2011/1/12

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア、自動車環境税引き上げ

この記事の要約

ルーマニアで今月1日から自動車環境税が改正された。二酸化炭素(CO2)排出量が多い中古輸入車の増加を抑制するため、車齢が10年を超える車両の負担が大幅に引き上げられたほか、欧州排ガス規制ユーロ5対応車への免税措置が撤廃さ […]

ルーマニアで今月1日から自動車環境税が改正された。二酸化炭素(CO2)排出量が多い中古輸入車の増加を抑制するため、車齢が10年を超える車両の負担が大幅に引き上げられたほか、欧州排ガス規制ユーロ5対応車への免税措置が撤廃された。

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税額は車齢、二酸化炭素(CO2)排出量、排気量により決定される。車齢20年で欧州排ガス規制に対応していない排気量3,200ccの車両の場合、税額は3万432ユーロと最も高くなる。ユーロ3対応車では、排気量3,200ccの車両で車齢5年の場合は1万2,778ユーロ、6年では1万1,748ユーロ。ユーロ4対応車は排気量が1,400ccで車齢1年の場合は787ユーロ、3年では651ユーロ、排気量2,000ccで車齢2年では2,742ユーロとなる。ユーロ5対応車については、排気量1,100ccの車両で新車の場合は40ユーロ、車齢2年で50ユーロ。排気量3,000ccの新車で1,133ユーロに設定されている。このほか、バス・トラックではユーロ5対応の1,461ccの新車で73ユーロ、ユーロ4対応で車齢3年の場合1,260ユーロとなる。

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2010年にルーマニアに輸入された中古車は1万2,000台で、うち半数以上が製造後10年を超えていた。

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