ドイツ自動車部品工業界の動き

独ボッシュ、アウディにブレーキアシストシステム供給

独自動車部品大手のボッシュは、独高級車メーカーのアウディから衝突予知緊急ブレーキシステムを受注したと発表した。高級セダン「A8」の「プレ・センス(pre-sense )」アシストシステム向けに供給する。 \ ボッシュの開 […]

コンチテック、10年は増収増益見込む

自動車部品大手コンティネンタルのゴム・プラスチック部品子会社コンチテック(ハノーバー)のハインツゲルハルト・ヴェンテ社長は20日、ハノーバー国際産業技術見本市(ハノーバーメッセ)における記者会見で、2010年の売上高で前

龍田化学、独プラスチックシートメーカーと技術協力

龍田化学と独シートメーカーのベネッケ・カリコ(Benecke-Kaliko)は22日、自動車用内装表皮の分野で技術協力する契約を締結したと発表した。 \ ベネッケ・カリコの発表によると、同社は技術協力により日系自動車メー

独コンティネンタル、1-3月期に黒字転換

独自動車部品大手のコンディネンタルが28日発表した2010年1-3月期決算(速報値)の営業利益(EBIT)は4億9,400万ユーロとなり、黒字に転換した(前年同期1億6,500万ユーロの赤字)。冬用タイヤの販売好調が増収

BASF、触媒生産を拡大

独化学大手のBASFは22日、触媒部門の国内生産を拡大し、エンジンの試験設備も増強したと発表した。 \ ニーンブルク工場では吸着材と乾燥材の生産ラインを増強したほか、同工場に近い別の工場では大型トラック・バス向けの排ガス

Behr GmbH & Co. KG―同業Mahleが出資の見通し―

自動車部品大手の独Behr(シュツットガルト)に同業Mahleが資本参加する方向で交渉していることが分かった。Mahleのハインツ・ユンカー社長は19日、「Behrの増資に伴い出資する」と発言。Behrのマルクス・フリッ

独ベーア、2009年通期は大幅な減収減益

独自動車部品メーカーのベーアが20日発表した2009年通期決算の売上高は前年比25.9%減の24億6,800万ユーロに落ち込んだ。金融危機による景気後退で大きな影響を受けた北米市場、商用車市場、高級車市場に事業の重点を置

HP Pelzer Holding GmbH―経営陣と伊同業が買収―

自動車部品メーカーHP Pelzer(ヴィッテン)の資本を経営陣3人と伊同業Adlerが16日、米Goldman Sachsを中心とするコンソーシアムから買収した。取引金額は非公開。『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版

Mahle

自動車部品大手のMahleは19日、西欧の従業員1,400人を削減すると発表した。2009年決算が赤字に転落したため、コスト削減措置を強化。ドイツ本国では800人を整理する。09年の最終損益は3億7,900万ユーロの赤字

独WETオートモーティブ、再建計画で合意

経営危機にあるシート用暖房システムメーカーの独WETオートモーティブ・システムズ(オーデルツハウゼン)は6日、再建計画で債権者側と合意したと発表した。英ファンド会社インディゴ・キャピタルとWET経営陣は大株主の投資会社H

独AKSys、消音・シーリング事業の身売り先を決定

昨年倒産した独自動車部品会社AKSys GmbH(ヴォルムス)の管財人は、同社に過半数出資していたミヒャエル・ファイスト氏(Faist ChemTec社長)とプライベートエクイティ会社のハノーバー・フィナンツに消音・シー

独フロイデンベルク、創業以来初の赤字

独複合企業のフロイデンベルクが13日発表した2009年通期決算の最終損益は2億5,000万ユーロの赤字となり、前年の黒字(1億7,600万ユーロ)から業績が大幅に悪化した。世界的な金融・経済危機のあおりで受注が激減したこ

独ドイツ、ボルボとの契約を延長

独エンジン製造大手のドイツは12日、2013年末で終了する予定だったスウェーデンのトラック・重機大手のボルボとの契約を延長したと発表した。中型建機に搭載するエンジンを供給する契約で、規模や取引額などについては明らかにして

独コンチネンタルのNOxセンサー、PACE賞を受賞

独自動車部品大手のコンティネンタルが開発したガソリンおよびディーゼルエンジン向けのNOx(窒素酸化物)センサーがこのほど、米国の2010年PACE賞をプロダクツ部門(欧州)として受賞した。 \ 同センサーは、排ガスに含ま

独エボニック、ハイブリッド部品の接着剤を開発

独複合企業のエボニックはこのほど、コポリアミドをベースとした接着剤「Vestamelt」を開発した。鉄鋼系材料と化学繊維強化ポリアミドを組み合わせたハイブリッド部材の結合に優れた強度や密着性を発揮するという。 \ 自動車

独自動車部品3社の合弁計画を承認

欧州委員会は7日、独自動車部品大手ロバート・ボッシュと独同業ドイツ(DEUTZ)、エーバーシュペッヒャーの3社がディーゼル排気後処理システムで合弁会社を設立する計画を承認した。競争を大きく阻害する懸念はないため。 \ ボ

独エーベルスペッヒャー、バス用空調機器メーカーを買収

自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは1日、米複合企業ユナイテッド・テクノロジーズ(UTC)傘下のキャリアからバス用空調機器メーカーのSUETRAK(本社:レニンゲン、シュツットガルト近郊)を

ワブコとヴュルト、商用車向け診断システムで合弁設立

商用車用のブレーキや安全装置を製造するワブコ(ベルギー・ブリュッセル)と固定金具販売で世界最大手の独ヴュルト・グループ(バーデン・ビュルテンベルク州キュンツェルスアウ)は合弁会社を設立し、4月から営業を開始した。新会社「

Yokohama Rubber

横浜ゴム は3月27日、ドイツのニュルブリンクサーキットに直営ショップ「ヨコハマ・ストアー」をオープンした。面積は300平方メートルで、2ルーム構成となっている。1つは帽子や時計などのオリジナルグッズを販売するほか、製品

独リュッカー、09年は黒字確保

独技術開発会社のリュッカー(ヴィースバーデン)が3月25日発表した2009年通期決算の最終利益は150万ユーロにとどまり、前年の650万ユーロから76.9%落ち込んだ。景気悪化により全部門で受注が減少したことが響いた。営

独レップレ、工作機械部門などを分離へ

独自動車部品・機械メーカーのレップレ(ハイルブロン)は3月29日、リストラ計画を発表した。プレス加工とプラントエンジニアリング事業に経営資源を集中し、工作機械製造部門とサービス子会社を分離、売却する。今回のリストラによっ

独シェフラー、河南科技大と提携

独自動車部品大手のシェフラーは3月29日、中国の河南科技大学(HUST)と提携することで合意した。共同で研究プロジェクトを進めるとともに、専門技術者や研究者を相互に派遣して情報交換や交流を促進する。 \ 今回の提携でシェ

マグナ、カルマンのルーフシステム部門を買収

カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナル傘下のマグナ・カー・トップ・システムズ(CTS)が経営再建中の独ヴィルヘルム・カルマンからルーフシステム部門を買収する。両社が23日、契約に署名したと発表した。欧州では自動

自動車部品業界、今年も厳しい年に=独研究機関

ドイツの私立経済専門大学の研究機関センター・オブ・オートモーティブのステファン・ブラッツェル教授を中心とする調査チームはこのほど、世界の大手自動車部品メーカー500社の2009年の業績を分析したレポートを発表した。ブラッ

BASF

独化学大手BASFの塗料子会社BASFコーティングス は韓国の京畿道安山市にテクニカルセンターを開設する。同センターは2010年半ばに稼働する予定。主に、自動車向けに環境に優しい水性ベースの塗料技術を開発する。独業界紙『

ボッシュとマーレの合弁会社、大型契約2件を受注

独自動車部品大手のロバート・ボッシュとマーレが設立したターボチャージャーの合弁会社ボッシュ・マーレ・ターボ・システムズはこのほど、大型契約2件を受注したと発表した。1件はガソリンエンジンのダウンサイジング向け、もう1件は

独ボッシュ、半導体の新工場を稼働

独自動車部品大手のロバート・ボッシュは18日、ドイツのロイトリンゲンに建設していた半導体工場を稼働させた。新工場では主に、需要拡大が予想されるカーエレクトロニクス向けの半導体チップを生産する。新工場の投資は総額6億ユーロ

独コンチテック、中国企業との取引拡大に意欲

独自動車部品大手コンチネンタルのゴム・プラスチック子会社のコンチテックは中国で現地企業との取引を拡大する計画だ。同社のハインツゲルハルト・ヴェンテ社長は16日付『フィナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙に対し、中

独ZF、新物流センターを開設

独自動車部品大手ZFフリードリヒスハ―フェンの子会社で交換部品の発送などを事業とするZFサービシズ(ZF Services)はこのほど、ドイツのシュヴァインフェルトに建設していた新物流センターを完成させた。同センターはさ

PWO

独自動車部品メーカーのプログレス・ヴェルク・オーバーキルヒ(PWO) は11日、メキシコ工場の売上高が2012年までに2倍の約4,000米ドルに拡大するとの見通しを明らかにした。同工場の既存顧客やPWOのその他の顧客から

ContiTech AG―中国で地元企業向け事業を重点強化―

自動車部品大手Continentalの子会社ContiTech(ハノーバー)は中国で地元資本メーカー向けの事業を重点強化する。地元勢は欧米系の自動車メーカーに比べ成長のスピードが速く同社の事業拡大に大きく寄与すると判断し

独ゲトラグ、ドイツ拠点で700人削減

独トランスミッションメーカーのゲトラグは9日、ドイツ国内の従業員2,700人のうち700人を削減する計画を発表した。欧州自動車販売市場の冷え込みで需要が低迷し回復のめども立っていないためで、2011年末までにルートヴィヒ

独部品メーカー、トラック用排ガス処理で世界首位を視野

排気系自動車部品メーカーの独エーベルスペッヒャー はトラック用の排ガス処理システムで世界首位を目指している。同社の排ガス部門を統括するトーマス・ヴュンシェ氏が明らかにした。排ガスに含まれる有害物質の削減は、エンジンの改良

独ATU、最終赤字が縮小

独自動車修理サービス大手のアオト・タイレ・ウンガー(ATU)が3日発表した2009年通期決算の最終損益は4,700万ユーロの赤字となった。景気悪化で修理・点検費用を節約するドライバーが増えたことに加え、新車買い替え奨励金

Continental

独自動車部品大手コンチネンタル のニコライ・ゼッツァー取締役(乗用車用タイヤ担当)は8日付の独業界紙『オートモビルボッヘ』に掲載されたインタビューの中で、電気自動車用タイヤの開発に取り組んでいると言及した。現時点では特別

独ZF、テレマティクス事業に参入

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは1日、テレマティクス向けのプラットフォーム開発で米半導体大手のインテルと提携すると発表した。車載端末メーカーに関係なく使用できるオープンなプラットフォームアプリケーション(

独ZF、インド進出強化

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは2日、インドの複合企業ヒーロー・グループ傘下のヒーロー・モーターズと合弁会社を設立することで合意したと発表した。現地生産によってコストを引き下げ、急成長が続くインドの小型車

ワイヤーハーネスのカルテル捜査、独ではレオニなど該当

自動車用ワイヤーハーネスの価格カルテル容疑で米日欧の当局が進める捜査で、欧州連合(EU)の欧州委員会が域内の自動車部品メーカーの事務所などへの立ち入り調査を2月24日に実施していたことが翌25日に分かった。ドイツではレオ

独コンチネンタル、2009年は16億5,000万ユーロの最終赤字

独自動車部品大手のコンチネンタルが2月23日発表した2009年通期決算の最終損益は16億4,920万ユーロの赤字となり、前年(11億2,350万ユーロの損失)に続き2期連続の最終赤字となった。景気後退による自動車市場の低

独ノイマイヤー・テクフォア、日本・メキシコ事業を強化

独自動車部品メーカーのノイマイヤー・テクフォアが日本およびメキシコの事業を強化している。2月23日付の独技術情報サイト『ATZ Online』が報じた。 \ 日本では1月13日に子会社ノイマイヤー・テクフォア・ジャパンを

ADAC

全ドイツ自動車クラブ(ADAC)がこのほど実施したタイヤの性能テストで、中国のグッドライド(Goodride)やワンリ(Wanli)など低価格の輸入製品では、濡れた路面の制動距離が最大で70%長くなるなどの恐れがあるとの

独グラマー、黒字転換

自動車内装部品や車両シートの大手メーカーである独グラマーが10日発表した2009年10-12月期決算(速報値)の営業損益(EBITベース)は300万ユーロの黒字となり、前の期(7-9月期)の280万ユーロの赤字から改善し

独レオニ、2009年通期は減収減益

独電線大手のレオニが12日発表した2009年12月通期決算(速報値)の売上高は21億5,900万ユーロとなり、前年の29億ユーロを大幅に下回った。ただ、同社の通期目標(21~22億ユーロ)は達成し、第4四半期(10-12

独エルリングクリンガー、受注回復で時短中止

シリンダーヘッドガスケット大手の独エルリングクリンガーのシュテファン・ヴォルフ社長は4日、2009年通期の売上高が5億7,000万~5億8,000万ユーロとなり、前年比で8~9%減少するとの見通しを明らかにした。営業利益

独マーレ、ベーアの一部事業を買収

独自動車部品メーカーのマーレは4日、独同業ベーア・グループの子会社ベーア・インダストリーの資本の60%を取得すると発表した。取引価格は公表していない。独経済紙『ハンデルスブラット』によると、ベーアは金融危機による自動車市

独ベバスト、カブリオレ事業を強化

独自動車部品メーカーのベバストは、カブリオレ用ルーフ事業の売上高を2015年までに5億ユーロに引き上げる計画だ。自動車用のルーフシステム、空調・冷暖房システムに次ぐ第3の中核事業とする方針。同社のホルガー・エンゲルマン財

Draexlmaier

独自動車部品メーカーのドレクスルマイアー はこのほど、国内で従業員360人を削減する計画を発表した。需要後退を受けた措置で、特に西欧および米国の自動車市場の低迷が打撃となったと説明している。バイエルン州南部のフィルスビー

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