東欧市場における日系企業の動き

繊維製品大手モゴテックス、伊藤忠と提携交渉

ベラルーシの繊維製品大手、モゴテックスが伊藤忠商事と業務提携で交渉している。現地国営通信社ベルタが4日、マチエヴィッチ社長の談話として報じたところによると、2月末に伊藤忠の社員が同社工場を訪問した際に、日本市場での販売や […]

ハンガリー新車登録、2月は18%増

英自動車市場調査会社のJATOダイナミクスがまとめたハンガリーの2月の新車登録台数は7,156台となり、前年同月に比べ18%増加した。内訳は乗用車が5,914台、3.5トン以下の小型商用車は31%増の1,242台だった。

日本発条、ハンガリーで現地生産

自動車部品製造の日本発条(ニッパツ)は3日、ハンガリーに自動車用懸架ばねの生産会社を設立すると発表した。欧州における受注増加に対応する措置で、コイルばねとスタビライザを供給する予定だ。 新会社「NHKスプリング・ハンガリ

武田薬品、トルコ製薬大手ノイテックの子会社を買収

武田薬品は24日、トルコ同業のノイテックから子会社トプラムカリテを最大3億トルコリラ(約145億円)で買収すると発表した。トプラムカリテの持つ医薬品13製品を取得して販売品目を増やし、トルコ市場における地位の強化と事業拡

ベラルーシ、日本からの投資に期待

ベラルーシのマチュシェフスキ副首相は18日、日本からの直接投資拡大への期待を示した。丸紅の吉田亙顧問と会談した後に国営通信社ベルタに語ったもので、日本との提携の可能性は大きく、同国の外交政策の重点として力を入れるとしてい

マジャール・スズキ、3月から新型ビターラ生産

スズキのハンガリー子会社マジャール・スズキは11日、SUV「ビターラ」の新モデルを3月から生産すると発表した。ヴィクトリア・ルスカ広報部長によると、新モデルへの設備投資の内容は後日公表される。同社は昨年11月、新型「ビタ

明星電気、トルコから小型気象観測機器1万台を受注

IHI子会社の明星電気は16日、トルコから天気予報などに使われる小型の新型気象観測機器を1万台受注したと発表した。トルコ国内10カ所に地上受信局を設置し、今年7月から出荷を開始する。 明星電気によると、トルコ森林・水資源

日本とウクライナ、投資協定締結

日本外務省は5日、日本とウクライナ政府が「投資の促進及び保護に関する日本国とウクライナとの間の協定」(日・ウクライナ投資協定)を締結したと発表した。投資家の権利を保護することで日本からの投資を促進し、親ロシア派勢力との戦

みずほ銀がウィーン支店を開設、中東欧事業を強化

みずほ銀行は1月27日、今年半ばまでにウィーンに支店を開設すると発表した。中東欧事業の強化が狙い。すでに現地で事業を展開する日系企業に加え、投資促進機関との協力を通じて新たな進出企業を顧客に取り込みたい考えだ。 みずほ銀

矢崎総業、ルーマニア新工場の採用開始

矢崎総業が年内稼働を予定するルーマニア東部のブライラ工場で採用が始まっている。募集内容によると、エンジニア、整備士、電気技師、運転手、IT専門家、溶接工などを約3,000人雇用する見通しだ。 以前の発表によると、投資額は

京セラ、トルコに機械工具販売の合弁会社を設立

京セラは26日、トルコ・イスタンブールに機械工具の販売・顧客サポートを行う合弁会社を設立すると発表した。大手自動車メーカーの現地生産が拡大し、工具需要が増加すると見込んでの判断だ。京セラがトルコに会社を設けるのはこれが初

豊田通商、トルコに電磁鋼板加工会社を設立

豊田通商は27日、トルコ北西部のブルサ県に電磁鋼板の加工会社を設立したと発表した。来月中旬から商業生産に入り、トルコ国内および欧州など周辺国への販売を開始する。 新会社の名称はテクノ・スチール・プロセッシング・ターキー(

エストニア、乳製品の対日輸出を狙う

エストニアのアンネ・スリング貿易企業相は20日、訪問中の日本で丸紅の食品事業重役らと会談した。エストニアの乳製品対日輸出契約の締結に向けたもので、交渉はかなり進展しているもようだ。 スリング貿易企業相は、「エストニア乳製

エストニア航空、ANAと提携か?

国営のエストニア航空が全日本空輸(ANA)との提携を検討しているもようだ。『バルチックビジネスニュース』誌が26日、来日中のアンネ・スリング同国貿易企業相の発言として報じた。 スリング貿易企業相は記者会見で「(エストニア

タカタ、ハンガリー工場で試験操業

自動車用安全システムメーカーのタカタは、ハンガリー北西部ミシュコルツの新工場での試験操業を16日までに開始した。エアバッグを年間400万個生産し、欧州自動車メーカーに供給する計画で、現在300人の従業員数は最大1,000

アルパインがハンガリー工場の生産能力倍増

自動車用AV機器やカーナビゲーションを製造するアルパインが、ハンガリーのビアトルバージュ工場を拡張する。同国のシーヤールト外務貿易相が15日に明らかにしたもので、需要増に対応する狙いという。 ビアトルバージュ工場に生産ラ

横浜ゴム、ロシアで新車装着用タイヤの生産開始

横浜ゴムは15日、ロシア現地法人のLLCヨコハマR.P.Z.が新車装着用タイヤ(OEタイヤ)の生産を昨年11月に開始したと発表した。すでに日産自動車の現地法人、日産ロシア向けに納入を行っている。 今回のOEタイヤ生産は日

トヨタ、トルコの生産能力を増強

トヨタ自動車はトルコ北西部のアダパザル工場の生産能力を増強する。同国の投資インセンティブ制度を活用し、11億トルコリラ(約4億7,000万米ドル)の資金を調達して実施する。トルコ投資庁が6日発表した。 トヨタの現地法人に

マジャールスズキ、2万5千台をリコール

スズキのハンガリー子会社マジャールスズキは、同国エステルゴム工場で生産した3モデルに対しリコールを実施する。対象車両は合計2万4,700台。同社のヴィクトリア・ルスカ広報担当がこのほど明らかにした。 リコール規模がもっと

武蔵精密工業、ハンガリー工場を拡充

自動車部品メーカー、武蔵精密工業のハンガリー子会社はこのほど、エルチ工場の生産能力を拡充すると発表した。デファレンシャルの新生産ラインに4億ユーロを投じ、2017年から稼働する。主にBMW向けに生産し、10年内に年産能力

デンソー、トルコの空調・冷凍機メーカーに出資

デンソーは12月26日、トルコの空調・冷凍機メーカー、ディー・ジェイ・クール(イズミール)に50%出資したと発表した。欧州でのバス・農建機用エアコン並びに冷凍機事業の強化が狙い。 ディー・ジェイ・クールはサウジアラビアの

東洋鋼鈑、トルコ合弁工場が着工

トルコの製鋼会社トスヤル・ホールディングと東洋鋼鈑の合弁工場が3日、トルコ南部のオスマニエで着工した。投資規模は5億米ドル超で、来年秋に生産を開始する見通しだ。トルコは高付加価値の平鋼製品の国産化で貿易赤字の圧縮を狙う。

住友化学のポーランド子会社、欧州市場にDPF出荷

住友化学は15日、同社のディーゼルエンジン車用すす除去フィルター(DPF)が欧州で発売される乗用車向けに採用されると発表した。100%子会社の住化セラミックスポーランドで生産し、来年から出荷する。 採用されるのは、チタン

ルノー・日産とアフトワズ、ロシア購買活動を統合

ルノー・日産アライアンスは15日、ロシア子会社のアフトワズと同国における購買活動を統合すると発表した。現行の合弁購買会社CPOをルノー日産の子会社として改組し、来年1月、新しい合同購買組織「アフトワズ・ルノー・ニッサン・

三菱電機がロシアに現地法人設立

三菱電機は5日、ロシアに総合販売会社「三菱電機ロシア(LLC)」を設立し、業務を開始したと発表した。ロシアと周辺国で空調冷熱事業やファクトリーオートメーション(FA)システム事業を強化し、2015年度の売上高で100億円

スズキのハンガリー工場、年末まで操業を短縮

スズキのハンガリー子会社であるマジャール・スズキはこのほど、年末まで操業短縮を継続すると発表した。生産モデル変更によるもので、来年初めには従来の2交代制に復帰するという。現地経済紙『ナピ・ガズダシャーグ』が14日付で伝え

トルコ・シノップ原発、23年に操業開始

三菱重工業の宮永俊一社長は14日、トルコの黒海沿岸シノップに建設される同国第2の原子力発電所が、2023年までに運転を開始できるとの見通しを明らかにした。同原発の建設は同社が昨年、伊藤忠商事、仏GDFスエズと共同で、22

スズキのハンガリー工場、年末まで操業短縮

スズキのハンガリー子会社であるマジャール・スズキはこのほど、北西部のエステルゴム工場で年末まで操業短縮を継続すると発表した。生産モデル変更によるもので、来年初めには従来の2交代制に復帰するという。14日付の現地経済紙ナピ

JTI、欧州製造拠点を東欧地域へ移管

日本たばこ産業(JT)の国際部門JTインターナショナル(JTI)は7日、欧州のたばこ製造拠点を東欧地域に移管する計画を発表した。長引く不況やたばこ税増税による欧州市場の縮小に対応し、業務の効率化を図る。 計画では16~1

米ウエスチングハウス、チェコ政府に原発計画への出資を提案

東芝の米国子会社であるウエスチングハウスが、チェコ政府に対して原発プロジェクトへの出資を提案した。資金調達が計画実施の障害の一つとなっていることに着目し、解決策を提示することで受注機会を拡大する狙い。ウエスチングハウスの

日本たばこ、欧州製造拠点を東欧に移管

日本たばこ産業(JT)の国際部門JTインターナショナル(JTI)は7日、欧州のたばこ製造拠点を東欧地域に移管する計画を発表した。長引く不況やたばこ税増税による欧州市場の縮小に対応し、業務の効率化をはかる。 計画では16~

味の素、冷凍餃子生産でポーランド社と合弁

味の素は6日、ポーランドの生産委託先であるヤボと冷凍餃子を生産する合弁会社を設立したと発表した。戦略市場の一つである欧州で開発・生産体制を整え、事業を強化する狙い。欧州事業の2016年度の売上高を昨年度の約17億円から約

味の素、冷凍餃子生産でポーランド社と合弁

味の素は6日、ポーランドの生産委託先であるヤボと、冷凍餃子を生産する合弁会社を設立したと発表した。戦略市場の一つである欧州で開発・生産体制を整え、事業を強化する狙い。欧州事業売上高を、昨年度の約17億円から2016年度に

パナソニック、スロバキア工場を閉鎖

パナソニックがスロバキア工場を閉鎖し、チェコ工場に生産を移管する。販売減が理由だ。 閉鎖するのはスロバキア東部のクロムパシ工場で、年末から生産を順次停止し、来年5月までに閉鎖する。 墺業界紙『インダストリーマガジン』が6

タカタ、ハンガリー政府と戦略的提携

自動車部品のタカタは16日、ハンガリー政府と戦略的パートナーシップ協定を締結した。同国北部ミシュコルツでの新工場稼働を控え、政府が同社の投資を重視していることを改めて確認した形だ。政府高官によれば、協定締結はハンガリーを

フコク、チェコに欧州生産拠点を設置

自動車部品のフコクが欧州初の生産拠点をチェコに整備する。チェコ投資庁(チェコインベスト)が5日明らかにしたもので、来年初めからラバー・樹脂部品の生産を開始する。投資額は6,000万コルナ(220万ユーロ)。 ドイツ国境か

クロアチア火力発電所建設、丸紅などが優先交渉権を獲得

クロアチアの国営電力会社HEPは2日、プロミン石炭火力発電所の拡張事業の発注について、丸紅と仏アルストムからなる企業連合に優先交渉権を付与した。交渉で詳細を詰め、来年初めに契約する予定だ。総工費は8億ユーロに上る見込み。

クロアチア発電所拡張、丸紅などが優先交渉権獲得

クロアチアの国営電力会社HEPは2日、プロミン石炭火力発電所の拡張事業の発注について、丸紅と仏アルストムからなる企業連合に優先交渉権を付与した。交渉で詳細を詰め、来年初めに契約する予定だ。総工費は8億ユーロに上る見込み。

ウラジオストクに自動車産業経済特区の構想が浮上

ロシア経済紙『コメルサント』の報道によると、ロシアのメドベージェフ首相はこのほど、ウラジオストクに経済特区を創設する構想を発表した。同構想には日本の自動車メーカー「マツダ」がすでに関心を寄せており、組み立て工場の設立が検

川崎重工、トルクメニスタンでGTL設備を受注

川崎重工業は8月27日、トルコの建設会社ルネッサンスと共同で、天然ガスを原料にガソリンを製造するガス・ツー・リキッド(GTL)設備を受注したと発表した。トルクメニスタンの国営ガス公社トルクメンガスに納入するもので、契約金

川崎重工、トルクメニスタンでGTL設備を受注

川崎重工業は8月27日、トルコの建設会社ルネッサンスと共同で、トルクメニスタンの国営ガス公社トルクメンガスから天然ガスを原料にガソリンを製造するガス・ツー・リキッド(GTL)設備を受注したと発表した。受注額は約1,500

三菱商事、トルクメニスタンで大型肥料プラントを受注

三菱商事は19日、三菱重工とトルコの建設会社ギャップ・インシャート(GAP)と共同で、トルクメニスタンの国営化学企業トルクメンヒミヤから大型肥料プラントを受注したと発表した。受注総額は約13億米ドル。2018年6月に生産

丸紅、ルーマニアの火力発電プロジェクトで合弁

ルーマニア国営の公益企業ブカレスト電力(エルチェン)は29日、丸紅とガス火力発電所建設プロジェクトで合弁契約を結んだと発表した。投資総額は約1億7,000万ユーロ(2億2,840万米ドル)。丸紅が90%、エルチェンが10

日立のリトアニア原発建設が大きく前進

日立製作所は7月30日、リトアニア北部のビサギナスに原子力発電所を建設する計画を推進していくと発表した。国民投票で過半数が反対票を投じたことから凍結状態となっていたが、同国政府がゴーサインを出したため建設に向けて始動。同

ポーランド石炭大手KW、発電所建設で三井物産と契約

ポーランドの石炭大手コンパニア・ヴェングロヴァ(KW)は23日、三井物産と石炭火力発電所の建設契約を締結したと発表した。同国南部のボラ近郊にあるチェツォット鉱山跡地に設置する。今後、詳細を取り決め2016年に着工する予定

丸紅、ロシア港湾大手から石炭搬出設備を受注

丸紅は16日、三井三池製作所と共同でロシア最大手の港湾会社JSCボストチヌイ・ポート(JSC)から港湾向け石炭搬出設備を受注したと発表した。契約規模は35億ルーブル(約103億円)で、来年11月中旬までの納入が予定されて

三菱日立パワー、ポーランドで火力発電所受注

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は17日、欧州2社と共同でポーランド最大の国営電力会社ポルスカ・グルパ・エネルゲティチュナ(PGE)から褐炭焚き火力発電所の建設を受注したと発表した。取引総額は約1,100億円。同発電