チェコの企業・経済情報大手CEKIAによると、同国の2010年1-6月の会社設立数は1万2,644件で、前年同期を10％上回った。雇用市場の冷え込みを背景に、失業者の起業が増えているのが理由だ。このペースが続くと、通年での設立数が過去7年間で最高だった07年の2万5,030件を上回ると予測されている。
\企業形態別では有限会社が95.4％、株式会社が4.6％だった。中小企業では、設立条件が緩く、手続きが簡単な有限会社の形態をとるケースが多い。株式会社の設立数は過去7年間、減少傾向にあり、CEKIAでは今後、中小企業によるチェコ経済への貢献度が高まるとみている。
\業種別に見ると、卸売と不動産の2業種だけで全体の43％を占めた。サービス業と建設業を合わせると60％を超える。登録所在地別では、プラハが5,718件で全体の半分近くを占め、南モラヴィア（1,298件）、モラヴィア・スレスコ（926件）、中央ボヘミア（817件）も多かった。
\今年6月末現在のCEKIAデータベースの登録会社数は33万2,554社で、このうち有限会社が30万8,784社（92.9％）、株式会社が2万3,770社（7.1％）だった。
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