半期)に限ると、赤字幅は8億3,500万ユーロに達し、前年同期の4億6,400万ユーロから大幅に膨らんだ。

1-9月期の売上高は9%減の813億4,800万ユーロで、営業利益(EBITDA)も7%減の66億3,700万ユーロに落ち込んだ。9月末時点の純債務は310億900万ユーロで、昨年末からの減少幅は4%にとどまった。

ロシア事業のEBITDA(特殊要因を除く)は4億1,000万ユーロで、前年同期を19%下回った。同国事業の強化方針は堅持している。