ドイツ環境・リサイクリング産業の動き

製造業で断熱強化の余地大きく

ドイツの製造業界はエネルギー効率を改善する余地が大きいようだ。再生可能エネルギー分野のコンサルティング企業Ecofysがこのほど発表した調査レポートによると、建物・設備の断熱を強化するだけで106ペタジュール(29テラワ […]

豊田通商―独スクラップ大手Scholzに約40%出資―

豊田通商は10日、金属スクラップ世界2位の独Scholzに39.9%出資することで合意したと発表した。Scholzは経営破たんの危機に直面しており、資本注入により救済する格好となる。出資額は明らかにしていない。 Scho

包装材と金属・樹脂ゴミを一括回収へ

ドイツのバルバラ・ヘンドリックス連邦環境相は『ヴェストドイチェ・アルゲマイネ』紙のインタビューで、包装材と金属・樹脂ゴミを同一のコンテナで回収する方式の導入方針を明らかにした。これまでは別々のコンテナで回収してきたが、同

Solarworld AG―カタールにモジュール工場―

経営再建中の独太陽電池大手Solarworld(ボン)は中東カタールにモジュール工場を建設する意向だ。フランク・アスベック社長が『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。着工時期や投資額など計画の詳細は不明。 同社は太陽電

Nordex

風力発電機メーカーの独Nordexが2月28日発表した2013年12月期の営業利益(EBIT)は4,430万ユーロとなり、前期の赤字(6,110万ユーロ)から大幅に改善した。黒字計上は3期ぶり。コスト削減のほか、欧州・中

Solarworld AG―販売成長率で今年40%以上見込む―

経営難の独太陽電池メーカーSolarworld(ボン)は19日、2014年の販売量が前年実績の548メガワット(MW)を少なくとも40%上回るとの見通しを発表した。業界再編の動きが最終段階に入り、経営悪化の原因となってい

Windwaerts

ドイツの風力発電プロジェクト会社Windwaertsは7日、会社更生手続きの適用をハノーバー区裁判所に申請した。プロジェクトの遅延を受けて資金繰りが悪化。利益参加証券(Genussschein)の購入者への配当などが支払

Conergy―14年12月期の黒字化見込む―

昨年の経営破たんを受けて太陽電池メーカーからソーラー発電プロジェクト会社に生まれ変わった独Conergy(ハンブルク)は14年12月期決算で10年ぶりに黒字転換を果たす見通しだ。債務から全面的に開放されたほか、経営不振の

Prokon Regenerative Energien GmbH―経営破たん―

再生可能エネルギーのプロジェクト会社Prokonは22日、会社更生手続きの適用を地元イツェホー区裁判所に申請した。同社の利益参加証券(Genussschein)を購入し事業資金を提供してきた一般投資家などが資金を大量に引

Bosch

自動車部品大手のBoschは太陽電池事業を昨年11月、Solarworldに譲渡した際、最大1億3,000万ユーロをSolarworldに支払ったもようだ。『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙が報じたもので、両社はコメ

太陽光発電の新設能力、昨年は55%減少

独ソーラー産業連盟(BSW Solar)が9日発表した太陽光発電設備の2013年の国内新設規模は約3.3ギガワットピーク(GWp)となり、前年の7.6GWpからおよそ55%減少した。ソーラー電力の買い取り価格が太陽光発電

Siemens AG―米で大型受注、風力タービン450基―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は16日、米エネルギー大手のMidAmericanから陸上風力発電用タービン448基を受注したと発表した。発電容量は計1,050メガワットで、陸上風力タービンの受注では同社史上最大

S.A.G. Solarstrom AG―経営破たん―

太陽光発電のプロジェクト会社である独S.A.G. Solarstrom(フライブルク)は13日、会社更生手続きの適用をフライブルク区裁判所に申請した。顧客からの入金とプロジェクトの遅延を受けて資金繰りが悪化。銀行などとの

使用済み大容量充電池は別ボックスで回収へ

ノートパソコンやスマートフォン、コードレス電動工具などで使用されている大容量充電池を通常の電池とは区別して回収するルールが来年から導入される。ポータブル電子機器の普及にともない廃棄される大容量充電池の数が増え続けているこ

Bard Engineering GmbH―業務停止へ―

洋上風力発電プロジェクト事業者の独Bard(エムデン)は20日、業務を停止するとともに、北海の風力発電パーク「Bard Offshore 1」を新会社Offshore Wind Solutions GmbH(OWS)に譲

Solarworld AG―Boschの太陽電池工場買収か―

経営難の太陽電池大手Solarworld(ボン)が自動車部品大手のBoschから太陽電池工場を買収するとの観測が浮上している。ロイター通信が消息筋の情報として6日報じたもので、交渉は近日中にもまとまる見通しという。Sol

「温暖化防止産業」の売上規模は455億ユーロ

ドイツ連邦統計局によると、同国の「温暖化防止産業」の2011年売上高は455億ユーロだった。企業数は約9,000社に上る。統計局は温暖化防止企業を◇二酸化炭素(CO2)をはじめとする温暖化効果ガスの排出削減に役立つ製品・

Wirsol Solar AG―経営破たん―

ソーラー発電プロジェクト事業者の独Wirsol Solar(ヴァークホイゼル)はこのほど、会社更生手続きの適用をカールスルーエ区裁判所に申請したと発表した。協調融資の延長を融資銀行団に要請したが、協議がまとまらなかったた

Repower

風力発電設備大手の独Repowerは10月31日、来年から社名をSenvionに改めると発表した。これまではRepowerという名称をスイス企業からライセンス供与を受けて利用してきたが、同スイス企業が自らもRepower

旧式ボイラーの交換義務づけ

ドイツ政府は16日の閣議で、省エネ政令(EnEV)の改正案を承認した。1985年より前に設置された暖房を原則として2015年までに新式のものに交換することを家主に義務づけることが柱。これまでは1978年より前に設置された

Centrosolar AG―自己管理型の経営再建を申請―

太陽電池モジュール製造の独Centrosolar(ハンブルク)は18日、自己管理型の経営再建手続きの適用をハンブルク区裁判所に申請したと発表した。同社は今春、債務の株式化や新株発行を含む経営再建計画の承認を債権者と株主か

再可エネの利用が家庭でも拡大

再生可能エネルギーの利用がドイツの一般世帯でも拡大している。連邦統計局が9日発表したところによると、同エネルギーの2012年の消費量(気温変化の影響を除いた実質ベース)は全世帯の合計で840億キロワット時(kWh)となり

中古携帯の買い取り、ドイツテレコムが開始

電気通信大手のドイツテレコムが中古の携帯電話機を買い取るサービスを開始した。顧客を自社ショップに誘導する狙い。 \ 同社は60ショップで試験的に買い取りサービスを実施したところ評判が良かったため、国内の全ショップ(725

洋上ウィンドパーク建設が進む

北海・バルト海で洋上風力パークの建設が進んでいる。北海で最大規模のパーク「Bard Offshore I」では8月にタービン80基(合計出力5メガワット)の設置が完了し、本格稼働がスタート。バッテンフォールが建設中の「D

Windreich GmbH―経営破たん―

風力発電パークの開発・運営を手がける独Windreich(ヴォルフシュルーゲン)が6日、エスリンゲン区裁判所に会社更生手続きの適用を申請していたことが9日、明らかになった。同社の役員に対しては検察当局が倒産遅延などの容疑

RWE AG―洋上風力パークの建設許可取得―

独エネルギー大手のRWE(エッセン)は8月28日、再生可能エネルギー子会社RWE Innogyが洋上風力発電パークを北海に建設する計画が連邦海運・水路庁(BSH)から許可されたと発表した。RWEは発電事業に占める再可エネ

Skion GmbH―上下水処理プラント会社買収―

富豪ズザンネ・クラッテン氏の投資会社Skion(バート・ホームブルク)が上下水処理プラント製造の独Envirochemieを買収する。地方紙『ハイルブロンナー・シュティメ』が報じ、同社が追認した。資源循環分野で技術革新力

独ZSW、CO2から高純度のメタン精製

バーデン・ヴュルテンベルク州太陽エネルギー・水素研究所(ZSW)を中心とする研究チームは、二酸化炭素(CO2)からメタンを生成するパイロットプラントにおいて99%という高純度のメタンを精製することに成功した。ロシアの天然

Solarworld AG―経営破たん回避、再建計画を株主など承認―

独太陽電池大手Solarworld(ボン)の再建計画が、5日から7日にかけて実施された社債権者集会と株主総会でそれぞれ承認された。これにより同社は経営破たんを回避。フランク・アスベック社長は「(7日は)新たな誕生日だ」と

ルール地方で低炭素都市プロジェクト

かつて炭鉱都市として栄えたルール地方のボットロープ市で、低炭素都市の実現をめざす環境プロジェクトが進められている。「InnovationCity Ruhr」と名付けられた同プロジェクトではエネルギー効率改善や二酸化炭素(

アフリカでソーラー電力販売

太陽光発電敷設事業者の独Kirchner Solarグループが、ソーラー電力の販売事業をアフリカ東部のウガンダで展開している。必要なのはソーラーパネルとバッテリーだけで送電網が不要なため、大きな需要を掘り起こす可能性もあ

Conergy AG―米投資会社が部分買収―

今月上旬に倒産した太陽電池メーカーの独Conergy(ハンブルク)は19日、同社の一部事業を米投資会社Kawa Capital Manegementに売却することで基本合意した。売却対象となるのはグローバル販売網とそれに

Solarworld AG―流動資産が1.6億ユーロに減少―

経営難の太陽電池大手Solarworld(ボン)は18日の暫定決算発表で、6月末時点の流動資産が1億6,200万ユーロとなり、昨年末の2億2,400万ユーロから28%減少したことを明らかにした。利払いのほか、将来に向けた

CropEnergies AG―英同業買収―

独砂糖大手Suedzuckerのバイオ燃料子会社CropEnergies(マンハイム)は19日、英同業のEnsusを投資会社Carlyleから完全買収したと発表した。欧州有数のメーカーとして競争力を一段と強化する狙い。同

下水熱を暖房・給湯熱源に、国内で計40カ所

下水管を流れる未処理下水から採熱して給湯や冷暖房に利用するシステムを導入する試みがドイツ各地で行われている。国内で稼働する設備は現在、ラウエンベルク(バーデン・ヴュルテンベルク州)、ベルリンなど約40カ所に上り、ベルリン

太陽電池のコナジーが経営破たん

ドイツのソーラー業界の危機が一段と強まっている。太陽電池大手のコナジーはこのほど倒産。「太陽王」の異名をとるアスベック社長が率いる競合ソーラーワールドも経営破たんの瀬戸際に追い込まれている。かつて太陽光発電セルの世界最大

包装材回収最大手が料金引き上げ

包装材の回収・分類・リサイクリング(デュアル・システム)で独最大手のDSD(ケルン)は3日、来年からライセンス料金を引き上げると発表した。人件費や回収・再利用にかかるエネルギーコストが上昇しているうえ、システムにただのり

Nordex

風力発電設備メーカーの独Nordexは6月28日、米アーカンソー州ジョーンズボロにある工場を閉鎖すると発表した。稼働率の低迷が続いているため。今後は北米・南米市場向けの製品を独北部のロストック工場で生産する。米国での販売

発電に占める再可エネの割合22%超に

ドイツの発電量に占める再生可能エネルギーの割合は昨年22.1%となり、前年の20.3%から1.8ポイント増加した。2011年の福島原発事故を受けて政府が再可エネの大幅増強方針を打ち出したことが大きく、10年からの増加幅は

Solarworld AG―再建計画発表、カタール企業が出資―

太陽電池大手の独Solarworld(ボン)は18日、経営再建計画を発表した。債務の株式化と減資・増資手続きを通して財務を健全化するという内容で、事業提携先のカタール企業からは出資と融資を受ける。すでに銀行やヘッジファン

Siemens AG―ソーラー事業清算へ―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は17日、不採算のソーラー事業を来春までに清算することを明らかにした。昨年秋から売却先を模索してきたものの、買い手が見つからなかったためで、今後は再生可能エネルギー分野の経営資源を

独エーオン、ルーマニア風力発電投資を凍結

独エネルギー大手のエーオンは、ルーマニア風力発電事業への投資計画を凍結した。政府が再生可能エネルギーに対する助成削減を検討しているためだ。削減が実行に移されれば、計画を中止するとしている。 \ エーオンはルーマニアで出力

EV利用の配達プロジェクト、ドイツポストが実施へ

ドイツポストは21日、電気自動車(EV)を利用した配達プロジェクトをボンで実施すると発表した。企業イメージ向上のほか、長期的には輸送コストの引き下げも狙っている。 \ 連邦環境省の支援を受けて実施する。市街地での封書・は

Conergy AG―サプライヤーが転換社債引き受け―

経営不振の太陽電池メーカーConergy(ハンブルク)は14日の決算発表で、サプライヤー2社が同社の転換社債、合わせて460万ユーロを引き受けることを明らかにした。事業のグローバル化資金に充てる意向だ。同社は3月末時点で

MVV Energie AG―ロンドン近郊にバイオマス発電所―

エネルギー大手の独MVV Energie(マンハイム)は15日、ロンドン近郊の工業港Ridham Dockにバイオマス発電所を建設すると発表した。同社が国外にバイオマス発電施設を設置するのは初めて。ミュラー社長は政治・法

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