自動車部品製造の日本発条(ニッパツ)は3日、ハンガリーに自動車用懸架ばねの生産会社を設立すると発表した。欧州における受注増加に対応する措置で、コイルばねとスタビライザを供給する予定だ。
新会社「NHKスプリング・ハンガリー(仮称)」は北西部・スロバキアとの国境沿いにあるコマーロムに設置する。資本金は1,000万ユーロ(1億3,500万円)。今年12月に生産を開始し、2020年にはコイルばね350万本、スタビライザ120万本を出荷する計画だ。
ニッパツは昨年、欧州事業の拠点としてオランダに持ち株会社を設立した。ハンガリーの新会社もオランダ社が管轄する。