2010/8/4

ポーランド

ポーランド、財源不足で道路整備に遅れも

この記事の要約

めぐり、財源問題が浮上している。現地経済紙『プルス・ビズネス』が同国議会のピエヒチョンスキ社会基盤委員の談話として報じたところによると、1,200億ズロチを超える資金が不足しているという。これにより、いくつかの区間では建 […]

めぐり、財源問題が浮上している。現地経済紙『プルス・ビズネス』が同国議会のピエヒチョンスキ社会基盤委員の談話として報じたところによると、1,200億ズロチを超える資金が不足しているという。これにより、いくつかの区間では建設が遅延・中止される可能性が出てきた。ピエヒチョンスキ委員は9月までに同問題に関する報告書をまとめる予定だ。

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ポーランド政府は2012年にウクライナと共同で開催するサッカー欧州選手権に向けて、交通インフラの整備を急いでいる。今年だけでもすでに全長350キロメートルの道路建設を129億ズロチで発注した。ただ、経済危機を背景に、キロメートル当たりの建設費は平均3,660万ズロチと1年半前に比べて30%前後安くなった。これにより国の負担はいくらか和らいでいる。

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最近では独ビルフィンガー・ベルガー率いる企業連合がワルシャワ環状道路の12.6キロ区間を20億ユーロで受注した。また、アイルランドのSIACコンストラクションは、クラクフとジェシュフを結ぶ高速道路35キロ区間を4億5,000万ユーロで受注した。(1PLN=28.35JPY)

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