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2010/11/5

企業情報 - 自動車メーカー

VW、南ア工場からの輸出拡大

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲンは南アフリカ工場からの輸出を強化する。2010年は当初、5万5,000台を輸出する予定だったが、先ごろ7万5,000台に引き上げた。10月末には「ポロ」と「クロスポロ」を計3,141台積ん […]

独自動車大手のフォルクスワーゲンは南アフリカ工場からの輸出を強化する。2010年は当初、5万5,000台を輸出する予定だったが、先ごろ7万5,000台に引き上げた。10月末には「ポロ」と「クロスポロ」を計3,141台積んだ輸送船がポートエリザベスからドイツのエムデン港に向けて出港している。

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輸出拡大は、南アフリカのユイテンヘーグ工場で生産する「クロスポロ」の欧州販売が好調であることが主因。エムデンに到着した車両はさらに、英国やチェコ、ポーランド、スイスなど欧州17カ国に輸送される。

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VWは「ポロ」を世界戦略車として位置づけており、仕様を若干変えて世界各国で販売する戦略だ。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、VWは新興国市場向けに「ポロG」(G:グローバルの頭文字)の開発を進めている。同モデルでは部品の現地調達率を可能なかぎり高める方針という。

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現在、「ポロ」は主にスペインのパンプローナ工場で生産されている。

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