大型発電所計画の過半数に黄信号
ドイツ国内で計画あるいは建設中の大型発電所の半分以上は実現しない恐れがある――。独エネルギー水道産業連合会(BDEW)が13日、明らかにしたもので、現状を放置すると新しい発電所が新設されず、消費電力を自国で賄えなくなる恐 […]
ドイツ国内で計画あるいは建設中の大型発電所の半分以上は実現しない恐れがある――。独エネルギー水道産業連合会(BDEW)が13日、明らかにしたもので、現状を放置すると新しい発電所が新設されず、消費電力を自国で賄えなくなる恐 […]
ドイツ南部のフォーブルクにあるイルシング発電所第4、第5ブロックの運営事業者4社は3月30日、両ブロックの稼働停止を連邦ネットワーク庁と送電事業者テネットに申請したと発表した。再生可能エネルギー由来の電力を優先的に供給す
原子力発電を全廃するとともに再生可能エネルギーの普及を促進するドイツの「エネルギー転換政策(Energiewende)」の進展に伴い問題・課題が数多く出ているなか、所轄官庁の連邦経済省が2つ分野で課題克服に向けた政策方針
エネルギー大手の独RWE(エッセン)にアラブ首長国連邦アブダビ首長国の投資家が資本参加するとの観測が浮上している。ブルームバーグ通信が消息筋の情報として18日報じたもので、増資を引き受けて10%出資する方向という。同社の
エネルギー独最大手のエーオン(デュッセルドルフ)が11日発表した2014年12月期決算の純損益は31億6,000万ユーロの赤字となり、前期の黒字(20億9,100万ユーロ)から大幅に悪化した。赤字の規模は2000年の会社
米投資会社カワ・キャピタル・マネジメントの独ソーラー発電子会社コナジー(ハンブルク)は17日、エネルギー大手の独RWEが投資子会社RWEサプライ&トレーディングを通して同社に資本参加したと発表した。RWEから得た資金を買
電機大手の独シーメンスは14日、エジプト政府からコンバインドサイクル(CC)発電所と風力発電設備を正式受注した。同国は産業強化に向けて電力インフラの拡充を目指しており、シーメンスは同日、電力関係でさらに2件の受注を獲得す
エネルギー大手の独RWE(エッセン)は10日の決算発表で、コスト削減目標を引き上げた。再生可能エネルギーの急増を受けて火力発電の採算が悪化しているためで、2017年までに12年比で年15億ユーロ圧縮するとした従来目標を同
エネルギー大手の独RWEは2日、石油・天然ガス採掘子会社RWE Deaをロシア系投資会社レターワンに売却する手続きをすべて終了したと発表した。同取引に対しては英国政府が反対の意向を示していたが、これを無視する形で売却を強
エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)は20日、イタリアの太陽光発電事業を現地のインフラ投資会社F2iに売却すると発表した。エーオンは組織再編計画の一環で南欧事業から撤退する方針を打ち出しており、今回の取引はこれ
メガソーラーの発電コストが火力発電と同等の水準まで低下しているもようだ。フラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所(ISE)の調査レポートをもとに24日付『ハンデルスブラット』紙が報じたもので、将来的には火力発電より
エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)は12日、商船三井と用船契約を締結したと発表した。液化天然ガス(LNG)事業の強化戦略の一環。エーオンは米パイプライン運営会社ゴルフ・サウス・パイプラインとの間で天然ガスの輸
欧州風力エネルギー協会(EWEA)が10日発表した欧州連合(EU)域内の2014年の風力発電新設容量は1万1,791.4メガワット(MW)となり、前年比で3.8%増加した。陸上風力発電が5.3%増の1万308.1MWと好
洋上風力発電をモジュール方式で設置することを、デンマークのエネルギー大手ドングエナジーが検討している。これまでの設置法では投資コストが高く、発電費用も低くならないためだ。同社のサムエル・ロイポルド取締役(洋上風力発電担当
欧州連合(EU)欧州司法裁判所(ECJ)の法務官は3日、ドイツの核燃料税はEU法に抵触しないとの判断を示した。法務官見解に法的拘束力はないものの、ECJは通常、同見解に沿った判決を下すことから、ドイツの原発事業者がすでに
ドイツ政府は1月28日の閣議で、太陽光発電施設の新規設置を入札によって決める制度の導入を決定した。再生可能エネルギー電力の買い取り価格を引き下げることが狙い。昨年8月に施行された改正再生可能エネルギー法(EEG)に基づく
独風力エネルギー全国連盟(BWE)が1月29日発表した陸上風力発電の2014年国内新設容量は前年比58%増の4,750メガワット(MW)となり、02年に記録した過去最高(3,247MW)を大きく上回った。11年の福島原発
ドイツ機械工業連盟(VDMA)は15日、国内洋上風力発電パークの発電容量(送電を行っているもの)が昨年末時点で1,049.2メガワット(MW)となり、初めて1ギガワット(1,000MW)を突破したと発表した。昨年1年間に
エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)は12日、イタリアの石炭・天然ガス発電所をチェコ同業のEPHに売却すると発表した。昨年11月に打ち出した組織再編計画に基づく措置。取引金額は明らかにしていない。売却手続きは欧
ドイツの太陽光発電業界団体BSWソーラーは8日、蓄電池を保有する国内世帯の数が1万5,000(推定)を突破と発表した。購入に際し助成金を受けられるほか、蓄電池の価格が急速に下がっていることが需要拡大につながっているようだ
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は12月18日、ロシア国営天然ガス会社ガスプロムとの間で取り決めた資産交換を両社の合意で破棄すると発表した。ウクライナ問題を受けて欧州連合(EU)とロシアの関係が悪化したこ
独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は12月29日、2014年の国内発電量(見通し)に占める再生可能エネルギーの割合が25.8%となり、前年の24.1%から1.7ポイント増加したと発表した。再可エネ発電設備が助成政策を
化学大手の独BASFは12月29日、ロシア産天然ガスの輸送プロジェクト「サウス・ストリーム」から子会社ヴィンタースハルが撤退すると発表した。同プロジェクトをめぐってはロシアのプーチン大統領が同月上旬に凍結を表明するなど、
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は12月18日、ロシア国営天然ガス会社ガスプロムとの間で取り決めた資産交換を両社の合意で破棄すると発表した。ウクライナ問題を受けて欧州連合(EU)とロシアの関係が悪化したこ
独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は12月29日、2014年の国内発電量(見通し)に占める再生可能エネルギーの割合が25.8%となり、前年の24.1%から1.7ポイント増加したと発表した。再可エネ発電設備が助成政策を
化学大手の独BASFは12月29日、ロシア産天然ガスの輸送プロジェクト「サウス・ストリーム」から子会社ヴィンタースハルが撤退すると発表した。同プロジェクトをめぐってはロシアのプーチン大統領が同月上旬に凍結を表明するなど、
エネルギー大手のエーオン(デュッセルドルフ)は10日、同社とブラジルの投資家エリケ・バチスタ氏が経営権を共有する現地電力大手ENEVA(旧MPXエネルギア)が会社更生手続きの適用を申請したと発表した。発電所の建設遅延と市
独連邦政府は3日の閣議で、二酸化炭素(CO2)排出削減に向けた新たな実行計画を承認した。従来計画では国内のCO2排出目標を達成できないことが明らかになったためで、削減量を6,200万~7,800万トン上乗せする。政府は目
エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)は11月30日、従来型発電(原子力、石炭、天然ガス発電)など3事業を分社化する方針を明らかにした。電力卸価格の大幅下落などを受けた措置で、今後は経営資源を再生可能エネルギー、
独連邦経済省は11月28日、カナダのスマートフォン大手ブラックベリーによる独ITセキュリティ企業セキュスマートの買収計画を承認したことを明らかにした。セキュスマートはメルケル首相の携帯電話をはじめセキュリティ性能の高い通
連邦環境省は20日、非在来型天然ガスの採掘に関する法原案を関係省庁に送付した。シェールガスの商業採掘を厳しい条件付ながらも容認する内容。バルバラ・ヘンドリックス連邦環境相とジグマール・ガブリエル連邦経済相は7月の時点でシ
保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が再生可能エネルギー向けの投資を大幅に拡大する。低金利を受けて国債などに替わる投資先の拡充が重要になっているためだ。投資子会社アリアンツ・キャピタル・パートナーズ(ACP)のデビッド・
エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)が12日発表した2014年1-9月期決算の最終損益は1,400万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(26億1,100万ユーロ)から大幅に悪化した。ロシア通貨ルーブルの交換レー
連邦統計局が12日発表したデータによると、一般世帯のエネルギー消費量は気温調整後の実質で昨年6,780億キロワット時(kWh)となり、前年比で3.9%増加した。増加は2005年以来で8年ぶり。全体の42%を占める天然ガス
チェコの電力事業大手EPHは、スウェーデン国営エネルギー大手のバッテンフォールがドイツ東部で運営する褐炭採掘・発電事業の買収を検討している。EPHのダニエル・クレチンスキー会長が12日、独子会社のミブラークを通じて当該事
バーバラ・ヘンドリックス連邦環境相は3日、ドイツの二酸化炭素(CO2)排出削減目標を達成するには国内の石炭・褐炭発電能力を引き下げざるを得ないとの見方を示した。現状では削減目標を実現できないとみており、石炭・褐炭発電所の
スウェーデン国営エネルギー大手のバッテンフォール(ストックホルム)は10月30日、ドイツの褐炭採掘・発電事業からの撤退を検討することを明らかにした。同社はスウェーデンの政権交代を受けて二酸化炭素(CO2)の排出削減と再生
ドイツ連邦統計局が10月29日発表した国内製造業のエネルギー消費量は昨年、4,056ペタジュールとなり、前年比で1.8%減少した。最も多く利用されているエネルギー源は天然ガスで、シェア27%を記録。これに電力(21%)、
独建設大手のホーホティーフは16日、洋上風力発電パーク建設事業を提携先のベルギー企業DEMEに売却すると発表した。経営資源を絞り込む方針に沿った措置で、保有するすべてのジャッキアップ船、ポンツーンも含めてDEMEの独子会
独連邦ネットワーク庁は15日、再生可能エネルギー電力向けの助成分担金が今年の1キロワット時(kWh)当たり6.24セントから来年は6.17セントに低下すると発表した。同分担金が低下するのは初めて。天候の関係で再可エネ発電
スウェーデンの国営エネルギー会社バッテンフォールがドイツ政府を国際仲裁裁判所に提訴した。独ガブリエル経済相が連邦議会(下院)の経済委員会で行った発言として野党・左翼党が15日、明らかにしたもので、47億ユーロの支払いを請
ドイツ国内の発電総量に占める製造業の自家発電の割合は昨年8.9%だったことが、連邦統計局が16日発表したデータで分かった(統計の対象は発電能力1メガワット以上の設備)。2005年から13年までをみると、同割合は10年と1
エネルギー大手の独RWEが石油・天然ガス採掘子会社RWE Deaをロシア系投資会社レターワンに売却する計画が宙に浮いているもようだ。英『ファイナンシャル・タイムズ』紙が15日報じたもので、英国のエネルギー相は対ロ制裁強化
液化天然ガス(LNG)発電設備を搭載したバージ(重い貨物を積んで港湾内を航行する平底の被けん引船)が18日、ハンブルク港に登場した。同タイプのバージは世界初。同港に停泊するアイーダ・クルージズ社の大型クルーズ船に電力を供
北アフリカと中東にメガソーラーなどを設置し、電力を欧州に輸送するデザーテック計画の実行機関DIIは14日、今後は事業を会員企業向けのサービスに絞り込むことを明らかにした。これにより送電プロジェクトのとん挫が確定したことに
政府系の省エネ・再生可能エネ研究・促進企業であるDenaは7日、揚水発電などの蓄電設備は再生可能エネルギーの普及促進に向けてドイツが推し進める「エネルギー転換政策」に必要不可欠だとする提言を発表した。蓄電技術は同政策にと
スウェーデン国営エネルギー大手のバッテンフォールが独東部で計画している褐炭採掘事業の拡大を中止する公算が高まっている。3日に成立したスウェーデンの新政権が環境重視のエネルギー政策方針を打ち出し、中道右派の前政権が進めてき
エネルギー大手のRWEは2日、独エッセンにある本社ビルを米不動産ファンド、アメリカン・リアルティ・キャピタル・グローバル・トラスト(ARC)に売却したうえで借り受けること(リースバック)で合意したと発表した。取引金額は非
エネルギー大手の独エーオンは1日、国(連邦)とニーダーザクセン州、バイエルン州を相手取って損害賠償請求訴訟を起こした。福島原発事故直後の3カ月間、老朽化した原子力発電所の稼働停止を命じられたことで発生した損害の補償を求め
洋上風力発電所の建設がドイツでようやく本格的に進展する見通しだ。これまでは経験がないことから思わぬトラブルが発生し、建設プロジェクトの遅延が相次いでいたが、そうした問題の解決を通してノウハウを獲得。発電大手バッテンフォー