欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/3/9

西欧

ヘンケル、14年は小幅増益

この記事の要約

独化学大手ヘンケルが4日発表した2014年12月通期の純利益は16億2,800万ユーロとなり、前期から2.5%増加した。ウクライナ問題を受けて東欧事業は低迷したものの、ドイツや中国などの事業が好調で、小幅ながら増益を確保 […]

独化学大手ヘンケルが4日発表した2014年12月通期の純利益は16億2,800万ユーロとなり、前期から2.5%増加した。ウクライナ問題を受けて東欧事業は低迷したものの、ドイツや中国などの事業が好調で、小幅ながら増益を確保した。

売上高は0.4%増の164億2,800万ユーロ。売上高営業利益率(EBITベース、調整済み)は15.4%から15.8%に上昇した

ヘンケルは昨年、4番目に大きな市場であるロシアの景気悪化と同国通貨ルーブルの急落に苦しんだ。ロシア事業は15年12月期も営業利益を約1億ユーロ押し下げる見通しという。

15年12月期は為替と事業売却・買収を除いたベースで5%の増収を見込んでいる。